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【恋愛小説】私のために綴る物語・あとがき

あとがき

 この物語は多香子と史之が自分たちの生活を始めるところで一応完結としました。バッドエンディングも考えたのですが、結婚のその先を考えたくてやめました。続編も存在していますが、このnoteという媒体があまり小説向きじゃないので、別のところで連載中です。

 主人公の趣味のスポーツ観戦は、ほとんど実体験が反映されています。日帰りで福岡ということをしていますが、デイゲームであれば福岡は結構日帰りも選択肢の一つになります。北九州空港も選択すると、かなり遅くまでいても東京に帰って来ることができます。それ以上にホテルが高い、取れない場所だったりします。
 山口の旅も実際に行ったコースを使いました。大河ドラマの『青天を衝け』の影響で、井上馨に興味を持ったのでそれもつい入れ込んでしまいました。井上馨については、『奔波の先に〜聞多と俊輔〜』という作品にしていますので、お読みいただけると嬉しいです。

 多香子は好奇心と奇跡的な出会い😁でSMの世界を知ったわけですが、どうせなら振り切った恋愛小説にしようと思ったときにひらめいたアイテムでした。三角関係のような四角関係のような沼になったときに、ポリアモリーをキーワードに入れ込みました。そもそも、婚姻届にこだわらない関係を書くというのがメインテーマでもありました。

 前からジェンダーとかセクシュアリティには興味を持っていて、それなりに本も読んできたのですが、今回ネット上で自分のセクシュアリティなどを知る切っ掛けにという診断を何か所かでしてみました。予想通りというか引っかかっていた違和感が可視化されたようで面白かったです。その診断でいうと両性型のXジェンダーとか。生物的に異性が対象のセクシュアリティなので、社会的にマイノリティにはならないという存在のようです。こういう隠れたマイノリティに分類される人も結構いるのでしょうね。

僕らの間に降り積もるものを熱で溶かしたいhttps://novel18.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n3562ij/


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