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しめじさんへの手紙

 ねぇ、何だか照れくさいですね。こうやって、しめじさんに手紙を書くなんて。
 なんて言ったって、ここでコメントをやりとりしている人たちのなかで、しめじさんが一番古い付き合いなんですもん。今は消してしまった、過去のぐだぐだな記事も、寝ぼけて下書き途中で公開しちゃった記事も、全部読んでくださってましたね。

 出会ったのは、お互いの記事の数がまだひと桁くらいで、あっという間に読めちゃうくらいの頃でした。コメント欄で言葉を交わすようになるまで、そんなに時間はかからなかったような気がします。
 あの頃しめじさんが書かれていた詩は、女性目線だったり男性目線だったりして、どんな人なんだろう?ってドキドキしながら読んでいました。最初の頃は、せつない作品が多かったですね。一方で秋以降の作品は、想像力貧困な私にとっては、そのイマジネーションにびっくりすることが多いです。

 

 しめじさんのこと、私はね、見つける天才 つなぎ名人 だと思ってるんです。あっちこっちで、素敵な書き手を見つけてくるでしょう? そして、どんどんみんなに紹介して繋げちゃう。

 私のnoteライフが交流に結び付いていったのは、確実にしめじさんのおかげなんです。
 私の交流の深いnote仲間の6〜7割くらいは、しめじさんからもたらされたご縁なんです。しめじさんの詩の返歌の募集、たて読み企画もそうだし。アンサーポエムの頃なんて、まだ、記事のリンクを作品中に貼る方法すら、試行錯誤でしたよね。

 

 様々な企画のなかでも特筆すべきは、◇不確かな約束◇です。
 あの企画が発表されたとき、いったい誰がこの盛り上がりを想像したでしょう!
 最初から企画として立ち上げたものではなく、コメント欄での拝啓 あんこぼーろさんとのやりとりから立ち上がった企画でしたよね。そういうところも、しめじさんらしいなぁって思っています。

 《みんなで創る編》の参加者たちのうち、日頃から小説を書いている人はおふたりだけ。小説初心者がいっぱいで、みんなそれぞれにドキドキしながらタスキを繋ぎました。私は「0から1を産み出すことは苦手」なんて腰が引けたまま参加して、結果として、あとがき代わりの小説スピンオフ作品も書いてしまうくらい、この創作にのめりこみました。

 参加者も応援団もみんな、しめじさんを中心に集まってきた仲間たち。見知らぬ人同士で書いたり読んだりコメントしたりしているうちに、だんだん仲良くなっていって。

 最終回を迎えた後も、スピンオフリライトの詩作などが続いて、9月から年明けまで、半年近い盛り上がりを見せていますね。これって、すごいことだと思うんです。素人ばかりで繋いで書いて、最終回を迎えてもなお、私たちの心を捕らえて離さない未完の物語。
 熱いものを私たちにプレゼントしてくださって、ありがとうございます。

 そして、あの企画の面白いところは、同じ主人公ふたりの7年間を《しめじ編》と《みんなで創る編》、別々の2本の物語が走っていくところでしたよね。

 《みんなで創る編》のメンバーが、記事の数倍の長さのコメント欄で盛り上がっているさなか、ひとり黙々と《しめじ編》を紡いでいたしめじさんの背中に、みんなで毛布をかけたい気分でした。だって、しめじさんがいなかったら、あれは成り立たない企画だったんですから。

 

 12月のクリスマス金曜トワイライト企画では、呼びかけに応じて参加してくださって嬉しかったです。どうやったらこんなアイデアが出てくるんだろう!!!って、感嘆しました。同時に、私は小説向いてないや…とも思いました。あんな発想、逆立ちしたって出てこないんだもん。
 しかも、参加者ひとりひとりの作品をすべて読み、読み込んでいないと書けないコメントを残すという、参加のしかた。とても素敵でした。

 しめじさんの仕事中に行われた、Zoomでの授賞式イベント。誰がノミネートされているのか知るよしもなく、私はただ登壇者のトークイベントを聴きたくて参加しました。
 トークイベントの後の授賞式、ノミネート作品の紹介でしめじさんのお名前が呼ばれた瞬間、思わず声が出ちゃいました。ガッツポーズもね。マイク設定をちゃんとオフにしていて良かった。うっかりしていたら、私の奇声がみなさんに届いてしまうところでした。 

 

 今は新しいものを書きつつ、 #写真から創る 企画も継続中ですよね。こちらも参加させていただいて、楽しみに少しずつ読んでいます。

 

 いつでも、何だか面白そうな企画を考えて、私たちを楽しませてくださるしめじさん。

 あなたが同じ時期にnoteを始めてくれて、声をかけてくださったおかげで、今の私があります。
 これからもお互い楽しみつつ、いろんな作品で遊びましょうね。

 いつも本当にありがとう。
 めいっぱいの感謝をこめて。

 

 


ここまで読んでくれたんですね! ありがとう!