管理組合の乱~人材不足なんて当たり前だよの巻~

普段はあんまり真剣には見ないマンション共用部の掲示板に、
管理会社変更のプレゼンがあるよ~! みんな参加してね!」という管理組合からのお知らせが貼ってありおんもしろそ!と参加してきました。変なところだけフッ軽です。

●前提
今の管理会社は当該マンションをおっ建てた建設会社系のところ(仮にZ社とする)。竣工以来ずっと管理をお願いしているかどうかは知らん。
●管理組合
輪番制。広瀬不動産のM氏(以前のnote参照)から「そのうちmizunoさんにも順番が回ってくると思います、ウフフ」とは言われていた。コワ~

会場は近所のコミセンの一室です。

大規模(100戸以上)ではないとはいえ小規模マンションでもありません。20人以上は来てるんかしらんと思った出席者は、わずか10人ちょっとでした。一応新参者の所有者兼居住者ということもありノコノコと来ちゃったけど、これもしかして組合の顔見知り同士しかおらんのでは……!?という雰囲気です。

ふちっこの空いてる席に着席して、おとなしく参加することにしました(居た堪れなさより好奇心の方が勝った)。

管理組合の人がざっと説明してくれた経緯は以下。

・管理会社の担当者と現地管理人の態度がひどすぎる。
・積年の不満から理事会で「管理会社を変えようぜ!」となった。
・何社か見積をお願いしたが辞退されたところもあった。
・今日会場に来るのは地場の管理会社A社と、現管理会社のZ社。

管理人がクソという話は以前書きましたが、自分の感覚は間違ってなかった。笑

A社(担当者1名出席)のプレゼンは華々しい感じではなかったですが、組合の不満をうまく汲み取り、自社の良さ(自社でできる改善)をアピールしていました。

Z社はちょっと偉い人と現担当者の2名で出席、組合の不満は先述のとおり(既に組合からも伝達済)なのにプレゼン内容が費用圧縮の話で笑えました。お前そういうところやぞ
案の定、出席者からはけちょんけちょんに言われていました。

話を聞く前まではZ社はマンションのことをわかっている建設会社系の大手だし、対して相手はGoogleMAPの口コミが悪い弱小地場のA社、変える必要ないんじゃない……?と思っていました。話を聞いた後では「理事会で承認されれば変えるのもやむなし」って感じです。

これ管理会社じゃなく弊社が使ってたオフィスサポートでも同じ不満と同じことをやったなーということを思い出しました。
各社に担当者がついているのはいいとして、すべてが担当者任せで担当者が不在なら「いないですね」で話が止まり、しかも担当者が技術者ではないから、担当者とようやく話せても実際に問題を解決するまで長いこと長いこと。
結局、
・担当者はいるがちゃんとコールセンターを備えている、コールセンターでは用件を受けるだけなので電話もすぐ繋がる
・トラブルはコールセンタースタッフから技術者へ伝達され、技術者からコールバック。遠隔操作で解決
(要するに担当者の不在で話が止まることはない
担当者が技術営業なので、来社の際には新しいサービスの宣伝しがてら小さなトラブルを解決していってくれる
という「オフィスサポートかくあるべし」という会社に変えました。

もうね、今、人材不足じゃないですか。それに加え働き方改革で、休まなきゃいけないし休みたいじゃないですか。
っていう前提を以て「でも他社より抜きんでたサービスをする」ために業務を設計しないと、うまいことやる他社に仕事を持って行かれますよ、どの業界も。

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