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44歳、はじめての初期胚凍結

先日7回目の採卵を終えて、1個だけ正常受精していた受精卵。

受精2日目に分割状態を見極めていただいた結果、グレード1にて「初期胚凍結」することが出来た。

▼先日書いた記事
まだやってるの?ミズイロ、7回目の採卵。

採卵はゲームじゃない

1年半かけて7回も採卵した。
およそ2ヶ月に1度のペース。

・そのうち1回は、正常受精した受精卵2個を直ぐにお腹に移植。しかし、結果は陰性。

・また、1回は、内臓との位置関係や卵胞の動き等が要因で針を刺せなくて、採卵自体出来なかった。

自分達はまるで、何かのゲームをしてるんだろうか。なかなか手に入らないメダルを手に入れたい!と繰り返しチャレンジする自分達の頑張りに酔ってしまってるのかな。

採卵前後の疲れた頭、身体、心はよく、そんな思考をもたらした。

・・・いや、違う。

採卵は、妊娠するための第1歩。
ゲームじゃ、ない。

まだまだ、まだまだ、まだまだ、まだまだ。
出産するその日まで、道のりは、非常に長い。

けどね、長いなぁってのは44歳の私の都合。
日常で色々せかせか過ごしている私が、シッカリ待つ、ってことを忘れてるだけ。

妊娠って、神秘的で、尊い!

体外受精をしなかったら、この感覚、分からなかったよ。

初めての胚凍結

この度、体外受精7回目にして初めての初期胚凍結。

1度新鮮胚移植したのを除き、採卵実施して来た計5回は、胚盤胞まで育て、胚盤胞を凍結しようと考えていた。これまでは。

臨床データから、胚盤胞を移植することが妊娠可能性を高めるようだったから。

しかし、、、凍結可能な状態の胚盤胞が育たない。
※私の通ってる病院では、初期胚も胚盤胞もグレードが高いものしか凍結保存は出来ない。移植しても流れる確率が高い胚を母体に移すことで生じる様々なリスクがあるから、とのこと。

7回目の採卵で初めて新鮮胚での凍結を決断したのは、胚培養士さんの存在が大きい。

これまで採取した合計10個の受精卵達、それぞれの状態について、我々夫婦のどんな疑問質問にも真摯に付き合ってくれた。

私達の場合は、受精卵を早めにお腹に入れた方が良いのかも(胚盤胞移植に比べれば着床する確率は低くとも)。

私も夫も同じ気持ちになっていた。

7回目にようやく出来た受精卵の凍結は、これまで、胚培養士さんが卵達を見守ってくれたから出来たこと。

受精卵1つを凍結するまで、時間もお金もかかったけど・・・。

7回目の採卵周期、あらゆる人、もの、ことに感謝が溢れる時間だった。

▼胚培養士さんについて

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