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【小説】奔波の先に〜聞多と俊輔〜幕末編

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小説 奔波の先に〜聞多と俊輔〜幕末編 をまとめました
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2022年1月の記事一覧

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#34

7 黒船と砲台(5)  世子定広は、船木で講和の指揮を取ることになった。講和交渉組に杉も合流…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#30

7 黒船と砲台(1)  聞多は高杉家を日が昇る前に出ていった。残された晋作は、次があること…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#31

7 黒船と砲台(2)  杉と聞多は御前会議に出席した。議場には殿の他家老と政府員が入ってき…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#32

7 黒船と砲台(3)  途中の二瀬あたりの山口へ合流するところで、下関に向かう俊輔と高杉の二…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#33

7 黒船と砲台(4)  俊輔の案内で世子定広のいる部屋へ行った。俊輔は隣の間で控えているとい…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#35

8 内訌(1) ことの始まりは、家老の新任だった。保守的な岩国の藩主吉川経幹が一門出身の家老…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#36

8 内訌(2) 仲間たちとの意見交換や会議の後の片づけに報告文書の作成など、いろいろ雑用も含めて終わらせて帰ろうとするとかなり遅くなっていた。  もう夜も更けつつあるころ、聞多は従者の淺吉とともに藩庁を出た。湯田に近づいてきたところで、暗闇の中不意に声をかけられた。 「聞多さんですか」  どこか聞いたことがある声だなと思った聞多は「そうじゃ」と答えた。すると、後ろから両足首をつかまれ引き倒された。同時に背中を切りつけられた。少し前を歩いていた淺吉の提灯を切るものもあって、

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#37

8 内訌(3)  晒に巻かれていた聞多も奇跡的な回復をしていた。少しは伝い歩きができるよ…

瑞野明青
2年前

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#38

8 内訌(4) 聞多は二人を送り出したものの、長崎に行った晋作と俊輔は思いもよらない提案…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#39

9 薩長盟約(1) 聞多が、桂さんが束ねてくれればなぁと言ったことが俊輔の頭の中に残っていた…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#40

9 薩長盟約(2) 下関の茶屋で、木戸、晋作、聞多、俊輔で宴席を持った。その光景は俊輔には懐…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#41

9 薩長盟約(3) 手始めに、三条実美の従士が下関に来ていたので、共に大宰府に向かいそこで薩…

瑞野明青
2年前
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