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眠れない夜の徒然。文月編

毎年、7月は恐ろしいスピードで過ぎていく。
理由はわからない。

夏は暑いから苦手だけれど、嫌いなわけではない。
早く終わってほしいと思うけど、夏が終わるのを憂いたい。
RADのセプテンバーさんが恋しい。

夏は夜。
月のころはさらなり。
闇もなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。 雨など降るもをかし。

枕草子

清少納言さん、激しく同意。
そこらへんの感覚は1000年ちょっと経っても同じなんだね。

夏の夜の空気が好き。
夕立の中、私以外乗ってないスクールバスの1番後ろの席の記憶が忘れられない。
ニノの虹をリピートしていた。



『きみたちはどう生きるか』を見た。
見に行くまでに、心の準備が必要だった。


ネタバレできるほど、まだ受け止めきれてない。
角砂糖を角から少しずつ崩すように、感じたものを積もらせて、考えて。
全部崩れて、私の中に溶けていく日は来るんだろうか。
エンドロールの『地球儀』を聴きながら、宮崎駿に思いを馳せたら、鼻の奥がつんとした。

何度もなんども繰り返し見たVHSのジブリアニメ。
祖父が買ってくれたそれを、母の帰りを待ちながら毎日のように妹と見ていた。
人生で初めて見た映画は、近くの市民会館で上映された『千と千尋の神隠し』。
たまに無性に見たくなる時がある。
だいたい疲れ果てている時。
もはや、ジブリは生活の一部だ。

もう2度と見れないと思っていた、宮崎駿の新作を映画館で見られたことが、何よりうれしい。


へんな時間にお昼寝してしまったから、なかなか眠くならないな。

今日は電車に揺られながら30分近くも寝てしまった。

私は乗り物に乗ると寝るようにプログラミングされている。
と、思ってしまうほど眠気に勝てない。
飛行機はだいたい耳の激痛で目覚めて着陸を知る。

遠くにでかけたい。
できれば空の広いところ。


眠くなってきました。
お付き合いくださったあなた。
ありがとうございました。
おやすみなさい。
よい夢を。

春瀬

最後まで読んでくれたあなた。 ありがとうございました。またいつか🍄