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無性に焼きそばが食べたくなった今日のはなし。

 お行儀悪いけど。私は今、ほかほかと湯気の上がる焼きそばを食べつつ、このnoteを書いている。キャベツのでっかい芯のところは、お皿のはじによけた。

 2021年、去年の今頃どんな気持ちでいたのか知りたくてnoteをさかのぼろうと思って気がついた。
2021年の今日はまだnoteを始めていなかった。
1年前がもっと遠くに感じる。
友達と気軽に飲みに行けなくなってからは、約1年と9か月。もうちょっと前だった気がするんだけどな。3年くらい経った気分。

 不安定な世界の中で、なんとか自分を保ってその日を生きることが精一杯だった2021年の1月。
そんな日々でも私はちゃんと生きていると客観的に見てみたくて、文字にしたら少しはきらきらしてるかなと願って、私はnoteを始めた。

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 今日、小説を読んでいたら、お花見の屋台で焼きそば屋さんを出店する描写が出てきた。
ぶわっといろんな記憶が滲み出た。大学時代、学祭の出店で焼きそば売ったな〜とか。地元のお花見スポットでも時期になると、こじんまりと3つくらい屋台が出てたな〜とか。
花火大会とか、秋祭りとか。
連想ゲームみたいに、"屋台の焼きそば"に付随する懐かしい記憶が浮かんだ。

『あーまた花火大会行きたいな』
するっと、そう思った。
その後、心がちょっとだけチクリとした。それは、亡くなったじいちゃんのことを想う時と似ていた。



 noteを始めた頃はよく"変わる前の世界"を思い出して、『またあの世界に戻りたい』と願っていた。心を癒すためには、変わってしまった世界を嘆くことが必要だった。悲しかったんだと思う。思わぬ方に、思わぬ勢いで世界が変わっていってしまうことが。
大好きな人たちと切り離されて、見えないものと戦わなきゃいけない毎日に、心には細かい小さな傷がたくさんできていたんじゃないかな。

 でも、今日『あーまた花火大会行きたいな』と思って、ある種の新鮮さを感じた。
久しぶりの感覚だった。
知らない間に傷はかさぶたになっていた。



 最近の私は、変わってしまった世界を嘆くより、もっとわくわくする方法で自分の心を満たせるようになった。
"今"を生きることが少し上手になった。
世界は変わってしまうけど、私も変わる。みんなも変わる。あたりまえだ。
新しい挑戦。新しい出会い。
涙が出るくらい嬉しい日もあれば、笑うしかないようなしんどい日もある。非常事態だろうがなんだろうが、なんだ、いつもと変わらんじゃん、とそう思えた2021年だった。ような気がする。詳細は手帳に書いたから、安心して忘れた。笑

強かに、しなやかに変わっていきたい。


最も強いものが生き残るのではなく、
最も賢いものが生き残るのでもない。
生き残ることができるのは、
変化できるものである。




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明けましたね、2022年。

なかなか書く気が起こらず、新年一発目の記事が今日になってしまいました。
新年一発目だったからか、自然と振り返りnoteになりました。

最後までお付き合いくださった、あなた。
ありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

春瀬

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最後まで読んでくれたあなた。 ありがとうございました。またいつか🍄