マクロビアン薬剤師　玉ねぎを食す

マクロビアン薬剤師　玉ねぎを食す

現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って８年目に入りました。

調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』

わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。

本日は
旧暦如月十八日
春分
雷乃発声
西暦2021年3月30日

今日から、二十四節気『春分』の最終候
『雷乃発声』（かみなりこえをはっす）です。

『秋分』の初侯『雷乃収声』（かみなりこえをおさむ）と対になっています。

『雷乃発声』（かみなりこえをはっす）遠くの空で雷が鳴りだすころ。
春の雷は寒冷前線の通過によって起こるものがほとんどで、雹（ひょう）や雪が降ることもあるそうです。

ようやくあたたかい日が増えてきたなと思っていたころですが、
まだまだお天気は定まらないようです。

季節の変化、天気の変化には疲れてしまうこともあります。

そんな変化を楽しめるように、
体調管理を、きっちりとしていきましょう。

今日は、感染症に注意すべき、漢方的に見た、

瘀血タイプ（血液循環が滞っている状態）の方の養生法のご紹介。

顔や口唇の色が暗く、シミやそばかすが多い方。
手足の冷えや、肩こり、頭痛、関節痛、生理痛などが気になる方。

舌の様子が、紫がかった色、黒いシミのような斑点、舌下静脈が太い。

そんな方々には、

適度な運動（ストレッチやヨガ、ウオーキングなど）を心がけていただくと身体の中の循環が良くなっていくでしょう。
また、身体全体の保温を心がけ、お風呂はゆっくりと湯船につかって温めるのがお勧めです。

玉ねぎには、気や血を巡らせ、身体を温める作用があると言われています。
生のときは辛く、加熱すると甘くなるのが特徴的です。

独特の辛味は、硫化アリル、という成分。
新陳代謝を活発にして、疲労回復を促す働きがあります。

胃の働きを高める効果もありますので、消化促進や胃もたれの改善にも効果的です。

一年中いただくことができますので、何かにつけて、使いたい食材の一つです。