ストレングス漂流記⑥:Top11における上位資質からの読み込み(仮説を前提とする)をする話。2年間、ストレングスファインダーと向き合って、自分が成長できたことを書く。
つづきまして、トップ11の上位資質からの読み込みをします。先に、トップ5の読み込みは前提として前の記事で確認をしておいてください。簡単におさらい程度にだけ載せておきます。
Top5における資質の読み込み(仮説も含む)
問題解決が得意で、原因を追究しながら必要なリソースを利用して解決をしていく。困難なことがあっても、意味を柔軟に捉えて受け入れる。
人の気持ちに寄り添い、相手の歩んだ人生を大切にして、困っているようであったら、すぐに助けようとする。現在を過去に結びつける独特な世界観を持っている。
それでは、Top11の読み込みです。
Top11の上位資質における資質の読み込み(仮説も含む)
イメージとしては、このような配置になります。Top5のときのように矢印も記載したかったのですが、非常に煩雑になるため割愛しました。読み込みの説明を見ながら、なんなく矢印をイメージしてみてください。
回復志向✕慎重さ(実行力系)
回復志向で「問題」と慎重さで「リスク」を見つける。問題解決において、あらゆるネガティブな要素を排除してモノゴトを確実かつ着実に遂行していく。
原点思考⇔分析思考⇔着想(思考力系)
原点思考で、原因を追及をしてリソースを集める。
↓
分析思考で、原因とリソースを整理してまとめる。
↓
着想で、整理してまとめられた原因とリソースから閃きを得る。
↓
分析思考で、閃きに、説明可能な解釈を入れる。
↓
原点思考で、説明可能な解釈が入った閃きのために、さらなる原因とリソースを集める。
↓
分析思考で・・・(略
このように、
リソース集め→整理と解釈→閃き
閃き→整理と解釈→リソース集め
という、思考のサイクルが回せる。なによりも、原点思考→分析思考→着想でアナロジー思考ができる。
回復志向✕共感性✕ポジティブ✕成長促進
回復志向で弱みを平均レベルまでできるように成長促進が育てる。その際に、共感性で相手の気持ちに寄り添いポジティブで「大丈夫だよ」と応援をしながら見守っていく。
適応性✕運命思考✕ポジティブ
Top5の適応性と運命思考に、さらにポジティブが加わって、困難をかなりおおらかに受け入れる。
引っ張り合って綱引きをしてしまう、相反する資質の組み合わせについて
以下の図は、引っ張り合って綱引きをしてしまう、相反する資質の組み合わせです。
矢印どうしの資質は、上位にはいっしょに表れにくいどうしの資質です。資質の中身が相反しているからです。そうすると、感情や思考が引っ張り合って綱引きをしてしまいます。
共感性⇔自我
分析思考⇔共感性
原点思考✕分析思考⇔運命思考✕適応性
共感性⇔自我
以下に説明をします。
共感性⇔自我
共感性
気持ちが相手にむく
↕
自我
気持ちが自分にむく
他人軸で親切をするが、その後で自分軸になり感謝されたい気持ちが、ひときわ強くなる。そのため、人のためと思ってやったとしても、相手にとって差しさわりになってしまったら、かなりショゲる。また、他人軸の共感性が自分軸の自我を責めてしまう。しいていえば、他者も自分も大事にできる。
マネジメント方法
すでに居直っているので、まずは、自我がある自分を受け入れる。
自我もあるとはいえ、上位資質(特にTop5)から見ても、本質としては、かなり他人軸で相手を思う人間であることをまずは自覚する。
そして、他人軸であることが、自分の本質であることを常に意識して、自我を責めない。ただどうしても人間なので、そのときは、すぐに否定せずに感情をしっかり味わって受け流す。なんなら、心を許せるに相手に少しくらいのグチをこぼすくらいでもいい。ちなみに、僕のグチを聞いてくれる相手は妻です。
分析思考⇔共感性
分析思考(論理・左脳)
論理的に左脳で、理論を考える。
↕
共感性(直感・右脳)
直感的に右脳で、感情を考える。
直感(システム1)でも論理(システム2)、言い換えれば、右脳でも左脳でも考えて、どちらも大切にする人。それゆえに、感情や思考がグルグル回って着地しないことも多く、そのことがストレスになりやすい。
マネジメント方法
右脳的な直感である感情と左脳的な論理である思考を対等に扱える、稀有な存在であることを自覚する。それゆえに、他者のいろいろな思いに寄り添えるおおらかさがあることに自信を持つ。
そしてまた、
原点思考✕分析思考⇔運命思考✕適応性
原点思考✕分析思考
とことんまで原因を追究するので、曖昧な状態だと納得いかない。
↕
運命思考✕適応性
曖昧な状況でも、おおらかに受け入れる。
曖昧が非常にいやで、相手に対しても原因追及をしたいけど、他者ゆえにそこまで追求してもと思い、途中で追及をやめてしまう。でも、本当は追求をしたいのでモヤモヤが残る。むちゃくちゃなことを言われると納得がいかなくても、人間なんだからと受け入れる。でも、やっぱりモヤモヤする。
マネジメント方法
原点思考✕分析思考だけで、運命思考✕適応性がなかったときの自分を想像してみる。たぶん、論理ばかりを追求して、まわりから煙たがられている。運命思考✕適応性が原点思考✕分析思考を緩めている役割ももっているっていることを自覚して、自分に言い聞かす。
ポジティブ⇔慎重さ
ポジティブ
オープンマインド(ポジティブ)
↕
慎重さ
クローズドマインド(ネガティブ)
感情においてポジティブとネガティブの振れ幅が大きい。ようするに、かなり繊細。実際には、さらにここに自我が加わっているので、感情の振れ幅が、かなりはげしい。その時の状況や、親密性の度合いによって、感情表現の落差が激しい。
マネジメント方法
最近、ちょうど取り組んでいるマインドフルネスが役に立ちそう。ある程度、自覚しながら人生を謳歌してます。正直なところ、あまりマネジメントができていない部分です。
このような相反する資質の組み合わせは、マネジメントをしながら時間をかけて強みに昇華できればと思っています。まだまだこれからです!
その他気になっている組み合わせ
自我✕ポジティブ✕着想
自分にしかできなくて(自我)みんなが楽しんでくれる(ポジティブ)アイディア(着想)を閃かせて、面白いことができればいいなーと思っています。
分析思考✕慎重さ
これが両方Top5にある人で、文章を読むと、訂正箇所が浮かんで見えてくる人がいるそうです。僕は両方Top10なので、そこまでにはなりません。ただ、けっこう他人のミスには気づくかもしれない。それなのにポジティブも持っているので、自分のミスは逃すんですよね。
マネジメントに利用している資質
回復志向
愛すべき、自分のアイデンティー資質。そして、僕のトレードマーク。
僕=回復志向。回復志向のネガティブさを受け入れて、うまく付き合っていくことが、すべての資質を円滑にしていくための、もっとも大事なこと。
分析思考
自動的にネガティブを発生してしまう回復志向の調整を中心に、各資質間が円滑に組み合って活かせるための調整にも利用している。
適応性
お守りとして持っている資質。原点思考や慎重さなどの初動に時間がかかりやすい資質を安心させるための資質。
ポジティブ
背中押しの資質。やはり、原点思考や慎重さなどの初動に時間がかかりやすい資質の後押しをするための資質。
総評
そこそこ考えて、そこそこ動ける人間関係構築系。けっこう器用貧乏な資質の組み合わせ。
問題解決が得意で、原因を追究しながら必要なリソースを利用して解決をしていく。
困難や緊急ががあっても、意味を柔軟に捉えてしなやかに受け入れる。もしくは困難や緊急に対して「エイっ!」と、背中を押して前にも進める。
人の気持ちに寄り添い、相手の歩んだ人生を大切にして、困っているようであったら、すぐに助けようとする。
現在を過去に結びつける独特な世界観を持っている。
実行時には、堀を埋めながら周りをかためてこなしていくタイプ。しかし緊急時には、気持ちを切り替えて即対応ができる柔軟性も持つ。
考える資質と発想する資質があるので、思考のサイクルを回したり、アナロジーで物事を解釈できる。
弱みを平均的能力までに伸ばす育成ができて、面倒見がよい。育成方法は、寄り添って励ましていくタイプ。
相反する資質によって、思考や感情が綱引きをしやすい。
右脳的な感情と左脳的な思考の、両方を大切にしている。そのため、相手のことで思考がグルグルしやすい。
そして、論理的に明瞭な状態を追究したがるが、
相手の気持ちを考慮して、曖昧な状態でも追及を控える。ただ、無理して控えているのでストレスは溜まる。
そもそもは、他人軸の考え方をしているが、自分軸にも向く。そのため自分軸になると、他人軸が自分軸を責めたがる。
性格は非常にナイーブ。ポジティブにもネガティブにも思考と感情の幅が広がっている。
独自の発想で、人が楽しめることをいろいろと考えたい。
他人のミスはよく見つけるが、自分のミスには無頓着。
以上です。次回は、弱みと下位資質について、言及していきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?