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プランナー流コミュ力の磨き方「伝える力編」

デザイナーやプログラマーと一緒にゲームを作り上げる上で
プランナーのコミュ力は非常に重要です。

実は僕、18歳まで友達がいなかったです笑
そんな自分が19歳からプランナー業務を行った際、
うわ、私のコミュ力、低すぎ!ってなったわけですw

そんな自分がコミュ力をどう磨き、
コミュニケーションを取るとき
普段からどう気をつけているかを記事にしました。
長くなったので今回は”伝える力”をテーマにしております

■伝える力
自分の考えたイメージを正確に伝える。
これってめちゃくちゃ難しいですよね?笑
少なくとも僕はこの能力が非常に低く、
結果としてイメージを伝えるためにめちゃくちゃ詳しい資料を作って、
その上で伝えてました。

これはこれで一種の正解かもですが、
資料を作る時間が多すぎて年間300時間を超える残業をしていました。
(会社の上に自分の部屋を借りたので1日20時間ぐらい働けてました笑)

流石にこれはまずい!
そう考えたからこそ、工夫し、今では資料作成はほとんど行っていません。
会話だけでほぼイメージが伝わるので、
その内容を思い出せるようメモするだけで資料作成が終わるからです。

このようにして改善してきましたが、
僕が気をつけている伝える際の注意点を3つ紹介いたします。

・結論▷内容(理由)▷具体例
これがめちゃくちゃ大事です!
特にプログラマーはロジカルな考え方をもっているので、
何をしたいのか?→なぜ必要なのか?→どんな事に使うのか?
という思考で考える人が多いです。

例えばマリオに空を飛ばせるアイテムを追加させたい!
という仕様を相談するとき、
①結論
新しいアイテムの追加に関して相談です。
②内容(理由)
今作ではステージの数を倍にしたいのだが、
前作と同じギミックだけでは、遊び方が同じになる。
空を飛ぶアイテムを追加するだけで
今までの地上ステージだけではなく、
空ステージも作れるので実質倍のステージが作れるから
③具体例
浮遊感を楽しめるステージ
高速でグラインドする楽しさが楽しめるステージ
空と陸を往復して遊べるステージ など沢山のギミックが作れる

といった感じです。
これはある意味プレゼンテーションなので、
じゃあやろうか!とならなければ意味がありません。

基本提案してものを”やらない”となる時は
・工数(時間)がかかりすぎるから
・面白くなさそうだから
・ゲームのコンセプトとなる遊びに合っていないから
と、きちんと考えられたアイディアであれば問題なく通ります。
だからこそ壁になるのはそのアイディアが伝わるかどうか?
伝わり方の問題でボツになったりするのが一番もったいないので、
伝え方を気をつけてみてもいいと思います。

・仕組みではなく、やりたいことを伝える
特に一生懸命なプランナーあるあるなのですが、
システムやデザイン内容までも考えて発注するケースが多々あります。
僕も書類作成にめちゃくちゃ時間がかかっていた時はまさのこのケースで
資料を作るためにデザインやプログラムの勉強まで行っていました笑

例えば空を飛ぶマリオの仕組みだった場合…
・デザインのイメージを自分で書いたり、ネット画像を合成して作る
・浮遊の計算式を書く。
・ぶつかった際の挙動などのフローチャートを作成する
とった事です。

もちろんきっちり考えて伝えるのは無駄ではありません。
ただ、彼らのほうがプロフェッショナルなので
専門家で無い自分よりも必ず良いものを考えてくれます。

なので、僕らは得意分野である、
どうすれば面白くなるのか?どうすれば役に立つものになるのか?
こういったやりたいことだけを伝えるだけでいいと思っています。
例えば空を飛ぶマリオの場合、
映画とかのリンクを渡して、こんな感じで空を飛ばせたい!
それだけで良かったりします。
数十ページの仕様が1行まで減りましたね笑

これを実践して凄く良かったことは
・大幅な時間短縮につながる
・自分が考えたものよりも良いものができる可能性が高い
・言われた仕様をそのまま作るだけのマシーン…
 そんな考えではなく、
 自分も作り手だ!という意識でチームで仕事できる
・結果できあがったものにリテイクが少ない

どこを考えて、どこを任せるのか?
これはチームによってバランスが変わってくると思います。
ただ、専門分野は専門家に任せたほうが必ず良いものができる!
それがチームとしての仕事なんだと強く思っています☺

・相手の頭の中をイメージする
ついつい伝えることに夢中になってしまって、
伝える先に人がいることを忘れてしまう経験が多くございました。
そういった伝え方をすると、
話の3割くらいしか相手に伝わらず、
残りの7割はそもそも忘れてしまっているので、
「それどういうこと?」という質問にもならないわけです💧

だからこそ、
伝わっているのか?理解しているのか?
話の途中でも相手を意識し、
伝わるよう努力する姿勢が大事なんだと思います。

具体的に意識していること4つ
・相手の前提知識はどれくらいなのか?
 前提となる知識がなければそもそも伝わらない。
・話は短く区切って、質問する間を用意する
・その人が何をしたくで仕事をしているのかを知り、
 相手が喜ぶ仕事をメインに提案する
・自分が苦手だと思っている相手とは雑談を多めにして
 その人の考え方を提案最中に分かるように務める。

■まとめ
何かを伝える際、
こちらが一生懸命話して理解してもらう事に意識を費やしがちですが、
「伝える」もコミュニケーションの1つ、
伝える先にはきちんと人格をもった人間がいます。
・相手に理解されやすい内容で話す
・相手が喜ぶことを話す
・相手ができることを提案する

何かを伝える際、人を意識することをおすすめします☺

■オススメの本
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めちゃくちゃ参考になるのでオススメですよ☺

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