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コーチングを学ぶことのメリット4選

こんにちは。

2020年も年の瀬ですね。1年を振り返り、様々な出来事に思いを馳せてみる、そんな時期となりました。

私にとって2020年は、コーチング三昧の1年でした。2020年に入ってすぐにコーチングを学び始め、独学の限界を感じてコーチングスクールのひとつであるCTIジャパンに申込み、コーチとしてクライアントを持つに至った「学びと実践の年」でした。
今日は、そんな2020年の振り返りを兼ねて、私がコーチングを学んでよかったなあと思うこと(メリット)をご紹介します。


メリット1:内省/内観の方法を知ることができる

「内省/内観って聞いたことあるけど、一体どういうこと?」という方向けにまずはWikipediaの内容をご紹介します。


内省:内省(ないせい、Human self-reflection)は、人間が内観を行使する能力と基本的なる自然な感情、目的および本質について深く鑑みてみるというその意欲のこと。

内観:心理学研究のために、自分自身の精神状態を観察する方法。実験心理学の祖ヴィルヘルム・ヴントが考え出した。内観を行うには訓練を受ける必要があった。その後、近代心理学は次第に主観性の強い内観的方法から離れ、客観性の高い行動に注目するようになっていった。
ーWikipediaより

簡単にまとめるならば「自分自身と向き合うこと」ですね。例えば就活生が悩む関門、自己分析も内省のひとつの例です。
私たちは、この内省/内観する方法を一切教えてもらえずに大人になります。(知らなくても大人になれてしまいます。)だからこそ、いざ答えのない問題に直面したときに、それをどうやって乗り超えていけばよいのかわからずに右往左往してしまうのです。

答えのない問題。例えば有名なエンジェル投資家ピーター・ディールが採用面接で候補者にこんな問いを尋ねました。(引用:書籍「ZERO to ONE」

「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう」

ぱっと答えが出てきますか?

私は、出てきませんでした。

この問いは、まさに「考えさせられる問い」です。答えが外部になく、ググっても出てこない。人それぞれ、答えが自分自身の中にある、そんな問いです。この問いに答えるためには、普段から自分自身と向き合う習慣があるかどうかが鍵となります。
つまり少し付け加えるならば、こんなことを問われていると思うのです。

「賛成する人がほとんどいない、(自分にとって)大切な真実はなんだろう」

「自分にとっての価値とは一体なんだろう」。


以下記事にも書きましたが、正解を外側ではなく内側に問われる世の中になってきました。

だからこそ、コーチングが世の中に求められているのだと思うし、ひとりひとりが自分らしい価値を見つける(=内省/内観する)ニーズの高まりを感じています。

ただし、この方法は親も、学校も教えてくれなかった。(教えられなかった)

この内省/内観の時間を生み出すためにコーチングを学ぶ。そしてその時間は結果として自分自身と向き合い、内省/内観する時間となったのです。



メリット2:問いの立て方を学ぶことができる

大雑把に言ってしまいますが、コーチの役割とは、クライアントに対して「問いを立て、投げること」がその大半を占めています。

例えば、あなたが大手コンサート会場運営の経営者だったとします。
ファンは大好きなアーティストのコンサートを見るために、コンサート会場の前に大行列を成しごった返していました。会場入口が限られているため、列に並ぶだけで最長3時間待つこともあり、来場者からは度々クレームが生じていました。

さて、もしあなたが経営者の立場なら、どのようにこの状態を解決しますか。
よく出る課題解決の方法としては、こんな答えが想像できます。

「会場を工事して、入口を増やす」
「来場者の時間帯をばらけさせ、スムーズに入場できるようにする」
「そもそもの来場者数を減らす」

このどれも間違いではないでしょう。ただ、コーチングで問いの重要性を学んでからは、前提の問いが間違っているのではないか、という視点を持つことができるようになりました。

問題自体をリフレーミングして、問題設定を変えるのです。
「どうすれば会場の入場効率を上げることができるのか」ではなく「どうすれば、ファンが待ち時間を有効活用できるのか」。

このように問いそのものの視点をずらし、リフレーミングしてみると、新たな答えが出てきます。

「待ち時間をファン同士の交流の場にする」
「待ち時間で好きなアーティストの限定配信を聴ける」

などと、新しい答えが出てきます。
この考え方を学ぶことが出来たのも、コーチングを学んだ副産物です。

以下、問題設定の重要性とリフレーミング方法を説く書籍としてお勧めです。

メリット3:WhyではなくWhatで考える習慣がつく

以下にツイートしましたが、WhyではなくWhatで考えられるようになったこともコーチングを学んでよかったことのひとつです。

「なぜこうなってしまったんだろう」と原因追及していく思考も時に大事ですし、ロジカルシンキングの核となる部分です。私も、新卒で入社した会社では徹底的に「なぜ」を問うなぜなぜ分析が大事だ!と口を酸っぱくして叩き込まれました。

「Why思考」が悪だといっているわけではありません。Tedで一躍有名となったサイモン・シネックもWhyからはじめよと説いています。

ただ、What思考も兼ね備えておくと、Whyで行き詰ったときに新たな視点で物事をとらえることができると思っています。


メリット4:情報の受信(傾聴)ができるようになる

傾聴って簡単でしょ?ただ聴けばいいんでしょ?って思う方が多いのですが、私はコーチングスクールで傾聴には3つのレベルがある、と教わりました。

長くなるのでここでは割愛しますが、本当の意味で「傾聴」できている人はほんの一部だと思います。これは学んでみてわかるのですが、人の話を聴くって本当に繊細で、難しい。

例えば会議中。メンバーとの1on1。

話を聴きながら、「次は何を発言しよう」「どんなアドバイスをしよう」と自分の過去の経験やテーマのあら捜しをしているうちは、話を聴いていても、傾聴のレベルが低い状態です。

なぜならば、その時点で矢印が自分に向いているから。

人に焦点を当て、相手の世界をのぞき見する。この鍛錬を何度も何度もコーチングの学びの過程でしてきました。

その度に、人はいかに自分の話を聴いてほしいか、(私もまた)自分に矢印が向いているかを実感し、コーチとしては絶望しました(笑)

ビジネスの場において簡単なことではありませんが、多弁なマネジャーにこそコーチングを学んでいただくと、見違えるほどの変化があると思います。


いかがでしたでしょうか。

最近、特にコーチング流行が再燃し「学びたいんだけどどうしたらいい?」と質問いただく機会も増えました。

個人的主観ですが、コーチングを学ぶメリットは、人生レベルで多いと思っています。本記事が、コーチングへの学びの旅へ向かう方々の何かのきっかけになりますように。

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