マガジンのカバー画像

映画レビュー集【超おススメ映画】

10
これはぜひ見てほしいと思う映画について書いた文章を集めました。
運営しているクリエイター

記事一覧

【映画レビュー】『リリィ・シュシュのすべて』:一筋の希望の光さえ見えない陰鬱な絶…

 岩井俊二監督の作品では「ラブレター」がとても好きだ。悲しい話ではあるけれど、見た後に心…

MINAMI
12日前
14

【映画レビュー】『サイダーハウス・ルール』:傷を抱えた人たちに注がれ続ける温かい…

 1999年の公開時(なんと25年前…)に劇場で観て以来、久々に観直した。  前半の舞台は、産…

MINAMI
3か月前
3

【映画レビュー】『まなみ100%』:描かれなかった時間に思いを馳せて

 10年間ずっと1人の女性(まなみちゃん)を思い続けたことを描いた映画である。それだけだ。…

MINAMI
8か月前
1

【映画レビュー】『ケス』:ケン・ローチが描き出す媚びない少年像

 ようやく観られた。  ケン・ローチ監督の作品が大好きで、見られるものはほぼ見たが、この…

MINAMI
9か月前

【映画レビュー】『八月のクリスマス』:ああ、またきっとこの世界に浸りたくなる!

 また観てしまった……。  20代のときに観て以来、数年おきに見直して、今回で5、6度目だと…

MINAMI
10か月前

【映画レビュー】『still dark』:こんな素敵な映画があったとは

 こんなに素敵な映画が存在していたとは!  Twitterでこの映画を紹介されている方がいた。そ…

MINAMI
1年前
2

【映画レビュー】『ペパーミント・キャンディー』:人生は戻りたくても戻れない

 何もかもうまくいかず、もうどうしようもない破滅状態になった主人公が、涙を流して「帰りたい」と言いながら、走ってくる列車の間に立ちはだかるシーンから映画は始まる。そこからこの映画は、主人公の人生を遡りながらたどっていく。時間を逆に進んでいき、20年前の幸せだった青春時代まで巻き戻していく。  その手法は力づくと言っていいほど強烈で、本当にすごい。こんな映画は観たことがない。人生は戻せるものなら戻したいときもあるが、いくら悔いても戻れない。巻き戻せない時間をさかのぼっていくのを

【映画レビュー】『デッドマン』:こんなふうに死を受け入れていけたら…

 1995年の映画なのだが、25年以上ぶりに見直してみた。ストーリやエピソードはほとんど忘れて…

MINAMI
1年前
1

【映画レビュー】『バベットの晩餐会』:静かで、ささやかで、慎ましく

 ホントに静かすぎるほど静かな映画なのに、どうしてこんなにワクワクしてしまうのだろう。そ…

MINAMI
1年前

【映画レビュー】『グッドモーニング・バビロン!』:何度見ても本当にいい映画だなあ

 見終わった後に「ああ、いい映画だったなあ」と思うことがある。この作品はそういう映画の中…

MINAMI
1年前
1