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【NNT編】6つの失敗と1つの成功【就活弱者】

お久しぶりです。水島ともです。

実は先日、最終面接を受けた企業様から内定をいただき、就活の方を終えました。第一志望だったメーカー会社で、化学をやっている人たちなら絶対に聞いたことのあると思います。納得内定で不満など何一つありません。


しかし私は初めて面接が通ったのが後にも先にもこの企業一つで、恥ずかしながらそれ以外は一つも通りませんでした。面接の通過率でいうと、2/5。この2回の通過が内定をいただいた企業です。時には中堅だろうが中小企業だろうが関係なく、ESすら通らない時もあったので、全体の通過率は1割にも満たないと思います。

そこでなぜ今まで内定をもらえなかったのか、逆になぜ内定をもらえたのか、就活弱者私が実践した考え方と面接練習を備忘録を兼ねて書いていこうと思います。長くなるとは思いますが、お付き合いください。

注意!:これはあくまで私の失敗談です。話半分面白半分で読んでください。


就活当初の思い


私が就活を始めた3年生の時は、MRを第一志望としていました。

というのも、MRになりたかったというよりかは製薬会社に入りたかったというのが本音で、本当は製造や開発に携わりたいと考えていました。
製薬を目指した理由は自分自身が新薬に救われた経験だったり、給与が良かったりと下心も含めてたくさんありました。笑

周りからは「MRって大変なんでしょ?」「全国転勤なんか平気なの?」とたくさん言われました。そんな時私は決まって大丈夫と言いました。だって憧れの業界だし、と。

その中でも一社だけ、メーカーで早期選考に参加していました。きっかけは彼氏から「なんで理系なのに営業に行くの?製造とか品質管理とかもやってみればいいじゃん」と言われた事でした。まあ確かに、学科で学んだ事が生かせないMR(全くではないが)より、知識や経験が生きる職もいいなと思い、軽い気持ちで技術職としてESを出しました。かくして、私の地獄の就活は幕を開けたのです。


選考開始からESまで(失敗1〜2)


3月に解禁され、さて説明会に参加…と思った矢先に襲ってきたのはコロナによる説明会全中止でした。学内の合説、リクナビマイナビの合説、個人の説明会…何一つ参加できず、次のステップとして訪れたのはWeb説明会orES提出

いやいや、Web説明会って何?どうやって参加すんの?つかこのパソコンカメラついてる?

ESだって私御社の事ほとんど何も知らないよ?まだ気になってる段階でしかないよ?

とまあ、絵に描いたような慌てっぷりだったと思います。私に限ったことではなく、きっと人事も同じ思いだったとは思いますが。

ここで私がしてしまった失敗がこちら。

失敗1:フットワークが重すぎた

失敗1に関しては早期選考が始まる前からでも言えることで、もっとインターンや説明会に参加しておけばよかったと後悔しています。

いやね、ISや説明会ってお金がかかるんですよ。1日で交通費が千円以上は飛びますし、それが長期型ISとかだと1万は余裕で飛びます(私の場合は15000円くらいでした)

しかし今年は特別だったかもしれませんが、企業が何をやってるかろくにわからないままESや履歴書を書くことが多くありました。また企業自体の雰囲気はWeb上では全く分かりませんし、社員さんと話すこともできないので働いているビジョンが描けず、志望動機を練るのに非常に時間がかかりました。これが失敗2にもつながります。

失敗2:いくつかのESを切り捨てざるを得なかった

何に興味があって何に興味がないのか、何もわからないままとりあえず色々な企業にエントリーしました。これから就活が始まる22卒の方は「ESは2〜3時間もあれば書き終わるでしょ?」なんて思うでしょう。ええ、終わりますよ。書くのは、ね。
当たり前ですが、志望理由は同じ業界でも使いまわせません。自己PRですら時によっては使いまわせません。これをESを書くたびに練り直しました。第一志望だった場合は5つの項目に2週間ほどの時間をかけました。添削を2、3回ほど丁寧に行ってもらったので、全て終わった時点で2日前でした。

そしてESに落とし込みます。Web提出は簡単に終わりますが、手書きが本当に地獄です。液だめを擦ってしまったり、全部かけたのに飲み物の水滴が落ちてやり直しetc。

とまあ、少なくとも自分は予想の3倍時間がかかりました。そのせいで、気になっていたのに他のESに時間を使いすぎてしまい、間に合わなかったESが多くありました。


通らない面接その1(失敗3〜5)


Web形態が安定してきた4月下旬。Web面接が随時始まってきました。
利点はたくさんありました。交通費がかからない、直前まで資料が見れる。リラックスして受けられる。1日数社も苦ではない。

しかしここでも私はいくつも失敗をしてしまうのです。

失敗3:カンペを用意
失敗4:面接練習を一回もしない

これは就活弱者だった私が就活サイトを鵜呑みにした結果です。笑

私が見たいくつかのサイトでは、「Web面接ではカンペが見れる!」「スラスラ言えるより自分の言葉で伝えた方がいい」と書かれていました。
前者に至ってはただのズルですが、後者に至っては正しいと思います。ですが私はこれを100%実行してしまったのです。

頭の中でなんとなく重要な単語を用意しただけで、重点先行や結論を先に伝えることなど少しもせず、友人に話すようなノリで挑みました。つっかえたら、カメラ付近のカンペをチラ見して。

結果、伝えたいことは何も整理できず、2社受けた選考は早々にお祈りがきました。おそらくカンペも目線でバレていたと思います。

失敗5:Web面接の環境が整っていない

というのも、Webの環境は整っていましたが、イヤホンや面接用の机がそろっていませんでした。

ワイヤレスイヤホンはZoomでは上手く繋がりましたが、個人サイトでは接続がうまくいかず、結果電話で音声を繋いで選考をしました。機械に強い方なら原因が分かったかもしれませんが、あまり得意でない方は有線のイヤホンを用意するのが安パイです。

また背景を壁にでき、かつ椅子に座って面接できる高さの机がなかったので、ローテーブルで正座をして挑みました。すると後半、足が痺れて面接どころではなく、落ち着かない様子になってしまいました。

イヤホンも足の高い机も3000円くらいで買えるので、皆さんはこんな恥ずかしい失敗をしないでください。笑


通らない面接その2(その6)


これらの失敗を乗り越え(?)次に挑んだのは、昨年からステップ型のISに四度参加した第一志望の企業でした。ISに参加していた事から一次、二次を飛ばしていきなり最終面接です。

人柄もよく、理念もやりたいことにあっていて絶対に受かりたい気持ちから対策をしっかり練りました。特に失敗4を踏まえて、めちゃくちゃに面接の対策を行ったのです。
しかしこれが、また失敗に繋がってしまいました。

失敗6:ガチガチに解答を固めてしまった

私自身緊張しいな事と口下手な事もあって、話したい事を全てまとめないといけないと、失敗4を通して考えました。その為にOneNoteに面接既出質問をできる限りまとめ、趣味から何まで20項目ほどを全て暗記しました。暗記というか、面接練習というアプリを使って練習していたら覚えてしまったのです。

そしていざ最終面接(Web)に挑むと、強みを聞かれました。内心(キた!)と思い用意したものを一字一句噛まずに伝えました。すると面接官はとても微妙な顔をして「スラスラ言えてすごいですね。本当に緊張していますか?」と言いました。
私は褒められたもんだと思い、たくさん練習したので!と答えました。今思えば能天気すぎて笑えてきます。

そのあとは雑談程度の会話しかせず、終了しました。一、二週間経っても連絡はなく、みん就を見たらみんなは即日内定をもらっていました。サイレントお祈りです。(一ヶ月後お祈りをいただきました)

ああ、これが「自分の言葉で話せてない」につながるのか、と二度の失敗を経て痛感しました。そりゃもう涙が出るくらいに。


この時点で、私の心はかなり折れていました。中堅も中小も内定が出ないどころか面接すら一つも通らない。いくらコロナ禍で買い手市場だとしてもこのままでは来年何をすればいいのか、それにもう行きたい企業もほとんどない。私は一度、自分の心を守る為に就活から手を引きました。

しばらくして6月上旬、対面面接を中止し採用活動を延期していたメーカー企業から採用活動再開の連絡がきました。




次回:【内定編】6つの失敗と1つの成功【自己分析】





長くてごめんなさい。少しでも多くの就活生の助けと励みになればいいなと思います。





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