「ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ」感想

↑前回のワールドツアー鑑賞はこちら。

すごかったです。
既に不死川の女さん、伊黒小芭内の女さんたちは観に行っているでしょうが、「なりそうな方々も心して観に行った方がええで」。直滑降で恋か沼に落ちるよ。

※以下ネタバレあり。あるけど知っても面白いから安心して欲しい。

・上映順(構成)としては遊郭編までのおさらい、刀鍛冶の里編最終話、柱稽古編ですが、柱稽古編からいきます。
しょっぱなからアニオリなのね。風柱と蛇柱の合同任務です。えっ大丈夫かしらと思うじゃない。大丈夫どころか風柱と蛇柱の好感度どきゅーーーーーーーーんですよびっくりした! びっくりした!
・そもそもおばみつ推しからの伊黒小芭内推しなんで伊黒さんの話をさせてもらいます。この人めっちゃ頭が良い組織人、常識人だな。そんな感想を抱くとは思わなかったよ伊黒さんに。だってこちとら炭治郎が最推しなんで伊黒さんは炭治郎に厳しめ対応だし、炭治郎の兄弟子である水柱ともクソほど相性が悪いじゃないですか。どうしても水の呼吸寄りの心情だと蛇柱~~~ってなるわよ。しかし蜜璃ちゃんの彼ぴだし(※ちょっとここは引かかっても流してくれ)、蜜璃ちゃんを見初めたお目の高い伊黒小芭内だよってところから理解が始まり、ちょっと前のアニオリ(靴下を渡すシーンの詳細描写)があり、そして今回の合同任務でのご活躍ですわ。
・話が長くてごめん。まず状況判断が早い。鬼の根城に入った時、下級の隊士たちを真っ先に避難させようとしている。屋根に上がった時も風柱との役割分担を提案しているのは伊黒さんのほう。部下への命令と同僚への提案が素早くて的確なんすわ。
会議で蜜璃ちゃんと時任くんの身体を心配する発言とか、のちの話し合いにも出ようとせずさっさとおいとまする冨岡さんを真っ先に引き留めるところとか。組織人なんですよ彼は。シゴデキ管理職、かっこよ。
一方で、痣の運命をあまね様から聞いた時の顔も忘れません。あれは個人としての表情だからね……やばい泣いちゃう。
・設定的に風柱と蛇柱は仲良しとのことです(原作の公式ファンブック参照、お互い「気が合う」って書いてあります)。気の合った二人の合同任務、ほんとに良かったです。
・もちろん興行的なアレや広報が第一の目的だろうけど、大きなスクリーンで見せてくれたのは無限城のチラ見せがあったからではと思います。無限城、ちょっとありまぁす!
・風柱と蛇柱の相性のことを書くために公式ファンブックを読み直したのですけど、伊黒さんの蜜璃ちゃんへの感想が「大好き。可愛い」って書いてあって無事に爆ぜました。
みんなついてきてる??? 平気そう???
・風柱も苦手な部類だったんですけど(炭治郎が最推しだからさぁ)、粗暴な態度は鬼への怒りであり、鬼への怒りは弱く優しい人たちを傷つける存在への怒りで、すなわち彼の人を想う気持ちの発露なんだな、ということが、そんなに長いとはいえないアニオリでよくわかりました。
伊黒さんのことを長く書きすぎて(相対的に風柱の話が短くなって)ごめん。
・珠世さまのところに遣わされたお館様の鎹烏の声が良すぎて惚れそうです。烏だけど。

・刀鍛冶編最終話、やっぱり泣いちゃうよねーーー。里の人を助けるか、禰豆子を助けるかで決断できないところが炭治郎だなと思いました、改めて。
周りに助けられて生きている、「スーパーヒーローではない主人公」の炭治郎が大好きです。
無惨様の話もしていいですか? (無惨様の平安時代の回想シーンについて)あの時代にあったであろう「穢れ」の考え方に基づくと、「貴人である無惨様」が「おんみずから鉈で薬師を殺害」ってかなりの自暴自棄というか、意を決したやけくその行動ですよね、アニメだと「調子が悪そうな足取りでわざわざ鉈を取りに行く」シーンがあるので……。激しい怒りや失望もあったでしょうが、自らの死を悟って「どうせ死ぬなら」と道連れにしようとしたのかもしれません。道連れにしようとしたのが自分に寄り添ってくれた薬師しかいないっていうのが、もうなんとも。

・遊郭編までのおさらいはリミックスって感じでスタイリッシュにまとまってました。やたらスタイリッシュでした!
あと遊郭編はまた大画面で観たいなーーー。レベチだものあの演出。

ところで柱稽古編は、今春放送で第1話が1時間(今回上映されたやつ)という以外の情報を把握していません。原作だと話数がそんなにないから、ワンクールでは厳しくないですか? どうなるんでしょう。アニオリでかさましかーーー。第1話は良かったけど、以降はうーーーん、心配になっちゃうからやめて欲しいなというのが本音です。アニオリの無限列車前夜はすごく良かったんですけど。(良くなかった派の人にはごめん)
でもひとまず楽しみではあります。

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