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実際に食べてもらって評価の高いものだけ商品化!SEIYU「みなさまのお墨付き」 【PR研究所051】

 SEIYUユーザーなら1度はみたことがある「みなさまのお墨付き」。

 実は、生活者に実際に食べてもらって支持率80%のものだけを商品化している、文字通り「お墨付き」のシリーズなんです。

 目利きの 主婦/主夫 からの試練をくぐり抜けた強キャラってわけです。

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GOOD DESIGN賞 公式HPよりスクショ)

 2012年に立ち上がったSEIYUのプライベートブランド「みなさまのお墨付き」は、一般消費者にテストしてもらい合格したもののみ発売するという画期的なシステムです。

 実は、このパターンはイギリスの大手スーパーASDAが先行的に取り組んだ「Chosen by you」を参考にしています。

 公式HPにもあるとおり、商品開発 ⇄ 消費者テスト ⇄ 商品化 をくりかえすことで商品を完成させています。

 テストには第三者機関をもうけてしっかり公平にジャッジするシステムです。このように生産の途中で第三者の介入があるのは、とても信頼できるイメージがありますね。

 こんなにこだわっているのは、間違いなく商品の「質」を高めようとしているブランディングの表れです。消費者自身がその価値を認めたものしか売らないことで「質」が担保されています。

 さすが。これからもお世話になります。

 専門メディアMarkezineの取材によると、企画・開発・マーケティングまで1つの部署で完結するシステムをとっているそうです。

 PRの事例として注目すべき点は主に1つあります。
 それは、消費者を巻き込み、かなり頻度が高くコミュニケーションを行なっていることです。企業内に限っても、企画・開発・マーケティングまで1つの部署で完結するシステムです。部署間のコミュニケーションは取りやすくなっていることでしょう。さらに消費者も深くまで「みなさまのお墨付き」に関わっているため、いいものはいい!悪いものは悪い!と頻繁にやりとりができます。
 PRのとても重要なポイントに、「自己修正」があります。うまくいかなかったなあというところがあったら、その不具合を修正してより良い方向へもっていく能力です。「みなさまのお墨付き」は、テストを含め頻繁にやりとりをしていることから、「自己修正」の力が強く働いている事例であるといえます。

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