見出し画像

最近の読書傾向2021+α

2021年度ももう残すところ20日あまり。

皆様は今年度どんな本を読みましたか?
相変わらず積読が多いですが、最近の私はこんな感じの書籍を読んだり、購入しています。

個人的におすすめなのが、「LISTEN」「恐れのない組織」「人に迷惑をかけるな」と言ってはいけない」「取材・執筆・推敲 書く人の教科書」は分厚い書籍ですが、良い学びになりました。
思考のコンパス」も面白かったです!

今は移動中に「ビジョナリーカンパニーZERO」、自宅で「アナロジー思考」を読み進めています。
仕事柄、福祉施設や事業所の組織づくりに関わっているので、こうした書籍を好んで読んでいる気がします。

先日、お客様から、「どんな本を読んでいらっしゃるんですか?」って声をかけていただき、上記のような書籍を紹介させていただきました。
「知の探索」と「知の深化」の「両利きの経営」の視点を活かして、特に福祉職は「知の探索」で視野を広げ、固定概念から脱却する必要性を感じています。

「知の深化」で専門特化していくことも重要ですが、「知の探索」で福祉人材としての差別化・差質化を図り、「エンプロイアビリティ(employability)」を高めていかなければ、福祉職としてのキャリア形成も限界があるように感じます。

分かりやすい例えでは、「介護✖️○○」の資格取得です。
国家資格の介護福祉士や社会福祉士を目指されている方も少なくないと思いますが、「介護✖️建築」で福祉住環境コーディネーター、「介護✖️認知症」で認知症ケア専門士、「介護✖️コミュニケーション」で高齢者傾聴スペシャリスト、「介護✖️経営」で介護福祉経営士なんて資格もあります。
介護福祉士と簿記2級、介護福祉士と社会保険労務士といったダブルライセンスを取得するのも、将来的なマネジメント層のキャリア形成を行う上では良いと思います。

話は少しそれますが、国は介護職員の処遇改善として9,000円の賃上げを実施することにしてますが、なぜ介護職員だけ空からお金が降ってくるのか、それが不思議で仕方がない。
本来であれば、人事考課の結果や事業の売上を鑑み、処遇改善されるわけですが、福祉、特に介護は違う(しかも、介護職以外の職員やケアマネなども対象外になる理由がわからない…)。
この状況にものすごく違和感を感じるのは私だけだろうか。

Twitterにも書きましたが、基本報酬が上がらないため法人の経営が厳しく、職員の処遇改善されない、だから国が横槍出して処遇改善する。
結果、組織に対する帰属意識(エンゲージメント)は低下し、准公務員のような立ち中途半端な位置になってしまい、組織に対する不信感や諦めが蔓延し、組織力が高まらない。
2000年に介護保険制度が導入され、措置(運営)から経営へ大きく舵取りしたにも関わらず、国の一声で処遇が上がる・下がるがあっていいのだろうか。甚だ疑問に感じます。

皆さんは読書して、インプットしたものをアウトプットし、目標達成や行動変容を促していくお立場だと思います。
9,000円が降ってこなくても、組織人として、来年もご活躍なさることをお祈り申し上げます。
良いお年をお迎えください!

管理人



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?