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木組み・自然素材の家/構造見学会レポート

11月9日と10日の2日間、現在、みずき工房が建築中の住宅の構造見学会を開催しました。「完成」ではなく、「構造」の見学会。ちょっとマニアックな企画に果たして人が集まるのか、スタッフには不安もありましたが、両日ともに、午前の部も午後の部もお客様にお越しいただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

Photo: 宮内健志


まずは、参加者の自己紹介。みずき工房の水木棟梁、木造建築士の酒井さん、情報発信チームと続き、参加者の皆さんへ。竹や木など自然素材に関心のある方、いつかは建て替えもしくはリノベーションを考えている方、現在自宅を建築中のご家族、建築士や3DCADを使う機会のあるプロの方、地域おこし協力隊など、様々な顔ぶれでした。


施工中の住宅は、建前が終わり、壁には竹小舞がかかれた状態。そこをお客様に自由に見ていただきながら、「床の断熱はどうなの?」「地震の対策はどうなの?」など、途中に出てくる質問に、水木棟梁や酒井さんが一つひとつ答えていきました。

Photo:宮内健志



1日目は、この住宅に携わる大工さんも応援に駆けつけていただき、貫に一手間かけて丈夫にしたことなど、実際に説明していただきました。


2日目は模型も登場し、プレカットと手刻みの仕口の違いや、金輪継ぎなどを説明。こちらも好評でした。


見学会が一息ついたら、コーヒーとトトトパンさんのラスクでお茶の時間。トトトパンさんの店舗の施工を、みずき工房が手がけたご縁で、今回、ご協力いただきました。このラスク、手が止まらなくなります。チョコがけも甘すぎず、オススメです。


家づくりにおいても、安く早く、効率を求めることが一般的。そのため、大量生産された新建材が使われることになります。確かにコストダウンにはなりますが、長持ちする訳ではなく、ゴミを増やし、住む人の健康に影響を及ぼす可能性もあり、長い目で見ると疑問に感じるという声、建築に携わる様々な方から聞こえてきます。そんな疑問に妥協せず、利益重視というよりも、自分が信じる家づくりを真っ直ぐに貫く姿勢や、継続していくための挑戦について語ることができたのは、構造の見学会だったからかもしれません。ラスクをつまみながら、そんな深い話にもなり、多くの手応えを感じた2日間でした。


皆さん、じっくり見ていただき、「羨ましい! ここに住みたい!」という声が続出でした。このような機会をつくって下さったお施主様には心よりお礼申し上げます。

これから、左官職人によって土壁が塗られ、本格的に家となっていきます。その様子を今後も楽しみに見守らせていただきたいと思います。

(みずき工房/情報発信チーム)


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