見出し画像

薬剤師が考える 夏の養生その3

薬剤師が考える 夏の養生その3


認知症健康サポーター。現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

新型コロナウイルス感染拡大予防のための緊急事態宣言が5月31日まで延長されています。

自分自身と自分の大切な人の『健康』守るためにやることは、
どんな時も同じことだと思っています。

手洗い、うがい、必要時にマスク着用。
感染症の流行に関わらず習慣化したいことです。

自分自身の免疫力、健康で健全な肉体と心が
最強で最大の感染症予防となります。

ココロ、カラダ、アタマすべてのバランスを常に考えます。

闘う相手はウイルスではなく、昨日の自分自身の
ココロとカラダとアタマです。

ウイルスがこの世から、無くなることはないのですから。

5月5日に『立夏』を迎え
暦の上では『夏』となりました。
これからは
『夏』の食養生のご紹介、今日はその3回目。

日本は湿度の高い夏となる地域が多数あります。

『夏・梅雨の養生食』

◎酸味をとる
蒸して暑い夏には、ついつい冷たい水分をとってしまい、
汗もを多くかいてしまいます。
新陳代謝のために、汗をかくことは良いことですが、
度を過ぎるのは、体力の低下を招きます。

汗のかきすぎを防ぐには酸味のある食材を、ほどよく普段の食卓に並べるのが良いでしょう。

食材としては、
梅干し、レモン、酢、さんざしなどが挙げられます。

梅干しは、ご飯だけでなく、おうどんや素麺、時にはパスタにも梅肉にして添えていただきます。

レモンは飲み物に入れたり、野菜やお肉に果汁にしてかけても良いでしょう。

お酢は、酢の物で海藻、野菜、お魚のマリネなど、夏に強い調味料です。

さんざしは『山査子』と書きます。
薬用として江戸時代に中国より渡来したバラ科の植物で、
生薬として漢方薬の成分の一つとしても使われています。
ハーブのように使われていて、ドリンク剤も販売されているようです。

消化を助け、胃もたれや腹部膨満感を改善すると言われています。
また、『肝』の働きを良くして、気を巡らせて血行もよくするので、
月経痛などにも効果があると言われています。

さんざしパウダーが手に入れば、黒糖と混ぜて甘酸っぱいお茶にして飲むと、
消化を助けてくれるでしょう。

夏の食卓には「酢の物」一品追加もちろん良いですね。


よろしければ、サポートお願い致します。いただいたサポートはより良い情報提供のための情報収集に使わせていただきます。