船の中にいる私は、首が痛くなるまで窓の外を見おろしていた。
さながら天から地上にタネが落ちて、色とりどりの大輪の花が咲くような景色だ。
私の隣には浴衣を着た仲間たちがいた。四季という感覚を忘れない為に、こういうイベントは大切である。
うん。宇宙から見る花火というのも案外悪くない。

毎日、マイクロノベル(約百字小説)を投稿しています。 たまに、掌編小説を載せますので、 よろしければサポート、フォローしていただけると幸いです!