可愛くなりたいならポールダンスをやればいい
宮古島に行く前日、友達のおしりちゃんにポールダンスを教えてもらった。
ポールダンスを初めて知ったのはもう10年以上前。
そのときは、なんだか私とは遠い世界だなと思った気がする。夜の匂いが強すぎる、と。
だけど、先日、おしりちゃんがポールダンスの公演をすると投稿していたとき、なんでか、とっても気になった。
数年前に母娘で湧いた「Greatest Showman」が、娘とともに再燃し、今更DVDとサントラを買って毎日見ては、空中ブランコ乗りのアンの姿に心奪われてたからかもしれない。
公演のアーカイブを購入して見ると、おしりちゃんは、キャラクター的にも、表情も所作もなにもかもほんっとうに可愛くて🥺
すぐに、おしりちゃんに連絡を取って、娘とふたりでレッスンしてもらうことに。（その後友達母娘も誘って4人で！）
特に何も考えずにレッスンに臨んだのだけど、おしりちゃんのレッスンは、ポールダンスをシステマチックに教えるものではなくて、とってもとってもよかった。
よくよく考えたら、おしりちゃんのレッスンは、レッスンのずーーっと前から始まってたたんだろうなと思う。それがこのメッセージ。
み、見せパンツってなんや！？そんなもの持ってないけど！？
まあ、水着の時に着る短パンとラッシュガードでいいよね、なんて軽い気持ちで行ったら、スタジオに入るや否や、おしりちゃんがバッグからごそごそ何かを取り出す。
それは、ピンクのフリフリ衣装！
ピンクも、レースも、無問題なんだけど、
あまりのショート丈にびびる…
もうしばらく素足なんて出したことないよ汗
だけど、やるならとことん！そして、形から入るタイプの私は、おしりちゃんの用意してくれた衣装をあれもこれも試着して、自分に合いそうなのを探して着る。
そして、ストレッチが始まった。うっとりした気分になる音楽を流しながら。ヨガに親しんできた私も、このストレッチは、なんというか、ある意味未知の世界。やっていることは、柔軟体操と変わらない。だけど、本質的に、体操をしているんじゃないんだよね。それは、美しく魅せるための動き。自分にうっとりするための準備。
やっていくにしたがって、おしりちゃんのレッスンは、マインドに働きかけるものだと思った。何度も何度も「可愛いー❤️」と声をかけてくれるのだけど、これが効くんだよね。
自分のことを鏡で見ながら、優しく撫でるなんて、美しく見えるようなうっとりとした表情を浮かべるだなんて、これまでしたことあっただろうか…ひとりでなら恥ずかしくてできない、こんな行為も、おしりちゃんが目の前で優しい笑顔を浮かべながら、世界一かわいいのは私だと言わんばかりに、ゆったりと動く姿が視覚的に刷り込まれていく。それによって、ゆっくりと、でも確実に、自分の中の女性らしさが目覚めていく。
おしりちゃんの瞳、まつ毛、唇、肌、指先…その全てが美しく発光している。全身の至るところに「可愛いの素」がぱんぱんに詰まっていて、少しでも触れたら弾けてしまいそうなくらい。（弾けたらきっと、花びらが散って、部屋中がお花の香りに満たされるだろうな）
おしりちゃんが首を傾けると、長い黒髪が揺れて、サラサラと肩から落ちてゆく。普段着のおしりちゃんもとんでもなく可愛いけれど、ふわふわした衣装に身を包み、恍惚の表情を浮かべるおしりちゃんは、可愛さを超越している。スポットライトを浴びて、輝きを増す人間なんだろう。ステージ上にいるかのようなおしりちゃんの姿をみているだけで、影響されていく。
ストレッチが終わったところで、おしりちゃんが声をかけてくれた。「うりちゃん（私のニックネーム）、可愛くなってるーー！」
そっか、可愛いって、マインドなんだな。
自分のことを可愛いと思うだけで、可愛くなるものなんだな。そして、その積み重ねでしかないんだろうな。
外見に現れるオーラのようなものだけじゃない。美しく動くためには、自分自身のことを美しいというその気持ちがなければ動けないものなんだな、と知った。
それは、俗に「自分に酔う」と言われることなのだろう。だけど、どんなキャラクターとして生きたいか、その根底にあるものは、自分の身体を使って、自分自身のありたい姿を表現するということなんだろうね。
……
翌日、宮古島へ向かい、私はスキンダイビングをした。スキンダイビングを教えてくださった方の、水の中での動きは、それはそれは美しいものだった。軽く手を顔に触れるその仕草。目の動き。小さな動きにすら、その方のセンスが表れていた。（今も脳裏に焼き付いてはなれない）
私が、ポールダンスとスキンダイビングに惹かれる理由には共通点があると思う。浮遊感と、身体的な美しさの表現、それから没頭。共通点探しをすると、自分の心が何に惹かれてるのかよく見える。
私にとって、ポールダンスは、筋力のなさはあれど、楽しく心地よいものだった。（娘とポールの奪い合いになったよね…笑）
「チャレンジ」だと受け取る人もいるだろう。
だけど、私にとって、スキンダイビングもポールダンスもチャレンジという気持ちは1mmもない。
心の奥底にある願望に素直にしたがっただけの、むしろ、自分に還るような行為だ。もっともっとシンプルな自分の喜びに戻っていきたい。（ちなみに、素足なんて出せないと思ってた私ですが、宮古島ではショートパンツで毎日過ごしてた。やっぱり人間、環境の生き物だな。）
おしりちゃんにポールダンス教わりたい！と言う方は、こちらからコンタクトしてみてね。
タイトルに「可愛くなりたければポールダンスをやればいい」と書いたけど、文中にも書いた通り人間は環境の生き物だから、可愛くなりたければおしりちゃんのように、可愛さを追求して表現してる人と時間を過ごすのがいいと思う。
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