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琴線に触れた言葉

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とっても個人的に読んでグッと来た、時には泣いた、そんな大切にしておきたい投稿を集めました。
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#note

寂しさの見方

寂しさの見方

4月になった。

いつもこの時期になると思い出すことがある。
かれこれ15年前になる。

私の息子は年子で二人。

長男が進学で家を出た翌年には
やはり進学で出て行く二男を見送った。

灯りのともらない家に帰るのは辛いかな?
と、想像したりしていたが、
仕事でクタクタになって帰ることもあり、
毎日、まったく淡々としていた。

彼らの夕食のことを考えなくていい分、
むしろ、どこか気楽さもあった。

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