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ミネルバ式アクティブラーニングから見る学習の可能性

アクティブラーニングとは

日本の教育現場でも「アクティブラーニング」の導入が始まり、よく耳にするようになりましたね。
学習者(学生・生徒)が受動的に授業を受ける形式ではなく、能動的に自ら考え、学ぶ教授法を意味します。

講義形式でひたすら授業を聴き続けるのではなく、自らが課題や問題について考え、意見をまとめ、周りと対話しながら考えを深め学習していくこのスタイルを通じて、様々なスキルが身につくと言われています。

アクティブラーニングは広義な意味での教授法ですので、どのようにアクティブラーニングに取り組むかは学校や指導者によって大きく異なります。

今回は、ミネルバ大学のアクティブラーニングについての考え方と、Apprez High School Accelerator における取り組みをご紹介します。


ミネルバ式アクティブラーニング

ミネルバ大学の授業は、全てオンラインで行われ、ディスカッションがベースとなります。教授が講義を行うクラスはありません。授業は持っている知識をもとに学生同士が意見交換をし、理解を深め、問題解決に向けて知識を応用したり新しいアイディアを生み出す場なのです。

ディスカッションに参加するためには、事前に授業で討論される内容についての知識を持ち、それに対しての自身の意見や疑問を持っている必要があります。では、どのように知識を習得するのか?

ミネルバでは"反転学習”と呼ばれる学習方法を取り入れています。
事前課題として出されたリーディングやライティングアサイメントを済ませた上で授業に参加することで、参加学生が皆、一定の同じ知識を持った状況で授業が始まるのです。
ですので、ミネルバ大学では事前課題を提出しなかった学生は授業に参加することができません。
このように、事前に知識を習得し、授業は実践の場としてその知識をもとに議論する学習方法を"反転学習"と呼びます。

反転学習の効果

英語では、"Flipped Classroom"と言われる学習スタイル。事前に予習をしてから授業に臨み、授業では予習してきた内容をもとに議論したり演習問題を解く学習方法です。
ただ知識を得るのではなく、その知識を元に探求、応用、問題解決に挑戦することでより知識が定着すると科学的にも検証されています。

ミネルバ大学は100%アクティブラーニング、100%反転学習。最先端の教授法・学習法がここにあります。

Apprez High School Accelerator における取り組み

ミネルバ式教育メソッドを取り入れた日本人高校生向けオンラインプログラム"Apprez High School Accelerator" もミネルバと同じくアクティブラーニング、反転学習をベースとしたプログラムになっています。

日本の高校に通っている生徒さんで、アクティブラーニングを体験したことがある人にとってもミネルバの学習スタイルは驚きが多いようです。こちらのinstagramの投稿は実際のApprez High School Accelerator の学生がまとめてくれたものです。

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ミネルバ大学における講師の存在

教授は授業中なにをしているの?という疑問が湧いてくるかもしれません。
ミネルバ大学では、教授は話さなければ話さないほど良いとされています。
実際に、教授が1回の授業の中で会話していい時間が決まっています。90分の授業のうち、教授が話していい時間は合計10分。また、連続して4分間以上話すことは認められていません。

教授はあくまでもファシリテーターの役割をします。
また、授業中、一人ひとりの学生の発言量に気を配り、学生全員がバランスよく発言しているか確認し、発言の少ない学生に向けて発言を促します。そうすることで、積極的な学生のみがディスカッションに参加するのではなくクラスメイト全員が参加し意見を言う場が作られています。

ミネルバの授業は100%学生主体・学生中心なのです。
Apprez High School Accelerator の学生も初めはとまどいますが、回数を重ねるとすぐに慣れ、自ら意見を言い学生同士でディスカッションする雰囲気が生まれます。

学びの可能性

いかがでしたか?ミネルバ式のアクティブラーニングはミネルバのミッションである、「Nurture Critical Wisdom for the Sake of the World(世界のために必要な知恵を育てる)」に忠実に、社会に役立つ知恵を身につける場として学生が最大限の知恵を享受するための教授法として活用されています。

ミネルバ大学卒業生の活躍、在学中の各国でのインターンシップ・課外活動の実績・企業からの評価を見るとミネルバ大学生がいかに社会の問題解決に役立つ知恵を身に着け、それを活かしているかが分かります。

今回はアクティブラーニング・反転学習という切り口からミネルバ大学の教育を分析しました。Apprez High School Accelerator も全く同じアクティブラーニング・反転学習方式をとっていますので、ミネルバ大学の教育に興味がある方は高校生のうちから日本にいながら挑戦することができます。

より詳しい内容にご興味がある方はこちらをご覧ください。

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