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マクロビアン薬剤師 『橘』と総称されていた柑橘類を楽しむ

マクロビアン薬剤師 『橘』と総称されていた柑橘類を楽しむ

現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目に入りました。

調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』

わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。

本日は
旧暦神無月十九日
小雪
橘始黄(たちばなはじめてきばむ)
西暦2020年12月3日

昨日から
二十四節気『小雪』
七十二候『橘始黄』(たちばなはじめてきばむ)の末候となりました。

この季節が過ぎると『大雪』(たいせつ)となり、日々肌でも冬の寒さをひしひしと感じますが、
暦の上でも『冬』が少しずつ深まってきています。

『橘始黄』(たちばなはじめてきばむ)とは、橘の実が黄色く色づく頃を言います。

この『橘』はヤマトタチバナのことで、別名ニッポンタチバナとも呼ばれています。

『橘』とは、古くは柑橘類の総称で、色々な種類のミカンのことを全部合わせて『橘』と呼んでいたようです。

古くから日本に自生しており、常緑植物であることから『永遠』を意味するとされ、
『不老不死の実』とも言われていたようです。

この時期、黄色く色づく『柑橘』(かんきつ)の実を見ると、少しだけ気持ちが明るくなるような気がしませんか?

暖かくしたお部屋の中で、みかんをいただく。

お風呂には季節湯のゆず。

これからの時期は『柑橘』のお世話になることが何かとあるようです。

不老不死となるかは分かりませんが、身体を冷やすほどに食べ過ぎないよう、
ビタミンCをはじめとするビタミン補給にも、おみかんを積極的にいただきたいと思います。

みかんは手で皮を剥いて手軽に食べられますが、あの白いもの、、、
綺麗にとっていただく方と、そのままいただく方に分かれると思います。

みかんのオレンジ色の皮の下の繊維状の白い層と筋は『アルベド』といい、
ビタミンPやペクチンなどの栄養素がしっかりと含まれています。

ビタミンPはポリフェノールの一種で、ビタミンCの働きを助け、
しっかりと機能させる作用があるといわれています。
毛細血管強化、抗アレルギー、免疫力アップなどの効果もあります。

ペクチンは食物繊維の一種。
腸の中の善玉菌を増やし、お腹の調子を整える、便秘解消の効果もあります。

どうやら、みかん皮の下の白いもの、、、
食べた方が、身体には良いようです。


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