じゃあね(詩)
まるでまた明日も会う約束をしたかのように
君は「じゃあね」と笑って歩いていった
僕も右手を少しだけ上げて「じゃあ」と小さな声でつぶやいた
じゃあ何なんだ!
じゃあ、明日からは別々の人生を生きようねか?
じゃあ、元気で幸せになってねか?
じゃあ、もうお互いのことは忘れようねか?
君は何度も「疲れた」と言っていたね
僕の思いが重すぎるとも言っていたね
きっと天秤の片方だけ重い分銅を乗せたから
バランスが崩れてしまったのかもしれないね
もともとは天秤も安定していたのにね
君の思いがいつから軽くなったのかも気づけなかった僕は
きっと恋愛に未熟な男なんだね
君と別れたショックは当分消えないだろうけど
次回の恋愛の教訓にしておくよ
じゃあね!
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