見出し画像

考える力の育成:4つの質問で思考力を 身に付ける

こんにちは。禅聴者冨ヶ原です。

今年の冬は、雪の心配がなく過ぎて行くかと思っていましたが
いよいよ明日は関東でも雪予報。
あまり積もらなければ良いのですが・・・。


さて、今朝のFacebookとInstagramのリールで上げた

「考えるクセがない人に聴く聴き方として、先ず相手の思考スイッチをONにしてあげよう」

について書きたいと思います。

先に申しておきますが、私は「禅聴者」であり「業務改善コンサルタント」でもあります。

ですので、今回はこの両面の視点の中から書きますね。

私自身、仕事柄たくさんの人の話を聴きます。
お相手は、立場や年齢や性別多種多様です。
たくさんの人のお話を聴く中で、すぐ分かる事があります。

それは、その人が常日頃「考えるクセ」を持っているかどうかです。

考えるクセ?

それはなんぞやと思うかもしれませんね。

まぁ、文字通り日頃から考えることをしているかどうかということです。

先程申しました「禅聴者」と「業務改善コンサルタント」として書きますと

例えば、取材にて初めてお話をお聴きする相手に唐突に
「ご自身の業界や社内または業務内容で現在抱えている課題は何でしょう?」と質問をしたとします。その応えとして私の経験上大抵このようなパターンに分かれます。


パターンA:「そうですね、コロナ前と環境が激変したので今までとはまた違った戦略を立てなければならないと私自身とても感じています。現在、社内の取り組みで社員一丸となって新たなアイデアを出し合いチャレンジをしているがなかなか成果が見えにくいのが課題ですね。」

という、ある程度具体的なお応え。


パターンB:「えー・・・・・・ そうですね、今世の中全体に物価も上がっていますから、なかなか厳しいですよね。」

という、とても抽象的な応え。


パターンC:「あーー、そういう内容でしたら部長の方が詳しいので・・・」

という、自分の意見さえ出ない応え。

もうおわかりですよね。

A以外は考えるクセが非常に低い人です。

ご自身が身を置いてる業界、会社、業務すべてに対して他人事なのです。

自分の仕事は何なのか。

世の中にどのような影響を及ぼしているのか。社会の何に貢献しているのか。
会社は競合他社と比べてどうなのか。
お客様のお困り事にしっかり対応できているのか。
自分の業務は社内のどの位置にいて他部署とどのような関りがあるのか。
自分の業務は何のために行っているのか。

こういったことを考えて仕事をしているか、それともただ目の前にある業務をこなしているだけなのか。

どういった意識のもとでいるのかで仕事の効率化然り、成長、業績、はたまた人生が変わってくるのです。


では、考えるクセが低い人に自己認識をしてもらうための聴き方を一例としてお伝えしましょう。


[自己認識を深める質問事例]

1. 思考のスイッチON

 「今、〇〇さんがお困りになっていること、不安に感じていることはどのようなことでしょうか?」

 会社や業界といった広い範囲ではなく、「自分自身のことだけを考える」  焦点を当て、相手の「考える」というスイッチをONにしてあげましょう。

2. 見える化

  「そのお困り事が生じている原因を挙げるとしたら、どのような事が挙げられますか?」

考える力が低い人は、ぼんやりとモヤがかかったように困り事の原因が見えていないことが多いです。ですので、モヤの中からハッキリと見えるように引き出し自分で認識してもらいましょう。

3. 優先順位

 「それらの中で、〇〇さんが一番影響が大きいと感じることは何でしょう。」

ぼんやりと過ごしていると、未解決としてきたことがたくさんあります。ですのでモヤの中から手探りで引き出してくると、あれかな?これかな?というのが幾つか出てくるのです。その中で優先順位を付けさせていくと、潜在的な部分が顕在化されて来るのです。

4. 方向性

 「もし、そのお困り事が解決できる方法があるとしたら、どのような事が考えられますか?」

はい、困り事要は課題が表面化し優先順位が付いたところで、それをどのようにしていきたいか、方向性を明確にして目標を持たせることが出来ます。


あくまでも質問の一例ですが、このような考えが習慣化されるとぼんやりモヤの中でただなんとなく過ごすのではなく目標、やるべきこと、成長がとても明確化になり生産性も上がるのです。

このような自己認識の仕方はもちろん仕事だけにかぎったことではありません。
日々の生活の中でも、自分の人生を見つめるなかでもとても役立つ手法です。

ぜひ、なんとなく過ごすのではなく「考える力」を身に付けて丁寧に生きていきましょう。

#生き方 #考える力 #聴く力 #ビジネス #自己認識 #経営 #生産性 #売上げ #聴き方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?