マガジンのカバー画像

社会

93
運営しているクリエイター

#新型コロナウイルス

人間というもの

人間ってのは、不思議なものでいついかなる時も、目の前にある現実に向き合おうとしないで、いつまでも淡い幻想に浸ろうとする。 こうなればいいなあ、ああなればいいなあという期待ばかり抱いて、今此処にある現実になかなか目を向けようとしない。 何の根拠も示されていないのに、皆適当な希望を抱いて、適当な事を言う。 なんか、全てがずれている様な気がしてならない。現実が此処に在る。でも、それと私たちは並列して歩こうとはしない。現実と私たち人間はもしかしたら、互いに何も触れあおうともして

根拠のない楽観主義(私たちは皆おとぎ話の世界の住人)

私たちは、目の前にある事象を何でもかんでも、自分に都合よく解釈しようとする。なんだかんだ言って、目の前にある現実を私たちは何も見ようとはしていない。 どんなに大変な事があったとしても、それは一時の事であり、必ず、その後には、良い事があるという呪文を私たちは自分にかける。そうやって、何も、自分の目の前にある現実を見ようとしない。 今、この世界はコロナで大変な事になっているけれど、このコロナも、いつか必ず克服できると、皆そう明るい未来を想像していたりする。人間というのは、とに

真面目で従順な日本人というイメージがもたらす腐敗

人間なんて皆違う。同じようで皆違う。その皆それぞれ違うものを、一体どうやって統制しようっていうんだろう? 日本人は真面目だから言う事を聞くとかいうけれど、そもそも日本人という括り自体がもう古い気がする。真面目で規律正しく従順な日本人というイメージは、戦後の日本人が持っていたイメージなんじゃないかな?って思ったりする。その古い日本人に対するイメージを、私たちは今も何かと都合よく持ち出しては利用する。 今や、日本は、戦後の真面目で規律正しい従順な人間なんかじゃない気がする。い

アニメに学ぶ私たちの在り方

正義感もあまり強くなりすぎると、悪になる。 何が正しい行為なのか?なんてことは人それぞれ違う。でも、この社会は、こうする事が正解だ!という答えをいつも明確にして、それに従わない人をまるで犯罪人の様に扱う。 この社会というのは、自分たちの言う事を聞かない者たちを悪者にしたてあげて、その者たちをこの社会のスケープゴートにしている。彼らに国民の不満や、怒りが向くように全て仕向けられている。 私たちが今抱えている不満や、怒り、それが国家に向かない様に、私たちは今自粛しない人に意

狂ってるのは私か?それとも世界(皆)か?

人間ってのは、何か危機的な事があったり、辛く悲しい事があったりすると、何かと愛という名の元に1つになろうとする。 これが、私からすると胡散臭く感じてしまう。こういう時ばかり、皆で一つになって、愛だのなんだのって言われると、なんか人間ってくだらねえって思ってしまう。 こういう時ばかり、愛だの、共感だの思いやりだのそう言われると、私の心はますますすさんだ気分になる。 いつも愛など持っていない人たちが、何かあれば人の文句ばかりいっている人たちが、こういう時ばかり、人を思った行

安心を買い求める不安な心

今私たちは強い不安の中にいる。だから、少々高いお金を払ったとしても、何処かに安全といわれるものが売っていれば、それを自分の為に買ってしまう。 私たち人間というのは、常にこの安心というものを求める。 不安になればなるほどに、私たちは盲目的にこの安心と言われるものに飛びつく。安心が欲しくて欲しくて仕方がない。とにかく自分の安全を保障して欲しくて私たちは仕方がない。 私たちは毎日何らかの不安をこの胸に抱いている。それは仕事の事であったり、人間関係の事であったり、自分の人生の事

人間が企む人間の野獣化計画

不安によって、私たちはより強烈に結びつく。不安というものを互いに共有する事で私たちはより強固に結びつく。 人々が同じ不安や恐怖というものを皆で共有した時に、そこには恐ろしい力が生まれる。 この不安を共有した者たちが作り出す力というものは、盲目的でとても恐ろしい。 不安を共有した人たちが持つ意識というのは、自分たちは正しいという意識。この意識が大勢の人間の間で共有された時、そこには正しい人間と正しくない人間というものが生まれる。 不安を共有した人間というのは、ある種特権

MATRIX 私たちは幻想の中

stay at home。そう言われ、私たちは行動を大きく制限され、そして色々な意味でこれから自粛を求められる。でも、この自粛に私たちは一体いつまで耐えられるだろうか? 家にこもってこういう時ほど、自分を内省し、そして新しく目覚めるべきだ!なんていわれるけれど、そもそも、私たちは自分と向き合いたくないから、外に外出するのだ。 自分の心となんて向き合いたくない。そんな事をしてしまったら、自分を保つ事が出来ない。その苦しみで自分が潰れてしまう。だから、そんな自分から目を逸らす

アップグレードを求められる時代 (コロナの裏で)

これから全てが分断していく。全てがバラバラになっていく。これまで繋がりのあったもの、その全てがこれまでの繋がりを失っていく。 しっかりと手や足を結んでおかないと、外部の力によって私たちは引き離される事になる。 なにもかもバラバラ。 こんな事は言いたくはないけれど、でもこれは本当の話。 何もかもがバラバラになる。そして壊れていく。それもものすごいスピードで。 今世界が壊れ始めた。次に壊れるのは、この世界を作っている国。そしてその次に壊れるのは、この国を作っている社会。

(コロナの裏で行われている)嘘かもしれない本当の話

コロナで今世界中が大変な事になっているけれど、その裏で私たちが知らない事が着々と進行していると考えた事はないだろうか? 私たちは日々、この管理社会の中で生きている。何もかもその全てが管理され、何処へ行っても、見られているし、何を発してもそれを見られている。どこで何をし、そしてどんな人と行動を共にし、何を発し、そして、何処にいるのか?その全てをこの国はというか、世界は見ている。 今こうして世界中がパニックになっている訳だけれど、こういう時ほど、人間というのは、真の自分が出る

西洋かぶれの似非(エセ)日本人

日本人は真面目で素直。だから、国の言う事をよく聞く。何かがあれば、日日本人は、我を先行させずに、その要請に従う。これは日本人の持つとても素晴らしい特性だ!なんていわれているけれど、そういったこれまで固定化されてきた日本人のイメージも、このコロナの発生によって崩れようとしている。 上品で慎み深い。これが海外の人たちが日本人に対して持っているイメージ。でも、このイメージも今崩壊しつつある。 私たち日本人は、自国のものを大切に守る事よりも、西洋から入ってきたものを大切にした。日

世界平和を謳うデストロイヤー

もっと色々な事を考えろ!とそう言われても私たちには考える事が出来ない。何故か?それはいつも何も考えていないから。頭を使っている様で、実際には、その頭を何も使っていないから。 私たちは何も考えていない。ただ目の前にある事に反応しているだけで、それに対して何かしている訳ではない。 起こった事に対してただ反応しているだけで、それに対して主体的な行動がとれている訳ではない。ただそこに起こった事に対して、私たちはあーだのこうだのと言って反応しているだけ。 自分の意思を持ってそれに

時代は繰り返す

ノアの箱舟という話がある。この話が今まさに繰り返されようとしている。 何もかも一掃されようとしている。これからくる危機に今きちっと備えておかなければ、大洪水が起きた時、私たちは一気に流される。その時、必死になって助けを求めても、もうその時は遅い。 こんな事はずっと言われていることだけれど、皆何も備えをしようとしない。私たちは何かが起こらなければ行動しない。何かが実際に自分の身に降りかかってこないと何もしようとしない。 今起こっている事について、私たちは何も考えようとしな

目に見えないものを称えよ

ガラスの球を高い所から落とすと、その球は地面に落ちてバラバラに砕け散る。その近くにいれば、バラバラに砕けたガラスの破片が、落ちた時の衝撃で自分の所に飛んでくることもある。 今、この世界とは、まさにこの状態。 1つにまとまっていたものが、何かの衝撃で壊れ、バラバラに砕けてあちこちに飛び散った。落ちた時の激しい衝撃で、その周りにあるものも影響を被り、皆壊れる。 コロナウィルスによって、今国が、そして社会が壊れ始めた。 私たち一人一人の人間というのは、皆それぞれ社会というも