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フイルムポートレート展へ向けて③

前回に続き 今回もフイルムの現像後のデータ化
「現像ーデータ化後編?リバーサル&(120)ブローニー編」です。

(120)ブローニーフイルム(ネガ)のデータ化

今回このフイルムに関しては外注でお願いしました。
フイルムサイズの大きい(120)ブローニーフイルムなので
綺麗に撮ればかなりな高精細な物が撮れるのですが。
外注で約2000×2000ピクセルのデータスキャンで返って来ました。
ただこれだけではある程度以上 大きくプリントすると
解像度が足りないのでLightroomでスーパー解像度で解像度を上げて
シャープ調整にて解像度増しをしました。

あらためて シャープ調整の各パラメーターの意味を学習して
ノイズを抑えて 写真に違和感の無い様にディテールアップ
普段デジタルでピントが外れたけど使いたい・・
的な場合でもなけりゃやらない事ですけど
ちゃんとパラメーターの各項目の意味を考え調節すると
結構いい感じでディテールは高めることが出来ました。

(120)ブローニーフイルム(ポジ)のデータ化

今回 ポジ&ネガ 35mm(135)&(120)ブローニーと
色んなフイルムで撮影して計5本のフイルムを現像に出し
それをデータ化とゆうことで 金額が〜って事で
ポジ(リバーサル)フイルムに関しては 自宅スキャンを選びました。
自宅にフイルムスキャン可能なスキャナーが
以前カメラ仲間から譲ってもらったのと
出来れば展示にポジ(リバーサル)の現像後のフイルム自体が
凄く綺麗なのを見せたくて長巻(フイルムをカットせずに元の長さのままにする事)で残したからです。

自宅フイルムスキャン

以前 カメラ仲間から使わなくなったので無償で
EPSON GT-X700 とゆうフイルムスキャンが可能なスキャナーを頂きました。
なのですが 専用のフイルムスキャンソフトの更新&配給が既に終わってて
現在は使えません。
幸い私の使用するMacでは プレビューソフトがフイルムスキャンに対応してて
ただネガの再現は難しく でもポジなら・・
って事でポジフイルムに関しては自宅で・・と決めました。

「スキャナーって一般的な複合機プリンタにもあるしそれじゃダメなの?」
って思う人もいると思います。
実は フイルムって確かに薄いそれに撮影記録されてるのですが
映画のフイルムを思い浮かべるとわかりやすいと思いますが
実は表面じゃなくて 裏から光を当てないと
記録された写真情報が確認出来ないんですね・・

複合機などの一般的なスキャナーみたいに表面に光を当てても
ちゃんとした撮像情報は確認出来ません。
実際 昔のプリントでの引き伸ばし機では
映写機の様に裏から光を当てて
照射された画像を印画紙に焼き付けてプリントしてたし
フイルムの確認のために 裏(下)から光を当てて
ルーペなどでフイルムの撮影情報を確認するライトボックスなどが必須でした。

つまりフイルムスキャン出来るGT-X700などのスキャナーには
スキャンする裏側(機種としては蓋側)に明かりを出す装置があり
そこから投射される情報をスキャンする様になってます。
フイルムのスキャンが今より重宝された頃は この機能を有する機種は
結構あったのですが
最近はフイルム利用者の減少に伴い 出来る機種もほぼなくなってしまいました。

自宅スキャンの難しさ・・・。

プロに任せれば 専用の機種で
プロなりの環境、技量で確実なデータが手に入りますが。
自宅スキャンではそれが出来る機種と言えど
なかなか難しいものです・・。

まずごく小さな埃も写り込んでしまうので
その辺りの注意が大変
私の使用したブローニーのロクロク(6×6cm)でも
そのサイズを展示サイズに引き伸ばそうとする訳なので
ほんの1ミリ程度の埃でも かなり目立つ訳です。
ある程度 ブロアで飛ばしたりして注意しても
わずかには写り込んで それをレタッチで消して・・
その作業・・地味ですが大事。

そして 私のミスですが
ソフト側での たぶんアンシャープマスクなどの設定などが邪魔して
画像が乱れた部分が・・・
酷ければ設定を見直して再スキャン
軽微なものはレタッチで修正・・・・
こんな事が各撮影コマ数で繰り返すんですから・・・
やっぱ確実なのは外注ですね(苦笑い)

35mm(135)フイルム(ポジ)のスキャン

さて 同様にこのフイルムもスキャナーでスキャン・・・
って思ってたのですが ここでミスが・・・
ポジに関しては長巻で戻ってきたのですが
35mmの長巻が構造上スキャン出来ない・・・。
(120)ブローニーはスキャン用のホルダーが横送りなので問題ないのですが
35mm(135)用のホルダーが縦送りなので
長巻だとスキャンしない部分のフイルムがスキャナーのヒンジに干渉して使えない・・😭
これは参った・・・・
って事で感んがえたのがこの方法。

ライトボックス上のフイルムをデジカメで直撮り

Nikonの一眼カメラと対応レンズにて
フイルムを専用マウントで撮影する
フィルムデジタイズアダプター ES-2」とゆうアイテムがあります。

NikonのD850、D780にはネガのポジ反転機能があるらしく
その機能とこのES-2(と対応レンズ)を使えばデジカメ撮影データとして
フイルム写真がデジタル化できる・・。

実は私 これ持ってるんですがNikonのデジイチとレンズ持ってないので色々やったんですがなかなか・・・・

そこで私が考えたのがライトボックスの上にフイルムを置いて
(文鎮などでたわみを押さえて)それを撮影・・
とは言ってもマクロレンズ持ってないので
マクロフィルターで近距離撮影
ピントが合う範囲が狭くなるので
三脚でカメラを下向きにして高さを合わせて・・・
わずかなたわみなどでピントがズレるのを避けるため
なるべく絞りF値は高めで ISO感度はノイズが出ない程度に
三脚使ってるので シャッタースピードは遅くてもOK。
とはいえ 三脚でもブレは禁物なので
レリーズもしくは2秒セルフタイマーなどで撮影。

まとめ

このような感じで初めてのフイルムポートレート展の参加に向けて
色々と試行錯誤しました。
そのフイルムポートレート展もいよいよ開催です。
私自身は日曜日しか在廊できませんが。
色々と多彩な作品が展示されてます
お時間ご都合の許すかたは ぜひご来場ください。

まだまだ 未熟な部分も多い私ですが サポート頂けると 今後の記事投稿に活かせるように利用させて頂きます。