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10年分の写真を見返すことは、色んな感情を呼び起こしてくれる

暮らしまわりのお仕事をしてる3人で始めたラジオのようなもの、「暮らしのinside & out!」の3回目の配信をしたのですが、写真って「写そうと思ったもの」と「図らずして写ってしまったもの」が写ってる。最近どうしてる?から始まって、そんな話をさせてもらいました。

最近は、6月に出版予定の書籍のために10年分の写真を見ていて、そこで上の話が出たのだけど、それに対してかなさんが「愛おしい時間を過ごしてるのね」って。ラジオでは愛おしい時間だけにフォーカスしたけれど、それ以外にも本当にすごくいろんな感情を最近味わっています。

例えば、10年間で成長した自分の写真を見て、驚いたり頑張ったなあと自分を褒めたたえたくなったり。
今回の書籍に使えるかもしれない写真を見つけて、それを撮っておいた過去の自分に感謝したくなったり(タイムカプセルみたい!)
はたまた娘の数年前の小ささに癒されたりきゅんとしたり(あの時は体調も悪いし余裕もないしでそんなこと感じる暇もなかったのに!)

あと、このInstagramの投稿でも書いたのだけど、いろんなものを撮ってきたけれど、なにもかもは撮れないこと。それはものすごく感じています。
人間は変化に目が行きやすいから、完全な日常はもう目に入らない。指からさらさらと砂が落ちていくように、記録にも記憶にも残らないことって山ほどある。

買ってきた花の写真は撮るかもしれないけれど、枯れた花の写真を撮ることは少ない。娘の変化は撮りたくなるけど、いつも通りの仕草は当たり前すぎて撮ることすら思いつかない。いつも遊んでるおもちゃを写さないように撮ることもあるし、子供が生まれて、それまで主役だったペットの写真が減る、なんてこともある。

そういう意味で、写真はやっぱり視点だなあと思う。
なにを見ているか、なにを見ていないかがくっきり描き出される。
時に残酷なほど。
でも、だからこそ、愛だなあとも思う。

子供の写真を撮る時に最近意識しているのは、少し散漫に、少し引いて撮ること。余所行きの服を着た現実感のない写真だって好きだけど、日常の普段着の写真は未来へのプレゼントだと思う。決めすぎず、普段食べてるお菓子が写り込んでるくらいの方が、思い出としてはいい。

こうやって文章を書いているのだってそう。
Instagramだってラジオだってそう。
これは、未来の私へのプレゼントでもある。

10年分の写真を見返すことは、色んな感情を呼び起こしてくれる。
それを忘れないためにもここに残していこうと思いました。


ラジオはもうちょっと軽くおしゃべりしています笑
最近人に会ってないから雑談が恋しいなあ、なんて方も、よかったら3人のおしゃべり聞いてみてくださいね。ヘザーさんとかなさんの最近やってることも面白かった!


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