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2020年1月の記事一覧

子供とゲームの関係

一日中ゲームに没頭している子供に聞いてみた。何故、そんなに一日中ゲームをしているのか?と。その子から帰ってきた言葉は意外なものだった。 つまらないから。 楽しくてゲームをしているとそう思って大人は子供を見ている。でも、その大人の見方がどうやら違った様だ。 子供は楽しいから、ゲームをしているのではない。何も面白い事がない。楽しい事がない。だから、ゲームにすがるしかないのだ。 つまり、ゲームで自分の中にある寂しさを紛らわせているという事になる。 子供にとってゲームという

無気力の正体

ねえ見て!!という自分に何の反応も示してくれない親。 ねえ聞いて!!という自分に何も耳を傾けてくれない親。 そんな親の元にずっとあると、だんだんと生きているという事がしんどくなっていく。ここに自分は在るけれど、その自分が誰にも認識されない。 これ程に苦しい事はない。ねえ見て!といったときに自分に関心を以って見てくれなければ、子供は当然親に対して、この人は自分に何の興味もないんだ!とそう思う。 ねえ聞いて!といったときに、その話をじっくりと聞いてくれなければやはり、子供

親という安全基地Vol.2

昨日は子供のねえ見て!ステップについて書いた。今日はその続きで、子供のねえ聞いて!ステップについて記事を書いて行こうと思う。 昨日も話したように、子供は無事にねえ見て!!ファーストステップを超えると、次のねえ聞いて!ステップに入る。 ねえ見て!と言って何をするにも親の関心を自分に向けなければいられなかった子供が、次は自分の話を聞け!とそう言い出す。 そんな子供をよくよく観察していると、どうやら、彼らは今度、自分の話をよく聞いて、それを親に理解して欲しいようなのである。

親という安全基地

子供を観察しているととても面白い事がわかる。 子供がまず一番最初に親に対して求める事は、自分という存在を見てもらう事。毎日忙しい親に向かって、子供はこういう。 ねえ、見て!!自分がした事をとにかく見て欲しいのだ。 子供は何があっても自分を一番に見て欲しいし、親の関心を一番に引きたい。自分の親を誰にも渡したくない。 子供はすごくストレート。ねえ、見て!!私を、僕を見て!とそうせがむ。 親が何か他の事をしていようものなら、子供は、全力で親の関心を自分に向けようと色々な事