シン・エヴァンゲリオン劇場版公開!note社Slackで起きた「ネタバレ論争」からみる多様性の保ち方
3月8日、note社のSlackにはいつもと違ってソワソワした空気が流れていました。
そう、この日は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開日。公開初日の朝7時から観に行く人、さっそく観に行った同志を見つけて語り合う人、早く観に行きたくていてもたってもいられない人。みんなの動きが見え隠れしていました。
そんな超注目映画の公開とともに、note社に巻き起こったのがネタバレ論争!なんといっても25年以上もの歳月を経て人の心をつかんできた”エヴァ”。作品を堪能するまでは、一抹のネタバレも目にしたくないという人も多いのです。
一方で、「ネタバレってそんなに気にならない」「むしろちょっと情報得てから楽しむタイプ」という人もいます。ネタバレっていいの?悪いの?どこからがネタバレなの?note社に巻き起こった議論から見えてきたのは、noteのみんなの多様性を後押しする姿勢でした。
バリューが体現されたできごとだったので、あらためてnote社のみんなで振り返りたい!そう思い、オープン社内報にまとめます。
なお、この記事は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のネタバレを含みません。
オープン社内報とは?
一般的には社員しか見ることのできない「社内報」をだれでも見られるように公開することで、会社の中の様子を感じとってもらう記事企画です。
本日の担当:PRチーム・関矢
自分と違うスタンスの人も尊重する
映画の公開早々にわかったのは、作品の楽しみ方もネタバレへのスタンスも、人それぞれだということです。映画を観たから感想を言いたい人、これから観るからネタバレを目にしたくない人、人の感想を読んでから作品を観に行きたい人。さまざまなスタンスの人が社内に存在していました。
みんながそれぞれのスタンスを表明しはじめると、おのずと議論に発展していきます。
「楽しみ方は人それぞれで、それがおもしろい」
「自分のスタンスを表明する会話があると平和」
「自分の感覚を押しつけないようにしたい」
みんなの言葉からは、自分と異なる考え方の人を尊重したいという気持ちが伝わってきます。自然とこんな議論が起こるのって、日頃から多様性を大切にしているからこそなんじゃないかな。
感想戦チャンネル、Slackに爆誕
note社は基本的にリモートで、みんなの会話はSlackで行われます。そして、情報はオープンにするのがnote社のルール。つまり、どんなスタンスの人も、同じSlackにいて同じ情報を見ているということ。
そこで、みんなが気持ちよく過ごすためにはじめたのが、ネタバレありのSlackチャンネル。ネタバレを目にしたくない人が間違って参加しないように、チャンネル名にも「ネタバレあり」と明記されています。
じつはnote上で、映画公開と同時にはじめたのがお題企画「#シン・エヴァンゲリオン劇場版」。ネタバレを含む記事にはハッシュタグで「ネタバレ」とつけて投稿してもらうことで、感想や考察を言いたい人と、ネタバレを目にするのを避けたい人の棲み分けをしています。
特定のスタンスを禁止したり抑制するのではなく、棲み分けをする。まさにサービスのnoteが行なっていることを、社内でも体現しているのでした。
多様性はクリエイティブの源泉
noteはだれもが創作をはじめ、続けるためのプラットフォーム。毎日さまざまな想いや意見が投稿されています。多様性はクリエイティブの源泉で、均一の世界では創作が生まれにくい。だから、わたしたちも運営側として多様性を後押しするさまざまな取り組みをしています。
たとえば、みんなが見える場所でネタバレをした人を責めないことも「多様性の後押し」のひとつ。今回のオープン社内報のアイデアを提案してくれた、横山さんの言葉が印象的です。
「正解を模索したり棲み分けを頑張ろうとする姿勢は多様性の後押し」
「ネタバレした人がいても責めないことも多様性の後押し」
「多様性」は一筋縄ではいかない概念ですが、今回の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を取り巻く議論は、noteのみんながバリューを体現している象徴的なできごと。ことあるごとに語り継いでいきたいと思っています!
今日のバリュー
多様性を後押ししよう / Promote Diversity
私たちは多様性を重視します。幅広いクリエイター、幅広いユーザーが集まることで、より多彩なコンテンツが生まれ、それをもとに交流が始まることで、社会全体がより豊かで幸福な場所になることを信じています。
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