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半夏生に食するもの

西暦2022年7月3日(日)
旧暦水無月五日
夏至
半夏生(はんげしょうず)

季節はまた巡り夏至の第二候『半夏生』(はんげしょうず)となりました。
夏至から11日目の、7月2日から七夕までの5日間が『半夏生』

日本各地では、この時季に食べると良いとされているものもいろいろあるようです。

『タコ』
主に関西方面の風習として、
田植えを終えた農家が、豊作を祈願した後、神様に捧げる食べ物としてタコをお供えしたことが始まり
と言われています。
タコの足にある吸盤のように、苗がしっかり根付き稲がたくさん実るよう願いが込められているそうです。

疲労回復の効果があり、疲れた体を癒すタウリンの含有量が豊富なタコは、夏バテ防止にも役立つちます。
半夏生の時季は、農家にとって養生の時季でもあるので、そんな意味も含まれているのかもしれません。

農林水産省「うちの郷土料理」
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/takomeshi_aichi.html

『小麦餅』
半夏生の頃に収穫した小麦で餅を作る。半夏生餅(はんげしょうもち/はげっしょうもち)
主に奈良県や河内地域の郷土料理。
ちょうど田植えも終わり、一服するときの労いのスイーツとして。
つぶし小麦ともち米を混ぜて餅をついて、きな粉をまぶして食べるそうです。

田植えがひと段落するこの時季に、慰労の念や豊穣への願いを込めて「さなぶり」という行事を行う地域もあり、その時に食すことからさなぶり餅ともいわれる。田の神に感謝し、水田にお供えすることも。小麦が入っているため、歯切れがよく、消化も良いため胃もたれしないのだとか。半夏生の頃には、和菓子店などで販売されることも多いから、気になる人はチェックしてみて。

農林水産省「うちの郷土料理」
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ha_gesshou_mochi_nara.html

『うどん』
「うどん県」として名高い香川県では、
1980年に、香川県の「本場さぬきうどん協同組合」が、7月2日をうどんの日と定めています。

『焼き鯖』
福井県の若狭地域では、
江戸時代、農作業で疲れた体を癒し、
盆地特有の蒸し暑い夏を乗り切るための貴重なスタミナ源として、
越前大野の領主が領民に配ったのが始まりという、
脂ののった鯖の丸焼きを食す習慣があるそうです。

『芋汁』
長野県のある地域では、長芋汁やとろろ汁を食すそうです。
長く伸びる独特の食感で、長生きを祈るものとして。
長芋や山芋は滋養強壮、疲労回復にも良い食材。
夏バテ防止にもなりそうです。

七夕までの五日間、夏バテ防止も意識してうまく食事を摂っていきたいものです。

自身2冊目となる電子書籍を出版させていただきました。
半夏生の間七夕まで99円です。
Kindle Unlimited 読み放題でも読めます。

お手にとっていただけたら嬉しいです😆

『薬剤師がマクロビダイエットを続ける理由』〜心と身体の癒しを求めて〜




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