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私が写真を好きになった理由

初めましての方もお久しぶりの方も、こんばんは。
最近「みーたん」に改名しようかと検討中の、みずきちです。

先日、友人に向け写真について熱弁していたら、そもそも「なぜ写真を好きになったのか」と聞かれて自分でもその理由を考えてみる機会があった。初心を忘れないため、そして迷ったり壁にぶち当たったりした自分がいつでもここに戻って来れるように、今の言葉でまとめておこうと思う。


初めて自分用に買ったのはオリンパスのデジカメ

突然だが私はけっこう強運の持ち主で、高校生のとき某ホームセンターのキャンペーンでハワイ旅行を当てたことがある。当てたのは2名1組分のツアーだった。

家族会議の結果、私と姉と弟の3人で行くことになり、せっかくハワイに行くならダイビングしたい!防水のカメラが欲しい!と思い、防水のデジカメで調べて見つけたオリンパスのToughシリーズTG-850を購入。

これが私の初めて持ったカメラだった。そしてこの頃は、自分が写真が好きだから撮るというより、写真は撮って当たり前という感覚でいた。

購入したデジカメで撮ったホノルル

写真のおもしろさに気づいた瞬間

写真っておもしろい!と気づいたのは、おじいちゃんにもらったフィルムカメラがきっかけ。いつもおじいちゃんの家を訪れると、ショーケースに古いフィルムカメラが何十台も飾ってあった。小さい頃はそれをただ何となく眺めていた。

ある年の正月、大学生になった私がおじいちゃんの家を訪れると、そのカメラが片付けられていたことがあった。「もう売ろうと思っているから、欲しいのあったら持って帰ってもいいよ」とのことだったので、その中で一番見た目がフィルムカメラっぽくてかっこよかったPENTAX MXを持ち帰った。

まだ使えるのかわからないけどせっかくもらったし撮ってみるか、と京都に行く機会があったときにカメラを持ち出し、シャッターを切ってみた。数日後、現像した写真を見て自分の中に衝撃が走った感覚を今でも覚えている。その時の一枚がこれだ。

嵐山にあるごはんやさん、並んでいる時撮った一枚。

今でもこの写真はとてもお気に入り。決してきれいな写りではないけれど、フィルムカメラを通してしかみることのできないその独特の味に魅了され、見返すたびにワクワクしていた。そしてこの写真をきっかけに、すっかりフィルム写真の虜になっていった。

それからも出かけるたびにフィルムカメラを持ち歩き、気になったものはなんでも撮ってみた。上手く撮れるかは考えず、ただひたすら自分の好奇心の赴くままにシャッターを切る日々だった。

大学生の時住んでいた街

写真が好きだ、極めたいと思ったきっかけ

そんな感じで自分の興味の赴くままに写真を撮っていた頃、写真の道を極めてみようかなと考えるできごとがあった。同じ大学の友人に、「最近カメラにハマってるねん〜」と撮った写真を紹介していたら、その友人が「めっちゃ才能あるやん!」と私の写真を褒めてくれたのだ。

友人に見せた一枚。

正直、建前だったのかどうかはわからない。けれど初めて客観的に写真を評価してもらって、しかも褒めてもらえたのが嬉しくて、もっと上手くなりたい!と思うきっかけになった。そして、自分の見ている世界を伝えることのおもしろさを知り、写真がさらに好きになっていった。


さらに強く、写真を自分の武器にできるかもしれないと意識したのは、ノルウェー留学中、ベルギー人の友人に言われた一言だった。何気なくスマホで撮った写真を見せて話していたら、You are so talented(才能あるやん)と言ってくれたのだ。

オスロから北にある maridalsvannet という湖
オスロのオペラハウス

日本人じゃない人の感性でも上手いと言ってもらえたことが嬉しくて、そのとき初めて「これを仕事にしてみたい」と意識した。そして、写真の世界に少し深く足を踏み込んでみることにしたのだった。

踏み込んでみたら写真技術に伸び悩んだり、自分らしい表現とは何かわからなくなったり、壁にぶち当たりまくりなのだけれど。

とまあ、写真が好きになったきっかけはこんな感じ。

次回は、私が今愛用しているカメラ、Mamiya RZ 67 PRO IIとの出会いについてまとめようかな。

では、今回はこれで終わり。


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