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やわらかなもの 1才 No4

ジュウちゃん(仮名)と過ごす、やわらかな時間を綴った日記です。
ジュウちゃんは、今(2023年)はもう、だいぶ大きくなってしまったけれど…。

01
暖かいお花見日和の日曜日。3人でお花見に行く。
草の上で座って食べるお弁当は、買って来た物でも、美味しい。ジュウちゃんもパクパク食べていた。

02
最近、選挙が近いので、選挙カーが多く走っている。子供が寝ている時は、ホントに鬱陶しいと思う。でも、夕方「○○でございます。宜しくお願いします。雨が降ってまいりました。お洗濯ものを干しているご家庭がありましたら、取り込んでいただきたいと思います」と言っていたので、可笑しく思い、笑ってしまった。あと、選挙カーで、軽トラの荷台がガラス張りになっていているような作りで、候補者がその中に立って手を振っているのがあって、移動動物園みたいだった。

03
2ヶ月くらい前からブームになっている「寝転んで遊ぶ」遊び方がまだ続いている。今では、寝転び方・場所・方向など、いろいろ注文が多い。で、その指示された姿勢で、「てんこ盛り」になった車や電車のオモチャをジーッと見ている。私には無造作に見える「てんこ盛り」だが、ジュウちゃんには拘りがあるらしく、位置を変えたり、触ったりすると怒る。どこが面白いのだろうか。自由に遊べない遊びなんて、こっちは苦痛だ。

04
ジュウちゃんがお昼寝中に、別室で雑事をしていたら、タッタッタッタッと足音が聞こえた。「あれ?」と思って見に行くと、台所に私を探すジュウちゃんがいた。「ジュウちゃん、こっちだよ」と声をかけると、半泣きの顔で駆け寄ってきた。こーゆーのって、すごーーーく可愛く思う。いつもなら、エーンエーンと寝室で泣いているのに、こうやって起きて探しに来るくらい成長したんだなあと、いつもの様にしみじみ思う。

05
数日前から出ていた鼻水が、やっと治ってきたと思ったら、今度は咳が出るようになったジュウちゃん。しばらく様子をみていたが、昨夜は結構咳き込んでいた。ちょっと痰が絡んだ咳だったので、今日は病院に行ってきた。パパッと診て頂いて終わったが、また号泣。先生が「はい、終わりました」と言ったら、泣きながら「オワッタ オワッタ」を言い続けていた。

06
ほうれん草を茹でようと洗っていたら、葉っぱに、桜の花びらが一枚くっついていた。ほんのり幸せ気分。

07
朝から雑事に追われ、キチンとジュウちゃんの相手をしてあげられなかった。やっと一段落したので、散歩に行く事にした。ジュウちゃんも今までがたいくつだったみたいで、誘ったら嫌がらずに仕度をした。2時間近く、いつもの散歩道を散策した。最近は、石ころが好きで、今日は持っていったバケツに、拾い集めた石を入れて、ずーっと持ち歩いていた。重たいだろうに・・・。

08
ジュウちゃんと遊んでいる時、常に身構えている私。オモチャなどを手にしている時には、特に警戒している。飛んできて当たりそうだから。抱きつかれる時も、やっぱり身構える。思いっきり体当たりされてイタイから。私の顔には、ジュウちゃんの爪跡が数箇所残っているし、身体には噛まれた後が数箇所ある。本人に悪気がないので怒れないけど、先日、あまりに痛くて噛まれた後をジュウちゃんに見せたら、それ以来強く噛まなくなった。
寝かし付けの時は、暗い部屋の中をウロウロ歩き回ったり、ゴロゴロ転がりながら手足が飛んでくるので、踏まれたり、蹴られたりで、イタイ。
先日は、ジュウちゃんの手が私の目に入って、一瞬火花が見えた。「男の子はイタイよ」と聞いた事があるけど、ホントだなあと実感する。これは個人的な問題なのだろうか?女の子はどうなんだろう?

09
ジュウちゃんの従兄弟にあたるY君は、今日は中学校の入学式。式は午後からなので、午前中にお赤飯を炊いて届けに行く。Y君の、キリッとした学ラン姿を見るのを楽しみにしていたのに、制服はブレザーだった。ちょっとガッカリ。少し前から私の身長を越してしまったし、声変わりもしたみたい。もう子供扱いはよそうと思った。数年後のジュウちゃんの姿を重ね見てみたけど、まったく想像がつかなかった。今年は、入学式の頃まで桜が満開、いい年だ。

帰りに、スーパーで買い物をした。子供用のカートがなかったので、自分の足で歩かせていたら、知っている野菜や品物の前に立ち止まっては、名前を言っていた。ナス!とか、マメ!とか。ふとジュウちゃんの顔を見たら、頬っぺたに切り傷が付いていた。スーッと一本、かみそりで切られたみたいな感じ。一瞬鳥肌がたった。たいした傷ではなさそうだし、本人は気付いていないけど、痛々しい傷。後で鏡を見せたら、気にしていた。

夕方、食卓のイスから落ちて、床にお尻をついて、頭をイスに思いっきり打ちつけて号泣。一瞬息が止まる泣き方なので、とても痛かったのだろう。すごい音がしたので、ちょっと心配。たんこぶを捜したけど、頭の形が歪なので良く解らない。一応、小児救急電話相談に電話して見た。そしたら「今夜はお風呂は入れないで、様子を見て、噴水みたいな嘔吐をしたり、機嫌が悪くなったり、元気がなくなったりしたら、病院へ行ってください」と言われ夜間対応している病院を案内してくれた。「えー、そんな重症な感じではないんだけど…」と思ったけど、話を聞いていたら不安になり、お風呂はやめにした。まあ、咳も出てるし…と思って。そして、入浴タイムの1時間分、どう時間をやり過ごそうかと思った。

10
電車に乗って、夫の実家へ行く。電車に乗れて上機嫌だったのに、20分くらいしたら、突然機嫌が悪くなりダッコをせがみ泣き出した。「おかしいな?」と思って顔を見てみると、顔色と唇が白っぽくなっていた。前にも、車の中でそうなった事があった。車酔い?途中下車して、30分くらい様子を見た。そしたら、顔色が戻り、そのまま大人しく眠ってしまった。で、また目的地に向かった。他の電車に乗り換える時に目を覚ましたが、割と元気で、また電車に乗る気満々になっていた。おじいちゃんの家に着いた頃には、元気復活して、はしゃいで遊んでいた。この月齢でも、車酔いってあるんだろうか?
おじいちゃんの家の近くの神社でお祭があったので、4人で行く事にした。「危ないから手を繋ごうね」と言ったら、ジュウちゃんは私の手ではなく、夫の手を選んだ。ガーン!ショック!!でも「良かった」と言う気持ちもある。やっと、夫とジュウちゃんの父子関係がここまで進んだ…と言う気持。夫はとても嬉しそう(少し得意げ)。転んで泣いた時は、私の所にきたけど、ずーっと夫と手を繋いで歩いたジュウちゃん。
最近は、夫の事を「コーコ」(トートと言っているつもり)と言うようになり、存在を意識している。それで、今日の入浴は、すべて夫にお任せにしてみた。いつもは途中で私が、ジュウちゃんの洗髪・洗体をしに行くんだけど、それも夫に任せた。夫が「洗髪は無理」と言うので、「じゃあ、今日は洗髪しなくていいから」と言って、2人の世界を楽しんでもらった。お風呂場からは、笛の音や、笑い声や、泣き声が聞こえていた。

11
3人で選挙に行き、帰りにいつもの散歩道へ行く。ジュウちゃんは、持っていったバケツに石を入れながら、トコトコと着いて来る。カマキリの卵や、てんとう虫などを発見する。

12
部屋の窓から、遠くの方に、電車が走っているのが見える。小さく小さくだけど、見慣れた電車なら、種類もわかるくらい。今朝、9時半近く、たまたま窓を見ていたら、青い電車が走っていた。夫が「9時半近くにブルートレインが通っているかも」と言っていたけど、もしかしたらコレ?家にいながらにしてブルートレインが見れるなんて、ちょっとステキだ。

13
朝、8時50分に家を出て、自転車で近所の電車ビューポイントへ行く。ビデオを持って。そして、9時25分にブルートレインが走り去って行くのを見た。貨物列車に気を取られていたら、思っていた線路じゃない所を走ってきたので、上手に撮影できなかったが、見たぞ~。

14
午前中に2時間近く散歩をした。時々ダッコをせがんだけど、半分以上は歩いていたジュウちゃん。「今日もグッスリ2時間はお昼寝するだろう」と思い、ジュウちゃんが寝ている間にする事を考えていた。そしたら、何時になっても寝る気がみられず、強制的におんぶ紐の上に寝かせると、嫌がって逃げ、とうとうお昼寝をしなかった。
夕方、一緒に寝転んでテレビやビデオを見ていたら、私の方が居眠りをしてしまった。それで、早めに夕ご飯にして、お風呂に入って、8時に寝室へ行った。少し本を読んで、電気を消したら、10分くらいで就寝。ホッ(^^;)

15
数日間ウンチが出ていなかったジュウちゃん。昨日は、2人で約40分頑張って、やっと出た。数日でないと、出すのも大変だ。出口がふさがってなかなか出てこないって感じで。ジュウちゃんも、すごく頑張って力んでいた。先っぽは出たけど「あともう一踏ん張り」という状態が長かったので、肛門の周りにベビーオイルを塗ってあげたら(ビニール手袋をして)、ちょっとラクになったようだ。それで、今日も夕食の後に、ウンチタイムをしたけれど、出なかった。昨日出たからいいかな、と思っていたら、寝転んで本を読んでいた時に、力んで出していた。大人じゃ考えられない行為。寝ながらウンチするなんて。「すごいなあ」と思いつつ、「これっていいのかなあ」とも思う。

16
乗っている車がリコール製品の対象になり、車屋さんからハガキが届いた。それで、今日は、修理に出す日。約1時間かかるとの事だったので、ジュウちゃんと公園へ行ったり、その辺をブラブラして時間をつぶしていた。その時に見つけた、顔みたいな切り口の朽木。ちょっぴり悲しげな顔に見えた。

17
湘南モノレールに乗って江ノ島へ行ってきた。が、今日はついていない日だった。まず、家を出て、坂を下ってもう少しで駅という所で財布を忘れた事に気がつき、下ってきた坂を登って財布を取りに家に戻った。そこで、今日は出かけるのをやめようかな?と思ったけれど、せっかくお弁当も作って仕度したのだから…と思い、気を取り直して駅に向かった。駅の近くで雨がポツポツと降り出してきた。それから電車を乗り継いで「湘南モノレール」に乗った。湘南江ノ島駅に到着した頃には、雨は止んでいた。駅のホームは4Fにあるが、エレベーターもエスカレーターもないので、バギーにジュウちゃんを乗せたまま持ち上げて階段で下までおりた。ヘトヘト…。帰りも乗ろうと思っていたけれど、やめて、別のルートで帰ろうと思った。
江ノ電を見ながら江ノ島へ向かうが、天気が悪く風も強い。海岸を歩きたかったけれどやめて、水族館へ入って、館内でお弁当を食べて、イルカのショーを見てから帰宅した。帰る時には、また雨がポツポツ降っていた。

18
スーパーへ買い物に行ったら、外の憩いの場スペースを「カメ」が散歩していた。いろんな人が飼い主に質問していた。それによると、ケヅメリクガメという種類で、オス、5歳、体重は10キロ。堂々とした歩き方で、闊歩していると言った感じ。ダッコされながら、ジーッと見ていたジュウちゃん。このカメと同じ位の体重だ。
今日から1才10ヶ月。

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スーパーでの事。ガーゼを持って指しゃぶりしているジュウちゃんを見たレジの人が、「家の子もガーゼ好きだったのよ」と言ってくれたので、「なおりますかねエ」と聞いたら、「幼稚園行く様になれば大丈夫よ。でも、家の子はもう30過ぎだけど、子育てでストレスが溜まっているみたいで、大人になった今、またガーゼを触っているみたいなのよ。人前ではしてないみたいだけどね」と言うので「エッ・・・」と思ってしまった。最近、またガーゼ依存が強くなった気がするので、気になっている私。

20
数日前から雨が続いている。冷たい雨だ。
昨日は家から一歩もでなかった。
今日は、午前中雨が降っていない時に1時間くらい散歩をした。
今は、ジュウちゃんはお昼寝中。パソコンに向かっていろいろ雑事をしていたら、日記に目が留まったので、昨年の今頃のページを読み返してみた。
「外はとても寒い。おんぶでお散歩をしようと外にでたが、あまりにも寒くてエントランスまで行ってもどってきてしまったくらい。一日家にいる。オモチャが増えたけど、ジュウちゃんが好きな物は決まっている。ジュウちゃん、だいぶ家の中を腹ばいで探検するようになった。キッチンに立っていると、腹ばいで会いにきてくれる。目が合うとニコッとして、可愛い」。それから、この頃もジュウちゃんったら便秘気味で「今日も出なかった・・・」とか「ジュウちゃんの排便時の出血を見ると貧血を起こしそうになる」とか「分娩しているみたいに苦しそう」とか書いてあった。夫に対しての文句も沢山書いてあって、今思っている事とだいたい同じだった。

1才10ヶ月。まだおんぶする時があります

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天気は良いけど、すごい強風。はやく穏やかで暖かい春の日になって欲しいと思う。
最近、私が凝っている「おやつ」は「お米のおせんべ」。米飯にゴマ・海苔・シラス・粉チーズなどを混ぜて、おはぎを作る時みたいにつぶして、平べったくして、オーブントースターでこんがりパリパリになるくらいまで焼き、塩を振って出来上がり、と言った物。こんがり焼いた物を、さらに油で揚げるともっと美味しい。ジュウちゃんが、あまり米飯を食べないので、米飯を使ったおやつはないかな~と思って家にある物で作ってみたお試しおやつ。ジュウちゃんが気に入って食べてくれるので、もう3日続けて作っている。

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お風呂が終わっても、なかなか脱衣所にこないで、洗い場で遊んでいたジュウちゃん。しばらく待っていたけれど、こないので、いきなりパチンと電気を消してみた。そしたら、薄暗闇の中、ゆっくり足元を確かめながら脱衣所に移動してきた。電気を付けたら、不信な顔で私を見ていた。私「あ、やばい…」と後ろめたさを感じ、「電気消えちゃったね、びっくりしたね」とトボケタ事を言ってみたら、ジュウちゃんは電気のスイッチを指さして、私をしっかりと見つめながら「カーカ(私の事)」と一言。「あーあ…、一言注意して、それでもダメなら消す、という風にすればよかった、いきなり真っ暗にするなんてジュウちゃんも何が何だか解らなくてビックリしただろう。いくら我が子でも、失礼な事をしてしまったなあ…」と深く反省した私デス。

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今日から、少しずつ、家の中の「入らない物」を整理しながら衣替えをしていこうと思う。ジュウちゃんが寝ている時間を使って。それも、他の家事がすんで時間があまったらって事なので、一ヶ月くらいかけて、ゆっくりやろう。何しろ、物を捨てられない私+夫なので、この家は雑多な物にあふれている。今日捨てた物は、約20年分の公共料金の領収書や給与明細など。

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「入らない物の整理」2日目。洋タンスの中から、もう着ないだろうと思う服をピックアップして段ポールに移した。高校生の時に買った服まである。Sサイズの段ポールに5つ分。それを、夜、もう一度見直していたら「やっぱりこれは着れそう」と思い、スカート2着とパンツ1本を洋タンスに戻した。そんな事をしていたら、夫が帰って来て、ニットのセーター類を見ながら「えー、これも捨てちゃうの…」と言うので、「ウーン」と思い、今、心の中で保留中。「一歩進んでニ歩さがる」みたいな片付け。

25
雨と雨の合間に、ちょっと散歩に出かける。ジュウちゃん、長靴が嬉しいらしくて、良く歩いた。水溜りの中を「チャプチャプ」と言いながら歩いている。途中シリモチをついてズボンが泥だらけになり、通りすがりの人に「転んじゃったの?」とか「お洗濯大変ね~」などと声をかけられる。葉っぱに付いた雨の雫を「テンテン」(てんとう虫)と言っていた。

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ジュウちゃん、昨日から鼻水がひどくて、寝苦しそうだったので、午前中に病院へ行く。帰りに、前から予定していた「もうすぐ2歳児の集い」みたいなのがあったので、参加してきた。係の方々が、その会場で行うのが初めてだったらしく、段取りが悪くて「座談会」みたいになっていた。次はどうしようかな…と思わせるような会だった。20人くらいの子供達がいたんだけど、気になったのは、誰も指しゃぶりしてなくて、ガーゼも持っていなかった事。ジュウちゃんだけが、ガーゼを持って指しゃぶりしていた。最初から最後まで。
午後、いつもの様にお昼寝をしていたら、途中で咳込んで起きてしまったジュウちゃん。顔を見ると熱っぽい。計ってみると37.3度。それ以降、ダッコダッコと、まるでコアラの様になる。元気も食欲もあるが、調子はイマイチ。就寝前に熱を計ると38.2度。きっと夜中にもっと上がるだろうと思い、冷蔵庫に座薬がある事を確かめる。眠りながらも、熱にうなされ、ウワゴトを言っている。かわいそうに…38.5度以上になったら座薬を入れようと思い、何度か熱を計る。12時くらいに39.1度まで上昇したので、座薬挿入。1時間後にはウワゴトも言わなくなり、汗をかき、熱も下がってきた。入れるまでは何となく使用する事に抵抗感があるけれど、これだけラクになれるのなら座薬様様です。

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ジュウちゃんと、買い出しに行く。車で走っていると、街路樹がキラキラと眩しいくらい輝いていた。空は青くて、とても気持ちが良くて、運転しながらも目は青葉に引き寄せられていく。「ジュウちゃんを乗せているんだから、慎重に、慎重に」と言い聞かせながらも、チラチラと横目で樹々を見る私。

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ジュウちゃんの体調もだいぶ回復に向かっている。まだ咳と鼻水は出るが、熟眠できるようになったので良かった。私にとっても、ジュウちゃんにとっても。子供って病気をする度に、何か1つ成長している様な気がする。夜、お風呂での事。髪の毛を洗い流す時、いつも、赤ちゃんみたいにダッコして柄杓を使ってかけ流すんだけど、今日は突然ダッコを嫌がって、シャワーを指さして「ダッコイヤ、シャワー」と言うので、「そうか、そうか」と思い、シャワーで頭を流して見た。一度やった事があるんだけど、号泣したので「まだ早かったな」と思い、それからしていなかった。やっぱり泣いたけど、満足気な泣きっぷりだった。明日は何て言うだろう?これが今回の成長なのだろうか。

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午前中、お弁当を作って、散歩道を散歩した。天気が良くて、風もなく、気持ちが良い。シロツメクサが沢山咲いていたので、足を止めて編んでいたら、ジュウちゃんが隣でジーットしていた。足がプルプル震えていたので、「?」と思い、顔を見たら、ウンチをしている顔だった。2日出ていなかったので、嬉しく思いながら見守る。そして、一旦家に戻って、処理をしてから再び散歩に行く。出ない日があると、もうどこでも良いから出して欲しいと、切に願う。

今はお昼寝中のジュウちゃん。これを打ちながら、長渕剛さんの「しあわせになろうよ」を聞いている。何度も繰り返し。時々、無性に聞きたくなる唄のひとつ。最初の出だしを聞いただけで、グッときてしまう。人は、時々、振り返る事も必要なんだなあ…と思う。そして、優しくなりたいと思う。いろんな事に対して。
洗髪は、またダッコで柄杓を使ってかけ流す、になりました…。

30
妹達が泊まりに来ていて、さっき、帰った。今回は3泊したので、ジュウちゃんはたくさん遊んでもらって楽しかったようだ。お土産に「ひつまぶし茶漬け」と、ジュウちゃんの服を買ってきてくれたんだけど、女の子用のワンピース。「今しか着れないと思って」なんて言いながら渡してくれたけど、ジュウちゃんは嫌がって着なかったので、さるお君に着せてみた。

31
暑い。初夏の様。「夏ってこんな感じで、これよりもっと暑いんだ」と思い出す。午前中、公園で遊んだ。子供達はすっかり半袖姿。どの子も、白くてプックリした腕が出ていて、可愛いなあと思う。ジュウちゃん、初めて1人でブランコに乗る気になって、乗った。周りのお友達に感化されたようだ。ニコニコ笑っている。降りようとしない。気に入った様だ。良かった、これで、私がジュウちゃんをダッコしながらブランコに揺れなくてよくなるかも。「ブランコ酔いよ、さようなら~」の日も近いかな。

32
「いらない物」の整理のついでに、私とジュウちゃんが寝ている寝室兼物置兼タンス部屋の配置換えをしてみた。これから夏に向けて、日光や風の入り方を考慮しながら。物を、あっちからこっちへ移動しただけだけど、何となく、いつもと違うと新鮮な感じがする。
今回は、今までジュウちゃんが中身を出してしまうので、逆向きにしていたアクリルの引き出しを、正しい方向にしてみた。一種の挑戦。最近は、「これはダメ。大事、大事」と言うと、「ダイジ、ダイジ」と言って、手を引っ込めるようになったので。毎回めんどうだった衣類の出し入れが、普通になって、嬉しい。が、油断もできない。

33
毎週水曜日に販売している、路地野菜を買いに行く。大根とスナップエンドウとカブとフキを買った。各100円。ジュウちゃん、お店のおじさんに、試食用のサクランボを頂く。先週はお花を頂いた。ツヤツヤしていて、カワイイさくらんぼ。食べるのがもったいないくらい。帰りに、いつもの散歩道へ行く。ジュウちゃん、相変わらず「イシ、イシ」と言って、石を拾っている。アリの行列にも見入っていた。今日は、昨日よりも暑い。帰りに公園に行くつもりだったけど、1時間も外にいたらフラフラしてきたので、家に帰って休憩。その後ベランダで、昨日買った野菜と花の苗を鉢に植え替えた。ジュウちゃんは、ベランダで遊ぶ用の石(園芸用の軽石)で遊んでいた。それぞれの事を楽しくして過ごした。

カタツムリの赤ちゃん
アリの行列を見ている
頂いたサクランボ

34
ジュウちゃんは、牛乳を飲まない。何回か挑戦してみたが、ダメだった。ココアやミロを入れると、少しは飲むけど。私も夫も牛乳は飲まない。コーヒーに入れる程度。でも我が家は、毎朝バナナヨーグルトジュース(ヨーグルトは自家製)を飲む。それで補えるかなと思っているので「まあ、そのうち、飲めるようになればいいな」程度に思っていた。そしたら、「たべもの」という本を見ていて、「おやつ」のコーナーにドーナツ+牛乳の写真があり、「これを食べたい」といつものようにジェスチャーでうったえてきた。で、さっそく、ドーナツを作ってあげた。揚げ物好きのジュウちゃん。今日の夕食はコロッケの予定なので、揚げ物ばかりは良くないかな?と思い、ドーナツは揚げないで、トースターで焼いてみた。そしたら、クッキーのようになったが、嬉しそうに食べていた。食べながら、「牛乳も」とジェスチャーで言うので、50CCをコップに入れてあげたら、3口程飲んだ。これからは、ドーナツの時は、牛乳もセットにして出そうと思った。

今だに ちぎって渡さないと食べない

35
夫が休みの日で、家にいた。午前中は3人でスーパーへ買い物。午後、夫は昼寝。夕方は夫がジュウちゃんと遊んで、私はいろいろと家事をする。こんなふうに、夫とジュウちゃんが一緒に遊べるようになって、とてもラクになった。こんな日がくるなんて想像もできないくらい、大変だった時期もあったが。
夜、ふとベランダに目をやると、怪しげな飛行物体が飛んでいたので、夫とジュウちゃんを呼んで、3人でしばし見続ける。私はジュウちゃんをダッコし、夫はビデオを持って録画。ジュウちゃんは物体を指さしながら「アカ!アカ!アカ!」と連呼していた。でも、どうやら普通の飛行機だった。

カゴに入ったジュウちゃんを運ぶ夫
「もう1回」と要求している所

36
最近一段とお腹がポッコリしてきた夫のお腹を見て、「すごいね」と言ったら、「もう、腹だと思わんでくれ」と言うので、「じゃあ、何だと思えばいいの?」と聞くと、「ラクダのコブの様な物」と言ったので、笑いながら「うん、うん」と納得した。

37
失くし物をして、何回探しても見つからないのに、ある時ふっと見つかる時がある。探しまくった場所から。ジュウちゃんのオモチャもそう。先日、やっと江ノ電が見つかった。何度も探したはずの場所から。
少し前に夫に「週に1回か2回でいいから、ジュウちゃんが起きている時に帰って来て遊んであげれば喜ぶのに」と言ったら、最近は、早めに帰ってこれるように努力している様だ。「早め」と言っても9時前後。そういう時は、ジュウちゃんの就寝時間を1時間くらい遅くして、お父さんとの時間を作っている。ジュウちゃんも、嬉しくて、興奮して、眠れないみたいだから。
今日も、早めに帰ってきた夫。手にはカーネーションの花束を持って。ジュウちゃんに「お母さんに渡してね」と言って渡し、ジュウちゃんから貰った。期待していなかったので、とても嬉しかった。ジュウちゃんが生まれてから、夫のキライな部分ばかり目についていたが「こういう所が好きだったんだ」と思い出した。これも、心と時間に余裕がでてきた証拠かしら。

38
近頃、カメラを意識するジュウちゃん。散歩していても「カメラ、カメラ」と言ってポーズを決めている。時には、「ビデオ」とも言う。そして、すぐに液晶画面を見て出来具合を確認する。自分好き。
今日は、自転車で20分くらいの森の中にある古民家の「お話会」へ行く。今回で2回目。早めに行って、森で遊び、時間になったので、古民家へ行く。お客は、私とジュウちゃんだけだった。恐縮しながら紙芝居を見ていたら、70歳のおじいさんが参加して、3人になった。聞き手と語り手が同じ人数。紙芝居と絵本と物語を3つ聞いて、手遊びをして、終了。ジュウちゃんは、近くにあった本やオハジキやお手玉などに気を取られ、あまり聞いていなかった。私は、とても楽しく聞かせていただいた。お昼になったので、お弁当を食べていたら、段々雲行が怪しくなり、ポツポツと雨が降り出してきた。天気予報どおりだ。通り雨だと言っていたので、また古民家へ引き返し、雨宿りさせてもらう。次第に人が集まってきて、老若男女10人くらいがそこで雨宿りをした。開けっぴろげの古民家に冷たい風が入ってきて、寒い。炭を作るために竈には火が着いているので、その周りに人が集まっていた。ジュウちゃんと3才の男の子が、畳の部屋や、囲炉裏の周りをクルクル走っていた。私は、そんな光景を見ながら、田舎の祖父母の家を思い出した。藁葺き屋根の家ではなかったけれど、間取りとか、土間とか、いろいろな箇所に懐かしさが重なった。1時間後に雨があがって、空が明るくなってきた。「ありがとう」「さようなら」と言いながら、パラパラと人が古民家から出て行く。私とジュウちゃんも、お礼を言って、自転車に乗って家に向かった。雨上がりの森の中、キラキラ輝く木のトンネルの中を、スイスイと自転車を走らせながら。

39
動物園へ行く。1ヶ月半ぶり。桜の季節を逃してしまったけれど、新緑の井の頭も気持ちが良かった。ジュウちゃんは、象舎の前に着くと、すぐにお気に入りのベンチにかけよって「パン、パン」と言っていた。乗り物コーナーでは新幹線に2回乗って、50円で乗れる車に3回乗った。お互い、楽しく過ごせた、と思う。