奥多摩から湖を渡って、三頭山へ。
2024.9.21
今週の3連休はあいにくの天気予報。先週の3連休も小屋泊で八ヶ岳を歩いて、何となく身体の疲れも取れていない感じ。
そんな今週はちょっとお手軽に、手短かに、と久しぶりに奥多摩へ出掛けますか、といつものジョンコナー隊長(近頃コボちゃん)と奥多摩は三頭山へ歩きに行く。
何故か、奥多摩というと都心から近くて東京都で、近いが故、少しお手軽な印象を受ける。
それはとんでもない間違いである事に、いつも登り始めてから気づく。何度経験してもそんなことを直ぐに忘れてしまう、ちょっと、サクッと、奥多摩。
去年は都民の森からの周回ルートでしたが、今回は奥多摩駅は奥多摩湖から数馬の方へ武蔵五日市へ下る南北のルート。
奥多摩湖側のバス停を降り、まずは浮き橋を渡る。ここが最初のお楽しみ。浮き橋を渡り切ると少し車道を歩いて、道路脇にある取り付きから入山。
取り付きはいつも急すぎる。
ここを、入って行って良いの?というくらい地味にひっそりと佇み、一歩足を踏み入れると直ぐに壁の様な急峻な登り坂が直ぐに現れる。
登山道は北アルプスや八ヶ岳の様な気の利いた配慮らしいものは一切ない。野生味溢れる登山道。獣道が少しだけヒトの幅に広げたような道が続く。
そして次のピークを迎えると、ずどんと、真っ直ぐに伸びる直登の登山道を見上げる度に、いつも心を折られる。この配慮の無さ。。でもヒトが歩いて登れるだろう最低限の配慮。その野生味がとても良い。
山は少しずつ秋の香りが。まだ青い団栗が転がっていて、栗はイガイガしたガラ殻からツヤツヤとした茶色の実を露わにしている。
小さなネズミの様な小動物に出会う。登山道をコロコロコロと横切って来ては、急にその道端で眠そうに佇みはじめる。落ち葉でちょっかいを出してみても、もう眠たい。。と。。
イヨ山、ヌカザス山、ツネ泣峠、と不思議なカタカナの名前が続き、入小沢ノ峰を経て、三頭山へ。湿気も多くすでに汗でドボドボ。
何となく展望台の方へ足が向いてしまい、もうそこでお昼ごはん。疲れた。お湯を沸かして、おビールを開けて乾杯。汗をかいた後のビールは何故こんなに美味しいのか。
チキンラーメンのお汁もとても沁みる。見上げると曇り。
後は下るだけ。沢を縫う様に歩き、大きな滝を吊り橋から眺め、車道に出てはまた山道を下るを繰り返す。
ひとしきり下るとひっそりとした温泉街が。歩いていないと、つい見過ごしてしまいそうな温泉宿が少し軒を連ねて、最後の目的地、数馬の湯に到着。
良いお風呂。キレイな食堂でバスを待つ2時間、だらだらと呑んでは食べをして過ごすゆったりした時間が流れていく。
最終バスのバス停にはお風呂上がりの登山客やトレランを終えたらしき人たちが、灯りも灯らない山奥のバス停に集まってきている。
バスに揺られると眠気が、、、到着した武蔵五日市駅もハイカーさんたちが集まってくる。
しみじみと歩く奥多摩が好き。景色に惑わされることなく、目の前にある道をただ足を運び、ただ前へ進む。シンプルに山歩きを楽しめる奥多摩の山。この冬もお世話になりそうです。