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#アルバムレビュー
Herbie Hancock. Future Shock (1983)
ファンク、ディスコの次にハービーハンコックが目をつけた最新の音楽はテクノとヒップホップでした。大胆な打ち込み、シンセ、これでもかと使われるスクラッチが強烈な一枚です。リアルタイムでの印象や評価は分かりませんが今となっては古くさくチープな電子楽器のサウンドが逆にクセになる一枚です
ハービーハンコック、マイケルバインホーン:キーボード
ビルラズウェル:ベース
グランドミキサーD.ST:ターンテーブル
Santana. Welcome (1973)
いろんな音楽を広く浅く聴いてる僕にとってサンタナは大好きなバンドです。最近のローリングストーン誌やその他評論、同世代で自分と似たような音楽好きからの評価は高くないですがBS&Tと並んで1番大好きなロックバンドの一つです。
そんなサンタナの73年作のこのアルバムはシンプルすぎるジャケットに反してラテンロック、スピリチュアルジャズ、フュージョン、ソウルの要素をごちゃ混ぜにしたサウンドがクセになる一
Art Blakey & The jazz messenger’s. Moanin’ (1958)
個人的にジャズを聴いている時が1番タイトル知らないけど聴いたことある曲に出会うことが多い気がします。このアルバムのタイトル曲のモーニンもそんな一曲です。それ以外の曲もジャズのツボを押さえつつキャッチーでわかりやすいメロディや構成なのでよく聴く一枚です。もう一つの特徴が収録曲のほとんどがオリジナルナンバーだということ。ジャズでよくあるスタンダードナンバーのカバーは6曲目のカムレインオアカムシャインの
もっとみるGeorge Benson. Breezin'(1976)
人気のあるアルバムで多くの方がいい紹介記事を書いているものは自分の文章の荒が目立つので避けていますがやっぱりいいアルバムは書きたくなってきます。これもそんな一枚です。
メンバー
ジョージベンソン:ギター、ボーカル
ホルヘダルト:アコースティックピアノ、クラヴィネット
ロニーフォスター:エレピ、シンセ
フィルアップチャーチ:リズムギター
スタンリーバンクス:ベース
ハーヴィーメイソン:ドラム
ラル
Idris Muhammad. Power of soul(1974)
ジャズに変わりソウルやファンク、ロックが人気を集めるようになった60年代ブルーノートレコードやプレスティッジはそれらの要素を取り入れたソウルジャズのレコードを多くリリースするようになります。そういったレコードは未だにレアグルーヴとして人気がありますがそんなレコードにソウルフルなリズムを刻んでいたのが本作のリーダーアイドリスムハマッド(読み方イドリスだったりムハマドだったりムハンマドだったりしてわか
もっとみるRichard Tee. Strokin’. (1979)
スタッフのメンバーのソロアルバムはいくつもありますがその中でも1番スタッフらしいのがガッドギャングで次がリチャードティーでしょう。リチャードはボブジェームズのタッパンジーと契約してボブのプロデュースでアルバムを何枚かリリースしています。その一作目に当たるのがこのStrokin’です。ジャケットは1と書かれたゴルフボールとティー(ゴルフボールを乗せる台座)という洒落の効いたデザインです。
メンバー
The gadd gang. Here &now (1988)
ガッドギャング二枚にして実質のラストアルバムです。今作で初めてロニーキューバが正式メンバーになりました。収録曲の内オリジナルは1曲のみ。他は様々な時代、国、ジャンルをガッドギャング風にアレンジしています。またキングカーティスが取り上げた曲が多いのも特徴です。(※付きの曲がキングカーティスのカバーです)
I can’t turn you lose
オーティスレディングのカバー。軽快なホーンがワクワ
Gadd gang. S,T(1986)
スタッフ解散から6年後に結成されたのがガッドギャングです。メンバーのうちリチャード、コーネルはスタッフからの仲間ですが、ベースのエディゴメスはビルエヴァンスのトリオで有名な人でちょっと以外な人選です。彼とスティーブはチックコリアのセッションで何度も共演していますが他のメンバーとは初対面だったそうです。ちなみにサックスのロニーキューバはサポートメンバー扱いでブックレットのメンバー写真も4人で写ってい
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