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【Non-Flying TRACK CLUB】新コンセプトの陸上チーム発足

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もう1度走りに夢中になれる陸上チーム!Non-Flying TRACK CLUB

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はじめまして。陸上コーチをしている水谷です。

早速本題ですが、高みを目指したことのあるアスリートの皆さんの中には、無意識のうちに"アスリートはストイックで当然。勝つ気のない選手には存在価値が無い、チームには不要だ。"とばかりに自分で自分に鞭を打ち、だんだんと心が擦り切れ、心が冷え切り、心が死んでいく。勝ちが義務に変わって、競技が苦しくなっていくという経験をしたことのある方がいるかもしれません。

そのような"選手の心を置き去りにする文化・指導"に疑問を抱いたため、"結果を出さなきゃ!!" "今のままじゃダメだ!!"と、無理をして心が疲弊した選手向けに、新たな選択肢として隠れ家や秘密基地のような居場所を作りました。

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それが"Non-Flying TRACK CLUB" です

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重視するのは、チームの活躍でも、個人の活躍でもなく、選手の心を最優先。勝ち負けなんて二の次三の次。選手がワクワクできているかどうか。楽しんでいるオーラが出ているかどうかを重視する居場所。

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モットーは、"心を置き去りにしない指導" "もう1度陸上に夢中になれる場所"です!! 決して、"勝つための指導ではない"ということです。
"勝ち負けのプレッシャーから自由になれるほど、自分の走りの完成や試行錯誤に夢中になれているかどうか"を重視します。

なんだか正義のヒーローのようなことを言ってしまいましたが、"選手を救いたい!!"といった強い使命感が私にあるというよりも、ただ純粋に"もがき苦しんでいる選手が笑顔を取り戻した瞬間"に立ち会うことが自分の人生の中で1番の喜びなんですね。"その瞬間により多く立ち会いたい!!"という本当に自分勝手で身勝手な願いから、このチームの活動をスタートしています。

ここで皆さんが疑問に思うのはおそらく、"勝ち負けを気にしないってことは、競技力アップは考えないの?"っていうことですよね。。

重要なことほど厳しくせず自由に!自由だからこそ驚くほどの結果が出る!

でもそれは違っていて、勝ち負けを意識しなくても、選手はしっかりと伸びるんです。

その理由の1つが、指導になります。

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まず、チームと言っても練習はマンツーマン指導なんです。
その理由なんですが、"『自分は今後成長して速くなる』という確信が持てれば、選手は楽しんで過ごせるんじゃないか"という仮説があったので、大学4年時から7年かけて自分なりのマンツーマン指導を完成させたんです。
その内容は次の記事ですべてを公開していますのでご参考ください。

すなわち、"マンツーマン指導で今後の成長を確信し、ワクワクしてもらう"というのがチームの哲学になります。

で、ワクワクしてもらうための指導の工夫・特徴を説明しますね。

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【Non-Flying TCの指導スローガン】大切にしている"3つの自由"と"3つの驚き"

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-スローガン①モチベーションの自由-
Non-Flying TCでは、目標を一切強制しません。"目標がないのに頑張れるの?楽しいの?"と思うかもしれませんが、『自分は今後成長して速くなる』という確信が持てると大丈夫なんです。自分の走りが完成する日が楽しみすぎて、前のめりに練習しちゃうんですよ。

なので"絶対にインターハイに出る!"みたいな目標は不要ですし、最初のモチベーションも自由です。いま指導している選手の中には、"なんのために陸上をやっているか分からなくなりました。自分は本当にインターハイに出たいのか..."と悩む選手も多いです。
そういうのって怒られそうで、意外とチームの誰にも相談できなかったりするんですよね。で、モチベーションの下がった自分を自分で責めてしまうと。そういった誰にも打ち明けられない深い悩みを共有する居場所でもあります。

中には、"自分を潰した高校時代の顧問に復讐する"といった過激な選手までいますので。笑
でもそういった選手もこのチームに入って指導を受けたら、皆んな走ることが純粋に楽しくなって、もう一度陸上が好きになるんですね。走りが完成する未来にワクワクして、夢中になれるんです。

で、そうなると、今まで"結果が出なかったらどうしよう"とか、"今のままじゃダメだ"とビクビクしていたはずなのに、知らぬ間に頭の中から勝ち負けが消えるんですよ。たまに、"あれ?そういえば試合でこの走りしたら勝っちゃうんじゃない?"と、思い出す程度に変わるんです。"夢中で楽しんでたらおまけで勝ちがついてきた!"って具合です。

なのでNon-Flying TCでは、"競技ではモチベーションが重要。だからこそ自由に。自由だからこそ、驚くほど楽しくなる!"というスローガンを掲げています。

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-スローガン②トレーニングメニューの自由-
チーム・ペンギンでは練習メニューを出さないんです。なぜならマンツーマン指導の際に"走りの完成形”を一緒に考えて明確にすると、勝手に選手の頭にメニューが浮かぶんですよ。あえて"これやって!あれやって!"って言う必要がないと。

もちろんコーチから"ちゃんと練習してるか?”といった監視もしませんし、強制的に集合させて練習させることもありません。"練習しろよ!” "練習報告しろよ!"みたいな無言の圧力もかけません。笑

練習に向かう途中に、"今日はどんな自主練をしよう?"と考えることがあるかと思いますが、走りの完成形が明確になると、"どうやって走りを完成させよう?"に思考が変わるんですよ。で、これがすっごいワクワクすると。

ワクワクしちゃうから、無意識のうちにすごい練習量になるし、しかも辛くないんです。さらに、闇雲にする練習よりも当然質が高いんですよね。

で、さっきと同じで、"あれ?走りが完成してきたけど、これすごいタイム出るんじゃないの?"と、試合のことはふとした時に思い出す程度になるんです。しかもしっかり結果が付いてくると。

このように、Non-Flying TCではトレーニングメニューが重要だからこそ自由に。そして自由だからこそ、気づいたときには驚くほどすごい選手になっているんです。最高じゃないですか?

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③コミュニケーションの自由
 最後に、Non-Flying TCのマンツーマン指導では、日々の報告・連絡を強制しません。なぜなら特に監視のようなことをしなくても選手が主体的に練習に取り組むからです。むしろ自然と日常的に連絡を取り合うからです。

例えば、"これ走りめちゃ良くないっすか?"と選手からLINEで動画が送られてきたり、"走りが変わってチームメイトがびっくりしてました!!"と報告が来たり、また逆にコーチの方から"指導ですごい発見があったんだけど、ちょっと試させてくんない??"と連絡することも多々あります。

私個人の考え方としては、選手とコーチは、師弟関係ではなくパートナーなんですね。どちらの立場が上ということはなく、常に一緒に答えを模索して、二人三脚で進んでいくと。この関係性が個人的に最高なんです。

こんな風に、コミュニケーションが自由だからこそ、気づけば驚くほどの絆が生まれ、そして驚くほど心が繋がっていると。心が疲弊せず、むしろ満たされるんです。

今までに指導した"はじめて母校以外で指導を受けてくれた選手" "指導者にトラウマを抱えた選手" "日本代表も経験した選手"などなど、忘れられない思い出がたくさんあるんです。どれも指導する前に連絡をもらっただけですごい嬉しくて、心が満たされるんです。

そんな"極上の体験を自分の人生に増やしていきたい"と願い、さらにそんな自分のわがままが、結果としてアスリートを救うことにつながるんじゃないかと考えています。

実はチームシンボルのペンギンにもそういった想いが込められています。

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"私はアスリートだから、絶対に上を目指さなきゃいけない!!"みたいな固定概念は捨てて、ペンギンと同じように無理に飛んだりせず、陸地を歩いたり海の中を泳いだりして、自分に合ったスタイルを見つけましょうと。そしてそうやって自由に生きていたら、自ずと結果も付いてくるんですよね。

だから、勝ち負けを意識しなくても、選手はしっかりと伸びるんです。

今回は、"こんなチーム・居場所も世の中にはあるよ!"という紹介でした。
以上、長くなりましたが、もし今後ご縁がある方はパートナーとして一緒にもう一度陸上に夢中になりましょう!ぜひお待ちしています。

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最後までお目を通していただき、ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします。 (水谷ゆうき)

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【※参考① チームの選手の例】

このチームは中・上級者 ~ 日本トップ選手が対象になります。
高校生では都道府県大会のベスト16に走れるレベルが目安です。

2021年1月の1ヶ月間では、男子は100m選手 11秒3~10"7 / 400m選手 48秒台 / 女子100m12秒前半の選手などに指導をし、全員から"今後絶対伸びます!!"という前向きな言葉をいただいています。

2月以降は、日本選手権決勝にも出たことのある日本トップ選手2名への指導も決まっています。

【※参考② チーム参加の流れ・システム】

現在はコーチが1人のみのため、指導人数は週に3名を定員としており、参加は紹介制になっています。また、すべてが実験段階のため、現在は指導料はいただいていません。ですが、今後は以下のような入会金&月額制にしようかと考えています。

●入会金 (予定)
¥5,500 or ¥11,000(特典付き) → 高校・大学生
¥11,000 or ¥16,500(特典付き) → 社会人
※特典はオリジナルペンギンTシャツなど

●月額料金 (予定)
¥5,500 → 高校生・大学生
¥8,800 → 社会人

(●遠方の方など向けの単発指導)
出張:¥20,000  近場:¥12,000

●月額サービス 一覧 (予定)
①マンツーマン指導 月1.5回程度
②ノウハウ❶  コーチの最新の指導ノウハウや発見を共有
③ノウハウ❷  自分以外の選手の課題やその取り組み・工夫の共有
④協力者の支援 トップアスリートからジャージのプレゼントや一緒に練習など

●チーム在籍期間の目安
〇3ヶ月~6ヶ月ほどで効果があると思っていて、チームを抜けるタイミングの目安は、"足が速くなったかどうか"ではなく、"勝ち負けのプレッシャーから自由になれるほど、陸上に夢中になれているかどうか"を卒業の判断基準にすると良いと思います。
※その後もチームが必要になったら、いつでも参加歓迎です



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