薬剤師が考える 夏の養生その4
薬剤師が考える 夏の養生その4
認知症健康サポーター。現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。
新型コロナウイルス感染拡大予防のための緊急事態宣言の解除が始まるようです。
元の生活に戻るのではなく、普段の生活をしながら、
感染予防の気持ちを忘れずに過ごしていきたいものです。
ウイルスがこの世から、無くなることはないのですから。
自分自身と自分の大切な人の『健康』守るためにやることは、
いつ、いかなる時も同じです。
この機会に学ぶことが出来た、
手洗い、うがい、必要時にマスク着用。
これは、感染症の流行に関わらず習慣化したいことです。
自分自身の免疫力、健康で健全な肉体と心が
最強で最大の感染症予防となります。
ココロ、カラダ、アタマすべてのバランスを常に考えます。
闘う相手はウイルスではなく、昨日の自分自身の
ココロとカラダとアタマです。
5月5日に『立夏』を迎え
暦の上では『夏』となりました。
これからは
『夏』の食養生のご紹介、今日はその4回目。
日本は湿度の高い梅雨から本格的な夏へと移行するため、
身体の中に、熱や湿気がこもりやすく、『心』がたかぶることで、
動悸や不眠になってしまう方もいらっしゃいます。
また、身体が重だるくなり、食欲不振や胃腸の調子を悪くしやすい季節でもあります。
胃腸の不調は暑さによる、冷たいものの取り過ぎとも関係しています。
『夏・梅雨の養生食』
◎元気を補う食材をとる
湿度が高く暑い夏には、多くの汗をかくことが多いです。
暑さと汗で不足してしまった『気』を補う食材を積極的にとることにしましょう
代表的なものとしては
・雑穀、豆類、いも類など。
毎日いただく、ご飯やパン、麺類にも雑穀を混ぜることは出来ますし、豆類をご飯と一緒に炊くこともできるでしょう。
おいもは、ただ蒸して、おやつや穀類の代わりにいただくこともできますね。
・カボチャ、ニンジン、きのこ類
これらのお料理は、とてもバラエティに富んでいますが、夏のおすすめは、
カレーの具材に入れることです。
カボチャを入れることで、すこし甘味をましたお子様向けのカレーになりますし、
キノコを入れると、ヘルシーなカロリーオフのカレーになります。
ニンジンはカレーの必須アイテムですね。
・高麗人参、棗などの薬用のある食材
すこし高級な高麗人参茶は、滋養強壮の代表格です。
なつめは、お粥に入れていただくと、胃腸の調子を整えて、お肌にも良い効果が期待できます。
来る暑い夏に備えて、夏の養生食のメニューを色々考えていきたいと思います。
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