ため息俳句 「お化け胡瓜」など
畑の夏野菜が旬になった。
収穫を少し怠ってしまうと、一二日でこうなる。
雨続きのこの頃は、畑に行くのも億劫になるので、特に気をつけないといけない。
新聞紙の大きさに較べればお分かりのように、スーパーなどでは絶対お目にかかれないサイズである。それでも、これなどは良い方で、もう数日放置すると、もう畑の隅に放り出すほかない。
こういうのを「化けきゅう」と呼ぶことにした。「惚けなす」に準じてのことだ。
これをどう消費するか、頭を悩ますところだ。ご近所にこうした肥大胡瓜を好んで胡瓜もみに利用してくださる方が数件あって、お届けしたりもする。しかし、この季節は、毎朝収穫できるので生産過剰、とうてい消費が追いつかないのである。
子供のころは、こんな胡瓜を井戸水で冷やして、おやつがわりに味噌などをつけて齧りついたのであるが、今になってはそんなことをしたら、入れ歯が壊れそうだ。
とりあえずは、毎朝サラダで食べるのだが、胡瓜ばかりをポリポリやるわけにもいかない。
こんな飾りっ気のない野菜盛り合わせになるが、トマトも玉葱も自家産である。
今年のトマトは、レッドオーレという中玉と、アイコ系統のミニトマトと、妻が大好きなリコピン一杯という触れ込みのミニトマトの三種類を植えた。現在はレッドオーレが採れている。これも、全くの過剰生産に向かっている。
玉葱は、サラダ用には紫である。
美しい。これはピンポンボールを二回りほどの大きさでしかない不出来なヤツだが、毎朝外側の皮を剥くと現れるこのルビーのような色つやに気分を明るくして貰っている。
残りレタスは、スーパーで購入したものだ。結球レタスは何度か作ったが、簡単そうにみえてそうは行かないものだった。
以上、どうでもよいことを書いた。