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旅と暮らしの交わるところ

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OLから転身し、写真の道へ。結婚・妊娠・出産を経て、女性がライフステージや環境に左右されずに(もしくは、変化に応じて自由自在に形をかえて)はたらくことや暮らすことについて考えてき… もっと読む
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2017年5月の記事一覧

心に正直になると

心に正直になると

ここ何週間か、なんだかとてもだるく、眠たくて、身体が動かない日々を送っていました。夜の眠りは浅く、何度も目が覚め、朝になるとあくびばかり。睡眠不足なのか、昼間はずーっと頭にモヤがかかっているよう。

思い起こせばこの数週間で色々なことが起こりました。
仕事のこと、家族のこと、子育てのこと、友人とのこと。
その全てが、自分と向かい合うための出来事でした。

過去を掘り起こしたり、未来の理想を眺めたり

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別の誰かになろうとしていた話

別の誰かになろうとしていた話

最近発見した、大きな気づきのひとつ。

私、別の誰かになろうとしてた!!

一番顕著に現れていたのが、服装です。

私は、昔から、花柄やレースといったガーリーな服装が大好きでした。
365日スカートを履いてすごしていました。

それなのに、「年齢に合わせた落ち着いた服装にしなきゃ」とか「シンプルカジュアルな服装をしてるあの人、素敵だなあ。真似してみよう。」とか思って、洋服を選ぶよう

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「自分をいかして生きたい!」

「自分をいかして生きたい!」

2007年のことです。結婚して東京を離れ、地方で暮らすことになりました。転居先で転職活動をしましたが、多くの求人はなく、それでも一番自分の興味が持てそうな「海外営業事務」の仕事を選びました。

新しい分野の職場は、もちろんこれまで見たことのなかった世界を垣間見ることができて新鮮な部分もありましたが、入社した段階では私ひとり分のお給料が無駄なんじゃないかと思うくらい暇な毎日でした。少しずつ仕事を自分

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ざっくり掘り出した「好き」のカケラを削って、キラキラした宝石にしていく作業

ざっくり掘り出した「好き」のカケラを削って、キラキラした宝石にしていく作業

「好きなことを仕事にできるなんて、いいね。」
そう言われることがあります。

確かに、私は自分の好きなことでお金をいただいています。
「ああ、今日も楽しい撮影だった!」
「今日も素敵な人に出会えてうれしい♡」
そう感じながら、お仕事をさせていただいているので、本当に幸せだなあと思います。

でも、もちろん、最初からこうだったわけではありませんでした。

最初は、写真を撮れるお仕事ならなんでもやりた

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私のことをすこし

私のことをすこし

清水美由紀
フォトグラファー
長野県松本市出身。

子供の頃から大好きなのは本の世界。大好きな絵本に囲まれて過ごした5年間のOL生活を経て、結婚に伴う転居&転職。淡々とした日々と「好き」から離れてしまった仕事内容に苛立ちと焦燥感を感じ、リーマンショックの真っ只中ロンドンへ逃亡。その後、「自分を活かして行きたい」と切望するようになり、自分の使命について考えはじめる。

自分のアンテナが反応し続ける「

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旅と暮らしの交わるところ



これまで私の心を捉えてきたふたつのものがあります。
それは、「暮らし」と「旅」です。

旅と暮らしは、相反するもののようで、実は隣り合わせにあるもの。私たちが旅をして見ているのは、誰かの日常です。そして、私たちの日常もまた、誰かの旅先になる。そんな、旅を暮らしの交わる、グラデーションの中に生きていることに、しみじみとした喜びを覚えるのです。

「暮らし」と「旅」から私が受け取るメッセージは、「

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