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復職1年で時短勤務からフルタイム勤務に戻した理由

妊娠中期と職場の繁忙期がバッティングした私は、切迫早産で入院しそのまま産休入りした。
周りが3時間残業するところを自分は1時間半の残業で終わらせたりと、早く帰る努力はしていたつもりだった。少しずつ、でも着実に積もり積もった超過勤務は、知らず知らずのうちに妊婦の身体に負担をかけていたのだろう。
無理しては身体を壊す。無理はしてはいけない。それを肝に銘じて復職した、はずだった。

復職当初こそ時短勤務を選択した私は、1年後にはフルタイム勤務になった。ただ、今思い返せば、心理的には時短勤務の方が辛かった。


①息つく暇がない

復帰後しばらくは朝は30分遅く出社し、夕方は1時間早く帰る生活を送っていた。
今の職場は朝9時から予定が入ることが多く、出社と同時に助走なしのフルスロットル状態で業務開始。なかなか気持ちを切り替えることができなかった。
その上、職場は繁忙期。
当然ながら仕事は終わらず、昼食を食べながら書類をプリントし、パソコン上の文字を追いかけることも日常茶飯事だった。

②皆から遅れを取らないようにとにかく必死

元々が少人数部署。人事が裏で調整していたのかどうかは定かではないが、当時は何故か、

  • 際限なく残業できる働き盛りで頑健な職員(若者や独身者多め)

  • 子どもが手を離れたベテラン職員

が部署の大半を占めており、いわゆる共働き子育て世代の人間は自分しかいなかった(現在もワーパパは増えたが、ワーママは私だけだ)。

当然ながら、身近にロールモデルは皆無。
比較対象がいないのは幸いだったかもしれないが、私としてはただただ遅れを取らないようについて行く、それで精一杯だった。
息子の急な体調不良による休みが重なった時には、予定をなんとか調整して休日出勤もした。

③なのに、給料は減らされる…

こんな調子だったので、ある意味マミートラックとは無縁で、復職後も業務を軽減されている感覚は一切なかった。
結局時短で帰れる日は、月半分もあったかどうか。そういう日は定時上がりがやっとで、保育園には迎えが遅くなる旨毎日のように電話をしていた。
昼休憩もまともに取れないのに、仕事がうまくいって時短で帰れた日には給料カットが待っていた。

そんな訳で、しばらく時短勤務を続けた段階でまずは朝の時短を解除。
1ヶ月後、夕方の時短を30分に短縮。
3ヶ月後、年度が変わったタイミングで私はフルタイム勤務となったのだった。

④フルタイム勤務にしてどうだったか

フルタイム勤務にして良かったことは

  • 昼休憩をしっかり休めるようになった

  • 給料が満額出るようになった

  • 多少雑談できる心の余裕ができた(時短勤務中は、「話しかけないで」的雰囲気を出していた気がする)

逆に辛いなと思うのは

  • 業務終了後がバタバタで余裕なし(子どもの就寝時間がずれ込みがちなのが悩み…)

  • 他の職員から「mizuさんは残業も少ないし、仕事量を少なく調整しているのでは?」と不満を持たれたことあり(努力して早く帰っているのに…)

というところだろうか。
特に辛かった点に記載した2項目目の太字部分。これはなかなか精神的に苦しかったので、時間はかかってしまいそうだが、別記事で改めて深掘りできればと思う。

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