#47|ゆったり子育てが叶う。「大人と子どもは時間軸が違う」と知っておくだけで。
毎日の子育てで重視することは何?
ぶっちゃけると「滞りなくルーティンをこなして寝かせる」こと!
子育て世帯に本音アンケートを取ってみたい。「日々やるべきことをこなし、早く寝かせたい」がぶっちぎり1位になるはずだ。
もちろん好奇心や自主性も大切に育てたいけれど・・・、現実が高く大きく立ちはだかる。
私もnoteで「好奇心だ、伸ばす子育てだ」なんて書いているが、日々の生活は「やるべきこと」とのタイムアタックだ・・・。
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大人はいつだって「先を読み、効率的に進めたい」と思っている。時間は有限だと知っているから。
有限な資源をできるだけ効率的に使いたいと思うのは、人間の当然の知恵。
ところが子どもに大人の知恵なんか関係ない。
子どもは「いま」を生きている。彼らはきっと5秒後だって考えていまい。「いまがすべて」だ。
4歳の娘を見ていると、心の底から「いま」を生きているなあと感じる。先を読み、効率的に物事を進めたい私の言うことなんて、うるさい小言でしかない。
✔ ご飯が入らなくなるかどうかなんて関係ない。
いま、おやつを食べたいんだ!
✔ 日が沈むと寒いから帰ろうなんて思わない。
いま、遊びたいんだ!
✔ 今寝ると夜寝付けなくなるなんて知らない。
いま、眠いんだ…
そしてどうやら、これは我が家だけ・幼児に限った問題でもないらしい。小1のお子さんを見て、同じことを考えたパパさんがいた。
投稿者の「じんやまさん」は、Twitterで仲良くしていただいている方。優しさと思いやりが詰まった冷静な視点が、いつも勉強になる。
やはりそうか。
じんやまさんの投稿を見て思った。
うちの娘だけの問題ではないんだ。「大人と子どもで見ている時間軸が違う」は、子育て共通のテーマなんだ。
確信を得た。(じんやまさん、ありがとう!)
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そう、大人と子どもでは「時間」という資源に対する価値観や考え方が驚くほど違う。普段は全く意識しないけれど。
この「普段意識することのない”時間軸の違い”」が、実は大人と子どもの間に軋轢を生んでいる。そんな光景はよく見かける。
我が家の例もそう、公園から帰りたいママ VS まだ帰りたくない子ども、は典型的にそう。
常に先を見通して動きたい大人は、子どもが「いま」にこだわればこだわるほど、イライラする。頭に血が上る。
子どもを「言うことを聞かない子」認定し、声を荒げ、時に力づくで(引っ張って連れ帰ろうとしたり、抱え上げたり)ことを先に進めようとする。
「いま」を全力で生きている子どもにしてみたら、たまったものではない。想像の及ばない「これから先」を理由に、自分が今やりたいことを制止されるのだから。
夕方?夜?明日の朝?なんだそれは、知ったこっちゃない。目の前に砂場があるじゃないか!遊びたいじゃないか!!
そんな本音が聞こえてくる。
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人類はきっと悠久の時を、「見ている時間軸の違いによって生まれる軋轢」となんとか付き合いながらやってきたんだろう。
子どもも幾度となく大人から言われ続け、「先を見通す」というスキルを身につけながら成長していくんだろう。
大人になれば、みんなそれなりに「先を見通す時間軸」を共有して社会生活を送っているのだから。
なるほど。
「滞りなくルーティンをこなして寝かせる」ことが最重要ミッション、という日々も今だけのものか。「今」にこんなに一生懸命になるのも、小さいうちだけの特権か。
そう考えると、「今」にこだわる子どもの生き方をほんの少し大らかに見守れそうな気がしてくる。
見ている時間軸が、そもそも違う。
この事実を知っただけで、これからは「まだ帰らない!」と主張されても、すぐに苛立つことはなくなりそうだ。
「先を見通して行動する」、そんな大人への一歩を少しずつ教えながら、今だけの「今」にこだわる姿を楽しんでみようか。
夕方、日が暮れた公園からは、できるだけ早く帰りたいけれど…。
一緒に楽しみながら高め合える方と沢山繋がりたいと思っています!もしよろしければ感想をコメントしていただけると、とっても嬉しいです。それだけで十分です!コメントには必ずお返事します。