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エッセイ:~202112

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タイトルが自由律俳句(のつもり)のカジュアルなエッセイです。
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2021年3月の記事一覧

年に数回のスーパーラッキーデーに何をする?

知ってました? 本日2021年3月31日は、天赦日と一粒万倍日が重なる最高に運気の良い日らしい。 この幸運な日は、今年は3日しかない。 ちなみに、このラッキーデーでは何か新しいことを始めると良いとのこと。 この日始めたことはうまくいきやすいんだって。 あとはお財布を新調したり。お金貯まるんだろうね。 なんてことを知ったのは年明け頃。 こういうの、話題になるものよね。 聞いたときは「なにそれ!?私も何かしなきゃっ」って思って律儀にメモしていたんだけど、いざその日が近づいてきて

近くにウグイスがいるぞ

「ホーホケキョ」 とはっきりくっきり聞こえた。 ソロライブみたいに響き渡っていた。 この近くに鶯がいるみたいだ。 こんなに綺麗に聞こえるのなんて、いつぶりだろうか。 なんだか田舎を思い出す。 周りに自然が少なかったのか、自然に目を向けることを忘れていたのか、どちらか分からないけど、ここ最近やけに周囲の自然が気になる。 意識して周りを見るとたくさんの植物があって、動物や虫がいて、季節も天気も日ごとに変化していくのが分かる。 これから夏がくる。 夏は虫たちが元気になる季節。

適当に働こうと思って始めた仕事が一番長続きしている

これね。 いろいろ思うところあるけれど、今みたいな仕事が今の自分に合っているのかもしれない。 これまで何度か転職していまして。 まあそれは自分の意思で転職してるし、職歴があかないように計画的に転職活動をしていたので問題はなかったんだけど。 それでも何度か繰り返していると、これでいいのかなあと思うように。 職場を変えると新しい場所でゼロからはじめて、刺激的で楽しさも感じるんだけど、それも繰り返していると飽きてくる。 そして振返ると何も積み上げてこなかったことに気づく。 あと

気分が上がるからとネイルに力を入れていた時期をありました

仕事はずっとデスクワークだった。 新卒から今もずっと。 パソコンに向かって毎日8時間労働して、かつては残業も毎日数時間していたからずーっと同じ体勢。 そうなると視界に入るのがほとんどパソコンの画面なわけで。 当時ジェルネイルが流行ってきた頃なのかな。 初めては友達とホットペッパーで見つけたお店で。 ピンクのグラデーションで、キラキラのストーンを薬指につけてもらったのを覚えている。 仕事は好きではなかったから、その他のことでストレスを発散していて、買物とか食事とかにお金をつ

雷も嵐も、今では怖さよりワクワク感が勝るのに

今年はけっこう天気が荒れてるよね。 少し前にものすごい雷が鳴ってたし、日曜は朝から雨でたまに来る突風の音にびっくりした。 そういえば毎年大雪で電車が止まるのに、今年はなかった。 小さい頃は大雨でも音が怖くて布団を頭までかぶっていた。 なのに今は雷の光の筋が見たくてカーテン開けたもんなぁ。 非日常的なことが起こるとワクワクする。 もちろん自分が安全であることが前提だけど。 たいていのことはなんとかなるし、案外何も起こらないだろうって思っているけど、地震だけは小さい頃よりも怖

中高年からの熱い眼差しを受ける川辺の鳥たち

近所の川沿いがいいお散歩コースになっていて、私もよくそこを歩いたり走ったりしている。 天気が良い日には必ず川沿いのあるスポットに本格的なカメラを持った中高年が陣取っている姿を見かける。 何を狙っているのかその先を見てみたけど何も見つからなくて、川の流れとか魚を撮っているのかと思っていた。 でもそのカメラマンたち、毎回いるからさ。 彼らに引き寄せられるように散歩中の中高年も集まってくるわけですよ。 やっぱり気になってもう少しちゃんと探してみたの。 そしたら小さくてカラフル

もしも猫と一緒に暮らしていいたら、と1日に3回考える

毎日猫の動画を見漁ってあれこれ妄想している私です。 猫ってかわいいよね。 さわったことないけど。 猫と一緒に暮らしたら楽しいだろうな。 猫どころか動物を飼ったことないけど。 一人暮らしに飽きてきたせいかもしれないが、少し前から猫を飼いたいと思い始めた。 在宅仕事でほとんどが家にいるし、家でお留守番させちゃう時間も短いはず。 猫がいたら、、を永遠と妄想している。 ペットを飼ったことがないけれど、犬よりも猫派。 気まぐれなのがいい。 犬もかわいいんだけど、常に遊んでアピー

いざという時のために「月が綺麗ですね」の返し方をググる日曜日

夏目漱石が言ったのか作品の中で使われたのかよく分からないけど、奥ゆかしい愛情表現である「月が綺麗ですね」。 これ、実際に言われたら、「そうですね」「本当だ、綺麗ですね」と反射的に返して、告白だなんて全く気づかない自信がある。 おしゃれだわ、おしゃれすぎて伝わらないわ。 でもね、もしね、本当にこんなシーンでこんな有名なセリフを言われたら、または自分が言いたくなったら。 そんな時がくるかもしれないから返し方を知っておいた方がよい。 このセリフは有名だけど、なんて返せばいいの

血に見間違えるほどに美しい椿の花

いつもの公園の散歩コース。 枯木の中、ところどころ木に花が咲き始めてきた。 上を見て歩くことも増えた頃、ふと少し先にある木の下に血だまりが見えた。 ぎょっとして、いやでも、まさか、、みたいなことをぐるぐると考えつつ、足はその血だまりに向かう。 なんだ、血じゃなくて椿じゃないか。 近づいたらすぐに分かったよ、、あーびっくりした。 多分椿だと思うけど、今さら不安になってきたな。 身近な植物の名前でも意外に分からない。 ピンクと赤が混じったような鮮やかな色の花。 しかも満開に

やるやる詐欺としてはベテランの風格

確定申告の時期ですよ。 今年も申請時期がひと月延長になって4月中旬までになった。 何度目かの申請なので、もう年末頃にはそろそろやっておいた方がいいよなーって思っていたんだけど、、、 「12月中にやっちゃおう」 「冬休みの間には終わるか」 「1月中でいいかな。受付始まったらすぐ対応できるようにしておこう」 「もう2月か。今年も延長されたし余裕だな」 「あれ、これなんでできないの?税務署行かないとダメなの?」 みたいな感じで、後回しにしつつ今に至ります。 結局ギリギリまで取

声を失った一人暮らし在宅ワーカー

声を出すこと、減ったよね。 一人暮らしで在宅ワークでコロナ禍で、あきらかに声を出す機会が減った。 コンビニやお店で店員さんと一言二言声を発するくらいの生活を続けていたら、声って出なくなるもんだね。 これまでにこんなことなかったから知らなかった。 ある時、珍しく長く話す時があったんだけど、声が掠れて、しゃべりだしの最初の音が出しにくかったのよ。 声量も落ちているのか、マスクしているのも相まって、すごく伝わりにくかったんじゃないかと思う。 声帯も使わないと衰えていくんだね。

杖をつくおばあさんに自分を重ねてみるけど全然うまくいかない

昼間に散歩していると、よくおばあさんやおじいさんが散歩しているのを見かける。 年をとると特に足腰は大事だもんね。 うちのおばあちゃんも毎日2回は散歩に出ていたな。 足腰丈夫だった。 杖をついて歩くおばあさんを見て、いつか自分も杖をつく日がくるんだろうなと想像してみる。 想像の中で、自分を年をとらせて適度に腰を曲げて杖を持たせて歩かせてみる。 どうにもうまくいかない。 それならと思い、すぐ近くにいる杖をついているおばあさんの顔に、自分の顔を重ねてみる。 これもうまくいか

パトカーと救急車が見えて、散歩ルートを遠回りする

事故らしき現場を見かけると、普段は寝ている私の中の野次馬が起きだしてくる。 赤いランプのせいなのか、あのチカチカが見えるとやっぱり気になるもので。 何があったんだろう?って思っちゃうよね。 車が数台止まっていて、さらに当事者なのか目撃者なのか辺りに数人立っていたりすると、つい事情を知りたくなってしまうんです。 自分には全く関係ないし、知ったところで何もできないんだけど。 その近くを通ったところで詳しい事情なんて分からないけど、事故なのか急病なのかくらいは分かることもある。

力強い桜の赤が無性に私の心を追い立てる

冬なのに季節を間違えるほど日差しが強く暖かい日。 鮮やかな真っ赤な色に惹きつけられた。 赤かと思って近づいた色は、単純な赤ではなく、紅色のようなピンクも混じっているような色だった。 きっぱりくっきりとした色が日の光を全身に受けて、文句なしに美しかった。 季節は冬で、周りの木々もまだ枯れ木。 桜を眺める人も暗い色のコートを着て、マスクに帽子をかぶったりしてもっさりしている。 そんな中すでに満開にも見えるほど咲き誇っている桜の花。 それを見て、目を奪われるほどの綺麗さに感動