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【小説】奔波の先に〜聞多と俊輔〜幕末編

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小説 奔波の先に〜聞多と俊輔〜幕末編 をまとめました
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2021年10月の記事一覧

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~ #5

2 出会い(3) 翌朝聞多が誰と行くのか気になった俊輔は、門の脇の木陰に身を潜めた。そこ…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~ #6

出会い(4) 夕刻、俊輔は桂の部屋に呼ばれた。襖の前で「伊藤俊輔参りました」と声をかけた…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#7

尊皇攘夷への道(1) 「時代は僕らをのんびり過ごさせてはくれなかったんだ。」  俊輔は説…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~ #8

尊王攘夷への道(2)  その頃聞多は自室で大の字になっていた。手元には航海遠略策、床の上…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~♯9

尊王攘夷の道(3) そんな中で聞多は殿の御小姓から、世子様(お世継ぎの養子)の御小姓にお…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~♯10

尊王攘夷への道(4)  こちらの二人は苦笑しながら、もう一組を見ていた。しだいに高杉も聞…

瑞野明青
2年前
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【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~♯11

尊王攘夷への道(5)  そんな話をしてしばらくたったころ、高杉は同士と承認する者たちを土蔵相模に集めた。聞多もその中に入っていた。  京から江戸に来ていた久坂玄瑞や品川弥二郎などとは一連の連絡会合などで親しくなっており、立派に同士と認め合うようになっていた。逆に俊輔は京に行っていてこの企みには参加していない。 「ようし、我々もいよいよ攘夷を決行する。薩摩に遅れるのは遺憾だが、やらねば長州の攘夷の旗は偽物となってしまう」  高杉が高らかに、熱っぽく演説を始めた。 「鎌倉に横

【小説】奔波の先に ~聞多と俊輔~#12

決行(1)  約束通り神奈川の旅籠に集まった皆は、景気づけに酒盛りを始めていた。すると用…

瑞野明青
2年前
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