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菖蒲の日は勝負の日

西暦2022年6月3日(金)
旧暦皐月五日
小満
麦秋至(むぎのときいたる)
端午 菖蒲の節供

今日は旧暦の五月五日。

五月五日は
もともと中国・唐で定められた五節句のひとつ『端午の節句』にあたります。
『菖蒲の節句』とも呼ばれます。

端午の節句は、古代中国において、
月の初めの厄払い行事として生まれたといいます。

古代中国では、雨季を迎える五月(今の六月)は病気や災厄が増えることから、
邪気を祓うために菖蒲を使用した行事がありました。
菖蒲の持つ強い香りが邪気を祓うとされていたため、邪気払いに菖蒲が使用されていたようです。

『端』は『はじめ』を意味して、
『端午』とは月のはじめの午(うま)の日(12日ごとにめぐってくる十二支の日)のことを指します。
『午(ご)』の音が『五』に通じることから、日本では五月五日が『端午の節句』として定着していったようです。
鎌倉時代になると『菖蒲』を勝負と引っ掛けて、武を重んじる『尚武』に通じることから、
男の子の節供になったといわれ、
縁起が良いと流鏑馬(やぶさめ)が行われるようになりました。

また、
旧暦の五月五日は、
中国 の特別行政区 香港 で開催される伝統行事、
ドラゴンボートフェスティバル【龍船節】 があります。

2000年以上の昔に、
政治に抗議して川に身を投げた政治家『屈原』の死を記念するお祭りで、
お祭りのハイライトに、華やかに装飾された『ドラゴンボート』でスピードを競う行事です。


いろんな思いで菖蒲の花を愛でるのもよいかもしれません。

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