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学びにはタイミングがある(子どもの学習法)

こんにちは,HARuです。今日は,学ぶのに適切な時期のお話。

先日の出来事

先日,うちの娘から「字を上手に書きたい」と申し出がありました。娘は現在4歳(早生まれなため,5歳の歳の子と同級生です)です。4歳になり始めた頃から,ひらがなに興味を持ち始めたので,自宅にひらがな一覧表を貼っておきました。それ以来,自分なりに鉛筆を持って紙に懸命にひらがなを書いていました。妻がうまく書けるように「ひらがな,なぞれるようにお母さんが書こうか?」と聞くと,娘は断固拒否。自分で書きたいとのことだったので,そのまま静かに見守っていました。そんな矢先に前述の発言ったので,私は驚きました。「え?自分でかきたいんじゃないの??」と心の中で思っていましたが,「じゃあ,お父さんが書くから,その上からなぞって書いてごらん?」というと娘は,以前までの反応が嘘のように一生懸命なぞり書きをしているではありませんか!教育が専門である私なりにその結論を考えました。

学びのタイミング

結果,子どもには実は適切な学びのタイミングがあるという結論に至りました。

適切なタイミングで適切な教材や課題を出せば,子どもたちは懸命に学ぶということです。

これは,自分の教員としての経験ともマッチしていました。どれだけ教員が懸命に課題や宿題を出しても,強制的に学ばせようとしても意味がないのです。子ども自身が学びの必要性に気づき,学びたい!と思わないことには学びは深まっていきません。

教育とは待つこと

教育は教え,育てると書きますが,私個人の見解として,教育において最も大切なことは待つことだと思っています。子どもの学びのタイミングはいつやってくるか分かりません。そこで大人に出来ることは「待つこと」なのです。良かれと思ってやらせてみても,子どもは子どもで一人の人格があるのです。親や教員の思い通りにいかなくて当たり前なのです。こういう考え方もあるよと提示し,選択肢を与えたら,後はひたすら待つだけです。きっと子どもは自分で選び取り,学ぼうとすることでしょう。

私は中学校で長い間教員をしていますが,例年,中学3年生の学習に対する意欲は大変高まります。中学校3年生の教員たちの指導がいいから?それもあるかもしれません。しかし,おそらく子どもたちの意欲が高まったのはそれだけではないでしょう。自分で進路選択をし,志望校というゴールが見えたため,学習に対する意欲が高まったのだと私は思います。つまり,いかに子どもたちを信じて見守ることが出来るかが子どもの周囲にいる我々の大人としての役割だと思うのです。

自分自身の実体験

私自身も学びのタイミングの重要性を実感したことがあります。私は教員採用試験を4度受験しました。1度目は大学生の頃。教員にはなりたかったけれど,あの頃の自分は甘ちゃんで,全く勉強していませんでした。当然受かるはずもありません。2度目は初年度の講師の年。実は私は一度就職をしました。1年間しか務めることはありませんでしたが,日々の業務を覚えるので手一杯でした。ですので,教員採用試験の勉強なんて夢のまた夢。しかし,周りの方に流されるまま,受験。当然合格するはずもなく。3度目は講師をしながら,少しずつ自分でも学んでいったのですが,力およばず。そして,4度目。今度は仕事を辞め,半年間教員採用試験の勉強に集中させてもらいました。ありがたいことに講師のお話も複数いただいていましたが,ここで学ばなければきっと後悔すると思い,講師もお断りし,自分の中で過去最高に努力をしたと言えるくらい努力しました。結果,合格をいただけることになりました。自分も,この採用試験の勉強を通して,学びのタイミングについての重要性を実感することができた出来事となりました。

学ぶタイミングと好き,夢中になれること

ちなみに,私が学ぶために大切だと思うポイントは2つあります。

・タイミング

・好き,夢中になれるか

タイミングに関しては先ほどから述べている通り。子どもだけでなく,大人にもきっと学びのタイミングは訪れます。その時に,一歩踏み出す勇気を持つことが我々大人には必要とされます。

もう一つ私が大切だと思っているのは,「好きなこと,夢中なこと」を伸ばすということです。以前のnoteでも書かせていただきましたが,好きなこと夢中なことを伸ばすことはこれからの社会生活において大変重要になってくることでしょう。現時点でも,我々大人も,上司からの命令で嫌々やらされる仕事よりも,自分の好きなことや得意なことを活かせる仕事の方が圧倒的にクオリティが高いものが出来上がりますよね。子どもたちも同じです。苦手を克服するよりも苦手を得意でカバーする方が絶対に楽しいはずです。オールラウンダーよりもスペシャリストを目指す時代になってきます。我々大人が子どもたちの夢中を邪魔しない存在となりたいものです。

とても素敵なnoteの記事を見つけたのでシェアさせてください。

うちの娘も確かに料理に興味を持って,なんでも手伝いたい時期です。少し前までは,興味のそぶりも見せなかったのに。子どもに手伝わせることは大変な手間と労力を使います。しかし,それ以上に子どもたちにとって大きなリターンがありますので,ご自宅でも,ぜひ子どもたちの「やりたい!」のタイミングを逃さず,成長のきっかけにしていただけると幸いです。


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