一緒になろうとプロポーズされて嬉しいと泣きそうになった市子は翌朝消えてしまった💗『市子』
《乱れ撃ちシネnote vol.229》
鑑賞日:2024年10月29日 Amazon Prime Video
24.10.29
今日はTVerで趣里の「モンスター」第三話を観る。
ドラマとしてはそれほど面白いとは思えないけれど趣里が目当て。
芝居がうまいとは思えないけれど趣里の目の表情がとっても魅力的。
彼女の色んな表情を見られだけで満足だ。
最初に趣里に目が点になったのは大九明子監督 の『勝手にふるえてろ』。
ハンバーガー・ショップのウエイトレス役で登場した趣里のウエストの細さにビックリ。この人日本人じゃないよね。
今年の朝ドラの趣里はちょっと持ち味が活かされてなかったかな。
閑話休題。
Amazon Prime Videoのサイトでしつこく告知されている『市子』が気になるので今晩はこれにしよう。
24.10.29(29)-☆☆☆☆-『市子』戸田彬弘監督 2023年 日本
【Introduction】
異様な力、真綿で全身を締めつけられるような奇妙なエネルギーに引っ張り回されているような映画。
不思議な魅力と魔力のある作品だけど人には勧めない、と言うか勧められない。
この映画をどう説明していいのか分からないので勧められない。
不思議な映画だ。
はじめは退屈で何が何だか分からないのにこれは一体何なのだという興味だけでグイグイ見てしまう。
いや、魅せられてしまう。
かと言って力ずくで観客を引きずり回すのではなくじわじわ綱引きで負けるように画面に引き込まれてしまう。蟻地獄か。
時系列が頻繁に飛んで分けがわからない部分がたくさんあるので、二度見、三度見が必要かも。
こんなに奇妙な感覚の作品は瀬々敬久監督の『ヘヴンズストーリー』以来かな。
最終的には面白くて☆☆☆☆なのに『市子』を人にどう説明すればいいのかがやっぱり分からない。
とにかく最後まで観てちょうだいよとしか言いようがない。
ヒロインの杉咲花の魅力に引きずりまわされた作品だ。
【物語の概要】
3年間連れ添った恋人、長谷川義則(若葉竜也)からプロポーズを受けた翌日、川辺市子(杉咲花)は忽然と姿を消してしまう。
途方に暮れる長谷川のもとに、市子を捜していると話す刑事、後藤(宇野祥平)が訪ねてくる。
市子の行方を追って長谷川は、昔の友人や幼なじみ、高校時代の同級生などこれまで彼女と親交のあった人々から話を聞くうちに、かつて市子は違う名前を名乗っていたこと、そして市子が生きてきた壮絶な人生を知っていく。
~MOVIE WALKER PRESSより~。
【Trivia & Topics】
✥演劇。
2015年に旗揚げした劇団チーズtheater第1回公演『川辺市子のために』がサンモールスタジオ選定賞2015で最優秀脚本賞を受賞。
その舞台を杉咲花を主演に『市子』とタイトルを変えて映画化され2023年に公開された。脚本・監督・編集を戸田彬弘が担当。
✥受賞歴
・第47回日本アカデミー賞優秀主演女優賞(杉咲花)。
・第78回毎日映画コンクール女優主演賞(杉咲花)。
・第37回高崎映画祭最優秀助演俳優賞(中村ゆり)。
・第2回観たかったのに観れなかった映画賞第1位。
・2023年度全国映連賞(映画鑑賞団体全国連絡会議女優賞受賞(杉咲花)。
【鑑賞ガイド】
😄😄😄😄
~~~~~~~~~~~~~
😁😁😁😁😁:見事な作品。
😄😄😄😄:お勧めです。
😀😀😀:楽しめます。
😔😔:苦手です。
🥵:途中下車。
【巷のうわさ】
Filmarks:☆☆☆★(3.8)
Amazon:☆☆☆★(3.5)