続・ロシアの「つるふさの法則」頭髪の量で権力者の行末もわかる?
「つるふさの法則」をおさらい
前身のソビエト連邦(ソ連)およびロシアの最高指導者は、髪がハゲてつるつるな人→髪がふさふさな人→つるつる→ふさふさ…とハゲとそうでない人が交互に現れるという謎の法則があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
頭髪の量によって行く末も占える!
今回は、実は頭髪の量によって権力者の行く末も占えてしまうという、さらに嘘くさい話をしていきます。
具体的には、以下の傾向があるとされています。
■つる枠
改革派
病気や失脚などにより権力を失う
■ふさ枠
保守派
亡くなるまで長年にわたり権力を持つ
わかりやすい例をみてみよう
この第2の法則が本当なのか、知名度の高い3名で確認していきます。
例①:レーニン(つる枠)
ロシア革命を指導し、1922年に世界初の社会主義国家であるソ連の建国を果たしています。しかし、同年脳卒中で倒れ、1924年に53歳の若さでこの世を去りました。
例②:スターリン(ふさ枠)
レーニンの後を継ぎ、1953年に亡くなるまで約30年にわたりソ連を指導しました。粛清などにより反対勢力を排除し、独裁体制を築きました。
例③:ゴルバチョフ(つる枠)
昨年2022年に亡くなったゴルバチョフ。1985年、50代という異例の若さでソ連のトップとなり、ペレストロイカ(立て直し)など改革を進めましたが、ソ連崩壊に伴い権力を失いました。
実はソ連建国前にも当てはまる
これまで「レーニン以降」と記載しましたが、実はソ連建国前のロシア帝国の皇帝の一部およびロシア臨時政府首相にも当てはまっています。
19世紀のニコライ1世(つる枠)以降、この法則が続いています。
せっかくなので、肖像画や写真で頭髪の量をしっかり確認してみましょう。
①〜④が皇帝、⑤〜⑥が臨時政府首相で、⑥ケレンスキー(ふさ枠)の後にレーニン(つる枠)が続きます。
なんとも見事につるふさが成立していますね。
さいごに
現職のプーチン大統領は「つる枠」です。
第2の法則が当てはまるのであれば、今後「病気や失脚などにより権力を失う」可能性があるのですが、未来のことはだれもわかりませんね。
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