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薬剤師が考える 夏の養生その5

薬剤師が考える 夏の養生その5


認知症健康サポーター。現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

新型コロナウイルス感染拡大予防のための緊急事態宣言が39県で解除されました。

ウイルスがこの世から消えることはありません。

これを機会に学んだことを踏襲して、感染予防を続けながらの生活を続けていくことが大切です。

つねに意識したいことは、自分自身と自分の大切な人の『健康』守る行動。
いつ、いかなる時も同じです。
手洗い、うがい、必要時にマスク着用。
自分自身の行動する範囲について、どう振る舞うべきか、一人一人が意識することです。

自分自身の免疫力、健康で健全な肉体と心が
最強で最大の感染症予防となります。

ココロ、カラダ、アタマすべてのバランスを常に考えます。

闘う相手はウイルスではなく、昨日の自分自身の
ココロとカラダとアタマです。

5月5日に『立夏』を迎え
暦の上では『夏』となりました。
これからは
『夏』の食養生のご紹介、今日はその5回目は
1回目から4回目を振り返り、一押しメニューもご紹介いたします。

人間も新陳代謝が活発になれる時です。
冬から春にかけて蓄えてきたエネルギーを発散させて、活発な活動をしていきましょう。

心も身体も外に向け、焦ったり、怒ったりすることなく、

『陽の気』をしっかりと取り込みます。

また、夏は体の中に熱が篭りやすくなるため、冷たいものの取りすぎで、
胃腸の調子を悪くすることも多い季節でもあります。

『夏・梅雨の養生食』

ほてりなどの、体の余分な熱をとるには、『夏野菜』や『苦味のある野菜』を食材として取り入れます。

一方で、冷たいものの取り過ぎは『脾』の働きを弱めるので、お年寄りや胃腸の弱い方は、
生ものを控えて、身体の中を冷やし過ぎないように、スパイス・・『香辛料』や『香味料』を使って、
バランスを取ると良いでしょう。

身体の余分な水分を身体の外に出し、胃腸の働きを整えるには、
『水』の巡りをよくする『豆類』『穀類』『ウリ科の野菜』を食材として選ぶと良いでしょう。

夏の水分補給こそ温かい飲み物で。
シソやレモンを加えるのも良いでしょう。

カレーなどのスパイスの効いたメニューもおすすめしていますが、
元気を補うことを考えると、わたしの一押しは
『参鶏湯』風スープです。
なつめ、高麗人参、生姜を鶏肉と一緒に煮込みます。
ネギやニンニクも入れると美味しそう!
味付けは塩と胡椒で十分です。

お試しになってみてください。


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