見出し画像

身近な人とのコミュニケーションに潜む落とし穴

こんにちは。禅聴者冨ヶ原です。


さて、本日は身近な人とのコミュニケーションに潜む落とし穴について書こうと思います。

本題に入る前に、そもそもコミュニケーションとはなんぞや?と改めて考えてみました。

広辞苑では、「社会生活を営む人々の間で行う知覚・感情・思考の伝達」と書いてあります

要は、人間の五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)という目に見え触れて感じるものと、目に見えないが心が感じるものと頭を働かせ考えるものの伝達ということです。


まあ、ちょっと難しく面倒な文にがなりましたが。簡単に言うと心身共に全力で伝え合うということだといます。


だからコミュニケーションの真髄の「聴く」ということは、全心身を使って行うことなのです。


では、本題に入りますね。

身近な人とのコミュニケーションに潜む落とし穴というのがどういうことかと言うと

「互いに相手を知っているという過信」が生まれやすいということです。


もちろん、近しい人とほどコミュニケーションが深い人もたくさんいるでしょう。

しかし、夫婦・友人・職場・親子など普段あたりまえのように過ごし、当たり前のようにコミュニケーションを取っている、そんな「無意識化」の時に発生しているのです。


これを世の中では「近接コミュニケーション」と言っています。


ググれば事例を書いてくれている人がたくさんいらっしゃるのでぜひそちらを参考に 笑


確かに親しい中で、みなまで言わなくても意思疎通ができるというのは素晴らしいことです。

ただそこに「過信」というものが入ってくるとこれまた逆効果になるのです。


「えっ!?そんなつもりじゃなかったのに」

「えっ!?わかってくれていると思ってたのに」

「えっ!?なんで?なんで?」

といったコミュニケーションエラーが発生します。

そうなるとどうでしょう、人間の心理として不信感が沸いてきます。

信頼度が高ければ高いほど不信感はすぐさま大きく心に広がり自ずと距離を置くようになってきます。

この「過信」が、身近な人ほどコミュニケーションエラーに繋がりやすいのです。


では、このエラーをできるだけ避けるにはどのようにすればよいか。

それはたった二つを意識すること。
「たった」ですが、この意識が習慣化するまでには時間を要します。

その二つとは、「諸行無常」「聴く力」です。

諸行無常とは、世の中にあるすべてのモノゴトは常に変化し同じ状態でとどまっている物は無いということです。
目に見えるモノや目に見えない状態のコトもです。

ここで言う近接コミュニケーションに紐づけてみると、相手の感情や環境は常に変化しているということ。

例えば、

・昨日はじっくりと時間をかけて話を聴いてくれた。→今は時間に余裕がない状態でゆっくり話を聴く状態ではない。

・今までは出かけるには車が一番便利という価値観だった。→今は車より電車のほうが楽という価値観。

・今まではあなたの意見に全て同意していた。→今は自分の意見を発することを心掛けている。

このように人も環境も常に変化するのです。
今までこうだったから今もそうでしょは自分勝手な解釈に過ぎないのです。

身近な間柄ならこれらの変化を察することもできるかもしれません。

しかし、察するはあくまでも自己判断にすぎないということを理解していれば「え!?なんで?」という気持ちは避けられるのです。

では、どうすればその変化を知ることができるか。

そこで「聴く力」の出番なのです。

相手の話を聴く。
その中に相手の環境や価値観などの変化を知るヒントが必ずあるのです。

普段無意識にコミュニケーションを取っている中でも、相手に意識を向け話を聴き向き合っていればちょっとした変化にも気づくことができるのです。

*禅聴者セミナー定期開催中です!!
上記ホームページ「お知らせ」よりご覧ください


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?