「立ち直る力」

こんばんは、みっくん@看護学生です。今日は、「レジリエンス」という困難なことや苦しい思いを経験した後、精神的に回復する力について研究論文を用いて伝えていこうと思います。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep1953/53/3/53_356/_pdf/-char/ja
レジリエンスの高い人の特徴
・自尊感情が高い
・無気力感に陥ることが少ない
・自分の考えを主張することができる
・問題解決への意欲が高い
・過去に経験した問題を別の観点から見直すことができる

この研究結果では、「楽観性」や「自己志向性」、家族や友達からのサポートにより、ストレスが抑制することがわかっています。特に女子に関して家族(主に母親)からのサポートがストレスの抑制に影響しています。
また、困難を経験した後、成長したと感じるためには「自己志向性」が高く影響しており、この「自己志向性」と「家族や友人からのサポート」には強い相関があり、困難を感じた後、成長したと感じるためには友人・家族のサポートが必要だといえるでしょう。


大きくまとめると‥

レジリエンスを高める=家族・友人のサポートが重要


困難を克服するためには、非常に多くの労力を消費することが考えられます。それを一人で抱えようと思うといつか爆発して耐えられなくなってしまうでしょう。
思春期・青年期はアイデンティティの確立の時期(エリクソンの発達理論)であり、自分らしさというものを探し悩んでいる時期です。
要は不安定な時期なのです。

なので、ときに支え、時に信じて見守るという姿勢が家族に必要です。しかし実際に親との関係が良くない人、友人とうまくいかない人もいるでしょう。そのため、NPOがやってる居場所カフェや自助グループ、カウンセリングといったものを利用してほしいのです。

カウンセリングって意味ないじゃんって思う人もいるかもしれません。しかし話すだけで自分の考えが頭の中で整理することができたり、苦痛が緩和するという心理実験があります。